森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

イスラム国の蛮行に思う

 シリアでイスラム国に捕えられたフリージャーナリストの後藤健二さんが殺害された。その前には、湯川遥菜さんが殺されたばかりだ。そのおぞましい結末に、怒りで体が震える。

 日曜朝の報道番組で、毎日新聞の論説委員が「これからは、イスラム国を刺激するような言葉に気を付けなければならない」と発言をしていた。それは、「テロとの戦い」などという勇ましい言葉を軽々に口にすべきでないという趣旨だろう。

 彼は、政府批判をしたくてうずうずしていた一人である。日ごろから右寄りの安倍首相を批判し、首相の中東訪問にも疑問を呈した。そして、日本政府の2億㌦に上る支援がテロリストを刺激し、殺害の引き金を引いたと言わんばかりである。

 このような言動こそ、イスラム国の思う壺なのだ。テロの恐怖心を植え付け、政府と国民を分断しようとする。それでも、メディアや識者と呼ばれる人たちが政府の対応を批判するのは、もとより自由である。今回の事件をめぐる様々な検証は必要だが、それはテロリストにひるむものであってはならないと思う。

 これからは、様々な意見が出てくるだろう。二人の命と家族の悲嘆をおもんばかり、言いたいことを飲み込んできた人も少なくないだろう。その一つは「自己責任」だ。湯川さんの父親は、殺害された直後の会見で「ご迷惑をかけて申し訳ない」と、言葉少なく、実直に頭を下げた。

 一方、後藤さんは「私に何かあってもシリアの人を恨んでくれるな」と言い残して旅立った。戦場ジャーナリストとして立派な覚悟は持っていたと思う。しかし、しばしばテレビに顔を出したお母さんには、少し違和感を持った。

 私はお母さんの口から「息子が迷惑をけて申し訳ない」のひと言が聞きたかった。いや、私が聞いていなかっただけなのかもしれないが、もしそうなら許してもらいたい。お母さんは焦燥感にかられたのか、安倍首相に直接、息子の救出を嘆願しようとした。酷ないい方だが、私は静かに見守ってほしいと思った。

 テロリストは、日本を有志連合に与する敵とみなし、これからは日本人を殺すと宣言した。日本を取り巻く状況は変わったのだ。私たちはそのことを自覚すべきだし、自分の命は自分で守るという当たり前の意識を一層強く持たなければならないと思う。

 なぜ状況が変わったのか。憲法改正や集団的自衛権行使を目指すを安倍政権の姿勢にこそ問題があるとする意見も少なくない。特に、一部の野党はそう主張するはずである。もう一方の意見は、9・11以降、イスラム過激派が台頭し、否応なく敵か味方かが問われる新しい時代に入ったとするものだ。

 今となっては、湯川さんと後藤さんの冥福を祈るしかない。さぞ、無念だったろう・・・。

 
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   13:12 | Comment:4 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 イレグイ号 [URL] #-
人間が知恵を身に付けて、死を恐怖として受け止めなければならなくなったとき、生き延びるためにはどうしても宗教というものを生み出さなければならなかったのだと思います。もし、宗教がなければとうの昔に人類は滅んでいたのだと思います。
しかし、もともと獰猛で無慈悲な性質をもっている人間は宗教を学んでもその原性質を克服することはできないのでしょうか?
真言密教ではそんな人間の行状、性質を第一住心と呼ぶようですが、どれだけステージが上がっても本性というのは残るもののようです。
仏教、とりわけ真言密教はあらゆるものを受け入れて統合しようとする宗教だそうですが、すべての宗教がそんな考えを持ってくれればこんな諍いも少なくなるのではないかと考えますが・・・。
それでも人間の本性を克服することはできないものなのでしょうか?
 2015.02.01 (日) 21:39 [Edit]
 てんママ [URL] #7kD13P3.
大変ご無沙汰しております。
ひまじんさんのお考えに深く同感すると同時に
同感するだけではなく、自身の言葉、思いを持たなければ
と感じました。

湯川さん、後藤さんのご冥福を心よりお祈りいたします。
 2015.02.02 (月) 17:37 [Edit]
  [URL] #-
     イレグイ号さんへ

 毎日仏壇を前に手を合わせていますが、私には宗教観がありません。少し勉強しなければいけませんね。
 それにしても、イスラム国の非道、残酷さはどこから来るのでしょう。狂信と言ってしまえばそれまでですが、どのような人間の心の奥にも、得体の知れなものがあるのでしょうか。信じたくはありませんが。
 2015.02.02 (月) 18:23 [Edit]
  [URL] #-
     てんママさんへ

 いつも有難うございます。
余りにも痛ましく、コメントもはばかれるのに、コメントを寄せていただき、有難うございました。
事件が発生したばかりなので、意見は抑えられているようですが、これからは色々と出てくるでしょうね。
 2015.02.02 (月) 18:29 [Edit]






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