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お帰りなさい・・・アサギマダラ

 NHK朝の連続ドラマ「半分、青い。」を見るのが日課であり、楽しみである。昨日は、主人公のスズメが幼なじみの律から「結婚しよう」と言われたところで、この回は終わった。そして今日は、スズメの答えが分かる日である。

 結論は「ノー」だった。スズメの心の動きは複雑なようだが、正直ホッとした。私は律のような正統派の美男子はどこかチャラくて好きではない。そんな彼の元に嫁いでしまっては、ドラマの展開としては最低である。

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 テレビを見終わり、これも日課だが、山小屋を出て新鮮な空気を吸った。すると、視線の片隅に何か動くものを捉えた。優雅に飛ぶ蝶である。まさかと思ったが、日本の本州から九州、南西諸島、遠くは台湾まで旅するアサギマダラだった。

 羽をゆっくり羽ばたかせながら森の中を回遊した後、この蝶が好むヒヨドリバナの白い花に止まった。思わず、「お帰りなさい」と声をかけそうになった。家の中に駆け込み、家内にアサギマダラが飛んできたことを知らせ、カメラを手に再び外に出た。

 アサギマダラは、家から5mと離れていない山の斜面に移植しておいたヒヨドリバナの花に止まり、盛んに蜜を吸っていた。写真を撮り、昼ごろ外出したが、アサギマダラはまだ花に止まったままだった。

 2008年3月に書き始めた私のブログは11年目に入るが、思えば随分間違ったことを書いてきたかもしれないと思う。「アサギマダラは毒を好む」というタイトルで書いた6月19日の記事では、「アサギマダラが本格的に姿を見せるのは8月に入ってからだろう」と書いたが、間違いだった。

 たまたま目撃しなかっただけで、ここ生石高原の森には思ったより早く飛んで来ているのだ。蝶の生態をよく調べもせずに書くと、こんなことになる。知ったかぶりは禁物だ・・・。

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ササユリは咲いたが・・・

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 わが山小屋の敷地では、ササユリが例年より少し早目に咲き出した。その立ち姿は、「小股がきれあっがたイイ女」の形容がぴったりだ。ほんのりピンクがかった花は、薄く頬紅をさしたようでなまめかしい。匂いがまた、男心をくすぶる。

 敷地には、100株を超えるササユリが自生している。これが一斉に花を咲かせると、これはもう見事なもので、わが家の梅雨の季節を彩る風物詩である。

 しかし今年は、残念ながらそうはならない。以前のブログで、ササユリの花芽が何者かに食べられたと書いた。かろうじて10株ほどが残っただけで、来年も食べられれば、山小屋のササユリは絶滅するかもしれない。

 ササユリがこのように食べられたのは初めてだ。実は4月下旬、天然記念物のニホンカモシカが山小屋の敷地に現れ、数分間、見つめ合った。そのころ、ササユリやカヤ、イタドリなどの新芽が食べられる被害が相次いだ。しかも、この近辺でしばしばカモシカが目撃されており、このあたりを縄張りに活動していると見られる。

 恐らく、ササユリを食べたのはカモシカだろう。人を恐れないカモシカは愛嬌があり、憎めないが、ササユリを守るため柵を張り巡らす手もないではない。しかし、それではカモシカを遠ざけることになり、悩ましい問題だ。暇を持て余すひまじんならではの他愛のない葛藤だが・・・。

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アサギマダラは毒を好む・・・

 アサギマダラという美しい蝶は、日本列島の北から九州へ、時には台湾あたりまで2000㌔を旅するそうだ。この蝶は、秋の七草のひとつフジバカマの花の蜜を好むことが知られている。これによく似たヒヨドリバナという植物にもこの蝶が集まるらしいが、恥ずかしながら、私はこの二つの植物を混同していたのだ。

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 話は2年前にさかのぼる。2016年夏、御嶽山登山のため岐阜県に向かった。多くの犠牲者を出した大噴火で頂上までは行けないので、8合目あたりを目指して歩いた。しかしあいにく、途中で豪雨に見舞われ、登山を断念した。

 その夜は中腹の濁河温泉に泊まり、翌朝、車で山を下った。すると、道路沿いにピンクがかった白い花を咲かせる植物が目に入った。背丈は1mほどで、あたり一面に群生していた。家内が昔、大津の自宅で栽培していたフジバカマに似ていると言った。フジバカマと言えば、山小屋に飛来するアサギマダラが好む植物である。

 後ろめたい気持ちもあったが、これを3株ほど引っこ抜いて持ち帰った。家内によると、フジバカマは繁殖力が強く、庭に植えておくと始末に負えないほど増えるという。これを山小屋の敷地に植えれば、アサギマダラが飛び交う楽園になると思い、繁殖を試みた。昨年の梅雨のころ、うまく根付き花芽が付いた。

 そしてこの春にも芽が出て、梅雨を迎えた今、たっぷり雨を吸って一段と大きく成長した。てっきりフジバカマと信じていたが、念のためネットで調べると、フジバカマは葉が三つに分かれていると書かれており、間違いだったことが分かった。本当はヒヨドリバナだったのだ。

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 でも、それほど落胆しなかった。昨年には、アサギマダラが御嶽山ゆかりのヒヨドリバナに止まり、蜜を盛んに吸っていた。しかも貴重な資料が得られた。つまり、この二つの植物の蜜には、アルカロイドという共通の物質が含まれているというのだ。

 アルカロイドは一種の毒物で、アサギマダラがこの毒を体内に蓄積することで、天敵に食べられないよう自己防衛しているのだそうだ。アルカロイドを抽出した物質は、古代から毒矢に使用されたとも言われる。アサギマダラが毒の蜜を吸うのは、北朝鮮が核を保有し、体制を維持しようとするのと似ていなくもない。

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 ここ生石高原に近いわが山小屋に、アサギマダラが本格的に姿を見せるのは8月に入ってからだろう。真っ先に、ヒヨドリバナの蜜を吸いに来るはずだ。花の数は昨年より2倍も3倍も増えており、飛来するのが楽しみだ。アサギマダラにとって、フジバカマでもヒヨドリバナでもいい。たっぷり毒が含まれていれば・・・。

米朝会談・・・空疎な政治ショー

 「史上初、歴史的」と威勢のいい言葉に飾られた米朝首脳会談は、終わった。「なーんだ、やっぱりそうか」。何も決まらなかった会談に、鼻から期待していなかったので落胆もしていない。中が空洞のデコレーションケーキを見るような思いがした。

 トランプ大統領は、各国メディアを前にした記者会見で、長々と饒舌にしゃべり続けた。報道官に「まだ話し続けていいかい?」と白々しい言葉を投げかけ、終始芝居じみていた。金正恩委員長が同席していないので、話はあくまでも一方的で、嘘か本当か定かでない。

 まさに政治ショーだった。金正恩のことをクソミソ言っていたトランプ大統領は手のひらを返し、「とてもいい関係を築けた」と、最大の賛辞でたたえた。一方の金委員長は必要以上の笑顔を見せず、35歳の若造の方がどこか重みがあった。

 大統領は自分のことを「ディール(取引)の達人」と言ってはばからない。大体が、自分で自分を自慢する神経が分からない。しかし、達人にしては、核廃棄などの道筋など具体策を示すことが出来なかった。北朝鮮の勝ちのように映って当然だ。

 ブログでは、何回も米朝首脳会談について書いた。だから、会談が終わったので何か書こうと思っていたが、中身のない政治ショーを見せられ、あほらしくなってこれ以上書く気がしなくなった。

 核・ミサイルの廃棄について、これから長い交渉が続くだろう。だから余計なことを言わず、見守ろうと思うが、険しい道のりだろう。拉致問題については、大統領が助け舟を出してくれたようだが、結局は日朝による直接会談に委ねられる。拉致家族には時間がなく、切実だ。
 

山の宝石・山椒を摘み取る

 山小屋の裏手に、山椒の木が2本ある。今年はこれまでになくたくさん実を付けた。

 先日、家内がハサミを使って収穫した。摘み取った緑色の粒は、実にみずみずしい。家内に手伝ってほしいと頼まれたが、作業が面倒なので、そそくさとその場を離れた。

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 わが家では、実山椒は1年を通して使う香辛料だ。山菜の季節にフキを採り、佃煮を作る。欠かせないのが冷凍保存しておいた実山椒だ。昔、クリープのないコーヒーなんて・・・というテレビCMがあったが、実山椒はまさにそんな存在だ。

 鮎釣りが趣味だが、たくさん釣れれば、家内は甘露煮を作る。味の決め手はこれもやはり実山椒である。京都名物ちりめん山椒もよく作る。白いご飯に振りかけて食べれば、これぞ和の食文化である。

 実山椒の収穫量は、和歌山県がダントツの1位で、実に国内生産量の80%を占めている。私たちが暮らす和歌山県有田川町で多くが栽培されている。葡萄の房のようにたくさん実を付けるので、「山の宝石ぶどう山椒」の名前が付いている。

 特に品質が良いのは、秋篠宮妃紀子さんの先祖の地・有田川町の清水地区だ。ここは霧が深く、寒暖差も大きい。山椒を使ったレストランがあり、パスタを食べたことがあるが、なかなか乙な味だった。

 わが家の山椒も、清水町と同じ気象条件で育ち、品質はいいと思う。何と言っても、無農薬である・・・。

米朝会談の不純な思惑

 トランプさんは、何だかんだ言っても米朝首脳会談をやりたくて仕方がないのだ。北朝鮮がペンス副大統領を侮辱したとして首脳会談を中止すると発表したが、北が詫びを入れると渡りに船とばかり、手のひらを返して会談を行うことにしたのだ。

 北に核とミサイルを廃棄させる米朝交渉は歴史的である。世界から脚光を浴びるのが大好きなトランプさんにとって、大統領再選に向けてまたとない好材料である。しかも、支持者からノーベル平和賞などという声が上がると、まんざらでもない表情を見せる。トランプさんにとって、そもそも首脳会談をしない選択肢はあり得ない。

 さて、12日に迫った会談は成功するのだろうか。トランプさんは何が何でも成功させたいと思っているはずで、北への譲歩もいとわないかもしれない。その証拠に、「もう最大限の圧力という言葉を使いたくない」と言っている。圧力の先頭に立ってきた日本との約束など、都合よく覚えていないかもしれない。

 そんなトランプさんだが、一つだけ良いこと言った。「米朝首脳会談は一度では終わらない」。つまり、シンガポールでのような会談を何度でも行おうという呼びかけである。国連制裁で外貨不足に陥っている北朝鮮にしてみれば、迷惑な話だろう。

 もしトランプさんにしたたかな計算があるとすれば、何回も首脳会談を続けるうちに北は資金面で音を上げ、妥協するのではないかというもくろみである。シンガポールの高級ホテルのスイートは、1泊65万円もするし、何十人もの随行員を引き連れるのだから多額の資金が必要なのは言うまでもない。

 米有力紙は、シンガポールでの滞在費を北が支払えず、どこかの国に支援を求める可能性があると報じている。しかしトランプさんに金正恩の親書を手渡すため渡米した元諜報機関の親玉は、ニューヨークの高級ステーキ店で部下たちとともに舌鼓を打ったとの報道もあった。

 血のしたたる肉をほうばる高官の姿を想像すると、北の庶民が気の毒に思えてならない。金正日時代のように多くの餓死者が出ている訳ではないが、それでも国連の調査では、国民の栄養状態は良くないとの報告が出ている。

 今回の首脳会談で金正恩委員長が目指すのは、金王朝の体制保証を取り付けることだろう。国民の安全は二の次だ。トランプさんにしても、自分が歴史に名を刻みたい一心だろう。それが自らの大統領再選に有利に働くことは言うまでもない。

 アメリカの研究者の多くは、北の核放棄などまったく信じていないと言われる。仮に核放棄への道筋がついたとしても、それが実現するまでに10年も20年もかかるらしい。そんな長い間、叔父を粛正し、実の兄まで暗殺した男の手に核のボタンが握られ続けるのだ。果たして、シンガポールでどんな成果が得られるというのだろう。

紀淡海峡にアジとサバが回遊

 「やっと、アジとサバが回遊してきました」。そんなメールがブログ仲間のイレグイ号さんから届いた。善は急げである。6月2日の土曜日、イレグイさんが船を係留している和歌山市の小さな港に向かった。

 イレグイさんはれっきとしたサラリーマンだが、暇さえあれば紀淡海峡で釣りをしており、「半分、漁師」みたいな人である。船は漁師だった祖父から譲り受けたもので、エンジン音は漁船特有の低音を響かせる。

 東の空が明るくなり始めた午前4時10分ごろ、出航した。やがて真っ赤な太陽が顔を出し、空も海も熟柿のような色に染まった。大釣りへの期待で胸が膨らむが、今年の海は少し変である。水温が低く、余りいい釣果を聞かないのだ。

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 船は一路南下した。初島沖の地ノ島を過ぎ、さらに南下を続けた。50分ほどかかって着いたポイントは、紀淡海峡のど真ん中だ。水深は50mほど。イレグイさんは「水面から20mほどの棚に魚探の反応があります」と言うやいなや、30㎝を超すような立派なアジを釣り上げた。

 私も水深20mのあたりでスプールを止め、竿を大きく上下させながら誘いをかけた。竿先が海中に没したとき、グイ、グイという明確な当たりがあり、慎重にリールを巻いた。アジは口が弱く、強引に巻くと唇がちぎれるのだ。上がってきたアジは同じサイズだった。

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 このあたりで船を流していたが、今一つ釣果が上がらない。イレグイさんは友人の船に携帯で電話して様子を聞いたところ、生け簀がいっぱいになったので帰ろうと思うとのことだ。さぁ、急げ。友人がいると思われるポイントに急行した。

 「強い反応がありますよ。30mほど糸を出して下さい」とイレグイさん。すると、彼の動きが急に激しくなった。竿は大きく曲がり、引きの強さが見て取れる。やがて糸を手に取り、次々とアジやサバを針から外し、生け簀へ放り込む。「10本の針全部に掛かりましたよ」と、うれしそうだ。

 次は私にも当たりがあり、ゴンゴンと竿をたたくような引きが伝わってきた。ゆっくりリール巻いて道糸を手繰ったが、次から次へと白い魚体が海中から姿を現し、7匹も釣れた。その後も当たりが続き、午前8時には竿を納めた。

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 何匹釣れたか分からなかったが、イレグイさんが私のクーラーに入れてくれたアジとサバは30匹以上だ。この中には、イレグイさんが釣った45㎝のサバが含まれており、これを三枚に下してきずしを作った。

 この夜は、たまたま生石高原の仲間と飲む約束をしていたので、アジの刺身とフライを振る舞った。さすが30㎝を超すアジにはしっかり脂が乗っており、大いに喜ばれ、ちょっと鼻が高かった。

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