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20080715 森に暮らすひまじん日記
 
第二の人生を歩む夫婦が、和歌山県生石高原の森の暮らしを中心に綴っています。
  しつこい!くどい!そんな声も聞こえて来るが、またまたダッチオーブンを使ったアユの燻製。明日、所用で滋賀の自宅に帰るので、ご近所や知人のお土産にしようという訳だ。
 燻製に使うアユは、食べ応えのある22、3センチの大型だ。まず、内臓を出してぬめりもきれいに取る。塩をして、2時間ほど陰干しにする。
 さあ、燻製だ。アルミホイルを敷いてサクラのチップをひとつかみ。中敷にアユ6匹を並べる。普通は20分くらいで出来上がるはずだが、ひまじんがやると、その何倍もかかってしまう。
 地方に赴任していた若い頃、職場の石油ストーブで餅を焼いていたところ、上司から「お前は乞食の餅焼きやなあ」と言われた。
 乞食は、餅を早く食べたいので、待ちきれずに裏返したり、表に返したり、じっとしていない。だから、餅はうまい具合に焼けるというのだ。ひまじんも、何事につけ、鷹揚に構える性格ではなく、餅を焼くにもちょこちょこと手が出てしまう。
 ところで「乞食」という表現だが、新聞、テレビでは禁止用語になっている。そもそも乞食は宗教用語で、「こつじき」と読む。托鉢の修業僧のことだが、いつしか物乞いをする人を指す言葉となった。ホームレスや路上生活者は段ボールや空き缶を集める労働をしているので、乞食ではない。しかし、マスコミは乞食を路上生活者と言い換えている。これ、逆差別ではないのかえ?乞食は事情あって物乞いするのであって、なにも姑息に言い換えることはないと思うのだが・・・
 燻製があらぬ方へ行ってしまった。ともかく、ひまじんはオーブンの中の様子が見たくて、何回も、何回も蓋を開けてしまう。このため、熱と薫煙がそのつど逃げてしまい、時間がかかってしまうのだ。1時間余り、やっと燻製が出来上がった。黄金色に輝いている。つまらん言葉で飾る必要のない出来なのだ。
 続いて2回目の燻製だ。今日は17、8匹を作る予定だったが、もう日が暮れてきた。3回目の燻製は断念しなければならない。蚊がプーンと顔の周りを飛び回っている。とっぷりと日も暮れ、ちょっと早いが、これにて終了だ。これも、いい具合に出来ているだろう。
 目の前に置いたアユの燻製を眺めながら、晩酌をちびり、ちびり。毎度のことだが、酒の肴が少ないので、出来たての燻製を食べたくなるのは当然。「ちょっと味見」と箸を伸ばしかけると、女房が「ダメですよ。差し上げる人を計算しているのですから」。でも、スキを見て食べた。おいしかlった!

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