森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

生石高原は秋の七草・・・

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 夜明け前、窓から空を見上げると、群青色の空が広がっていた。関東、東北は豪雨で悲惨なことになっているが、ここ紀伊山地は久しぶりの好天である。ひどく寒いので寒暖計を見るため外に出ると、気温は12度だった。そのついでに、森の木に肥やしをやるため立ちションをした。ブルッと震えた。

 家の中に戻ると、ムートンの上で愛犬ぴーが寒さのため震えていた。毛布をかぶせてやったが、まだ震えている。薪ストーブに薪を3本入れ、火を付けた。この秋初めて使うから、うまく燃えてくれない。煙が逆流し、ロフトで寝ている女房が「煙たい!」と叫んだ。3年前は8月31日に薪を焚いたとメモにあるから、今年は少し遅い。

 座右の暦を開くと、今は二十四節気の「白露」である。残暑から本格的に秋へと移り、大気が冷えて草木に露を結ぶ。ここ生石高原では秋の七草が咲いているだろう。ススキ、萩、ナデシコ、オミナエシ、葛、藤袴、桔梗の七つだが、高原ではその多くが見られる。暦には、次の万葉集の句が載っていた。

     秋の野に咲きたる花を指折り
                かき数ふれば七種(ななくさ)の花 (山上憶良)

 朝食を済まし、女房と高原へ散歩に出かけた。すると、向こうから大きな音楽と歌声が聞こえてきた。巨岩の上で数人が歌い、それをテレビカメラで撮影していた。プロモーションビデオでも撮っているのだろうか。歌詞は意味不明で、曲も神主さんののりとのようなリズムだった。近頃の歌は、よく分からん・・・。

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 高原を歩いた。白露か、前日の雨か、ズボンの裾が濡れた。ススキは赤い穂を出したばかりで、肌寒い北風に吹かれていた。カワラナデシコはもう峠を越え、少ししか咲いていなかった。道沿いに土を掘った跡があり、ナデシコを株ごと持ち帰ったのだろうか。心無い輩が後を絶たない。

 秋の七草の代表格と言えばオミナエシ(女郎花)。ちょうど今が見ごろで、ススキの間から茎を伸ばすこの花は、立ち姿がなかなか粋である。萩はまだ咲き始めで、これから平安絵巻にも描かれる優美な花が咲きそろうだろう。万葉集では一番多く詠まれている花だという。ここ生石高原には、駆け足で秋がやって来る・・・。

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