森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

白馬三山を行く・・・①

IMG_7343.jpg
   ↑ 山麓から眺める白馬三山(左から白馬鑓ケ岳、杓子岳、白馬岳)

 今年の夏山登山は、南アルプスの悪沢岳から赤石岳へ縦走しようと決めていた。3000m級の三つの頂上に立つという老骨に鞭打つような登山になるが、大きな山塊の絶景に胸を膨らませていた。ところが7月に入って女房が腰を痛め、登山に行けなくなった。これまで夫婦一緒に歩いてきただけに、女房も私も落胆と失望は大きかった。 

 しかし、この夏を棒に振るのはいかにも残念で、女房に悪いと思ったが私一人で行くことにした。山は白馬三山に決めた。大学1年の冬、恩師の教授に連れられ、白馬を望む信州の八方尾根スキー場を訪れたが、これをきっかけに卒業するまで毎年冬になるとここに通った。その後も女房と何回となく来たし、娘にゲレンデの名前を付けたくらい思い入れが強かった。

 恩師はいつも山の名前を教えてくれた。ゲレンデの背後にそびえる白馬岳、杓子岳、白馬鑓ケ岳の白馬三山や、唐松岳、五龍岳などは強く印象に残った。朝日が昇ると、白馬三山の山肌は赤く染まり、夕闇が迫ると深い紫色を濃くしていった。アルプスの高峰を見たことがなかった私にとって、震えるほどの美しい光景で、今もはっきり覚えている。

 さて、白馬山麓を目指し、和歌山を出発したのは猛暑の8月4日だった。その夜は旧知のヒュッテに泊まり、翌朝、バスで登山口の猿倉に向かった。平日とあって、山小屋の前に集まった登山客はそれほど多くはない。その大半は大雪渓を登り、白馬岳に向かうはずだ。私は登山道を左にとり、標高2200mに湧き出す鑓温泉に向かった。

IMG_7346.jpg

 ↓ ブナの樹林帯を登る。しばらくなだらかな登山道が続いた。

IMG_7347.jpg

 ↓ 標高は1500mほどだが、それでも暑い。谷の水がおいしかった。

IMG_7351.jpg

 ↓ 小日向山の中腹あたりでリュックを下ろして休憩した。
   シモツケのようなピンクの花。ニッコウキスゲは少ししおれていた。
   大きな葉の真ん中に白い花が鎮座するキヌガサソウ。

IMG_7352.jpg

IMG_7354.jpg

IMG_7355.jpg

 ↓ 青空が一転、黒い雲に覆われてきた。雷が来そうだ。

IMG_7361.jpg

 ↓ 鑓温泉の小屋が見えた。ここからコルまで下り、登り返さなければならない。
   まだまだ遠い。

IMG_7366.jpg

 ↓ 温泉まで三つの雪渓があり、これが一つ目。

IMG_7368.jpg

 ↓ 二つ目の大きな雪渓。
   このころから雷が鳴り出し、横殴りの雨になった。
   いきなり稲妻が走り、はらわたを震わせる音が響いた。

IMG_7369.jpg

 ↓ 雷が鳴り出してからカメラ撮影どころではなかった。
   だから途中が飛んで、写真はいきなり温泉到着である。
   最後の雪渓を登る頃から、温泉の硫黄の臭いがしてきた。

IMG_7371.jpg

 ↓ 温泉の湯が小川のように流れていた。

IMG_7374.jpg

 ↓ 登山者は雷雨と汗で濡れ、物干しにはずらり衣服が吊るされている。
   ちなみに、宿泊施設を兼ねた小屋は、登山シーズンが終わると解体される。
   背後が急峻な崖になっており、雪崩で倒壊するからだ。
 
IMG_7375.jpg

 ↓ 標高2200mの天空の温泉だ。
   湯は少々熱めだが、ここは涼風が吹く別天地。
   男女混浴で、水着の女性がくつろいでおられた。
   
IMG_7383.jpg

 ↓ 源泉かけ流しの湯量はすごい。何かもったいない気もする。

IMG_7380.jpg

 ↓ この細い足で登ってきた。6時間以上かかり、コースタイムを軽くオーバーした。

IMG_7387.jpg

 ↓ 足湯もあり、登山談義に花が咲く。

IMG_7384.jpg


                                                       (続く)

スポンサーサイト
   06:33 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 May [URL] #mQop/nM.
お一人で行かれたんですね。
うちの夫も山歩きが好きで、私と行くのを楽しみにしていましたが、私が膝を悪くしてしまったので(今は膝〜足の方まで)もう登り下りはダメです、残念。
いや、これも気力の問題ですかね?

雷と豪雨の中を歩ききって、温泉に到着するなんて、達成感がありそうです。
6時間以上!すごい体力〜
 2015.08.20 (木) 08:15 [Edit]
  [URL] #-
    May さんへ

 コメント、ありがとうございます。
女房に遠慮しながら、一人で登ってきました。
一人で歩いていると、張り合いがありません。
それに、自分だけのペースになり過ぎて、よく休みました。
天空の温泉は素晴らしかったです。ご褒美ですね。
 それにしても左足の人差し指の痛みは何なんでしょうね。膝とともに早く治ればいいですね。
出来れば、ご主人と登山再開。がんばって下さい。
 2015.08.20 (木) 18:43 [Edit]






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/1079-8e4ba82a
 
 
カレンダー
 
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR