森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

洲本沖で太刀魚を釣る・・・雪辱の指4本半

 漁師も顔負けの大きな漁船に乗せてもらい、太刀魚釣りに行った。船のオーナーは、ブログが縁で親しく交流している「イレグイ号」さんである。漁師だった祖父から引き継いだ漁船だが、本人はれっきとしたサラリーマンである。

 私の太刀魚釣りはこれで二度目だが、一回目は惨敗だった。女房に「絶対釣れる」と言って釣れ出し、由良の岸壁に行った。釣具店で仕掛けや電気ウキなど一式をそろえた。店員から「当たりがあってもしばらく待ち、餌を食い込ませること」と教えられた。

 少し暗くなった頃、電気ウキが水中に消えた。じっくり待って合わせたが空振り。その後もひんぱんに当たりがあるものの、どうしても針に乗らない。しかし、岸壁に並んだベテランたちは次々と太刀魚を釣り上げた。空中で落としたものもあったが、結局ゼロに終わった。この日の体験がトラウマとなり、太刀魚釣りに敵意さえ抱くようになった。

 あれから5年、二度目の太刀魚釣りは、雪辱という二文字を胸に秘めている。午前5時45分、和歌山市内の港から淡路島に向けて出発した。紀淡海峡の友ケ島にさしかかると、東の空がオレンジ色に染まり出した。島の周辺には鯛釣りの船が群れになっていた。

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 島を回り込んで進むと、そこはもう淡路島の洲本沖だ。港から1時間かかった。水深は80~100mあり、太刀魚のポイントになっている。イレグイさんによると、やがて大阪方面からも太刀魚釣りの船が大挙やって来るという。なるほど、日が上がると、接触しそうになるほど船がひしめいた。

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        ↓ 洲本沖で釣る。手が届きそうな距離だ。
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 まずはイレグイさんから釣りのコツを聞く。仕掛けには冷凍のイワシを針金でくくりつけ、海底まで落としたらゆっくりリールを巻く。当たりがあれば一呼吸置いて大きく合わせる。太刀魚は海底近くにいるので、仕掛けがちゃんと底に着いているかどうかが重要なのだという。

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 いよいよ雪辱戦の第一投だ。リールのゲージが水深100mを示すと、仕掛けが底に到達した手応えが伝わってきた。すかさず、リールをゆっくり巻いて餌のイワシが泳いでいるように見せかける。20回くらい巻いた時、グイッ、グイッと竿先がおじぎした。はやって合わせてはいけない。5年前のトラウマが蘇る。

 1、2、3、4、5・・・。満を持して大きく合わせた。グイーン。重量感のある魚の引きが伝わってきた。さあ、それからが大変だ。リールを巻けども巻けども魚は寄って来ない。重く、しばしば魚が潜って竿を絞り込む。巻く手を休めば、糸が緩んでバラす危険もある。何しろ100m近く巻き続けるのだから、これはもう重労働だ。

 糸をギリギリまで巻いて、船上に太刀魚を落とし込んだ。ドサッという音がした。それはまるで太古の剣が蘇ったように輝き、背びれがゼンマイ仕掛けのように軽快に波打っている。何と美しく、大きいのか・・・。雪辱を果たしたのだ。

   ↓ 雪辱を果たした一匹(イレグイさん撮影)
151103洲本沖 001

 太刀魚の大きさは、指の本数で言い表す。三本の幅があれば小型、4本は食べごろの中型、5本になると大型の称号を与えられる。いきなり釣ったサイズは、細かいことを言うようだが、「4本半」である。写真をご覧いただきたい。

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 鼻高々の釣り談義を聞かされるほど馬鹿らしいことはない。だからその後の釣りは詳しく書かないが、結局、大型4匹、中型3匹、小型2匹の計9匹だった。今回の前半の釣りは、イレグイさんを焦らせるほどの好調さだったが、後半は失速し、反対にイレグイさんは13匹の大漁だった。潮が緩んでいた時は当たりが取り易かったが、潮が速くなれば慣れているイレグイさんの独壇場となった。

 大きく揺れる船での釣りは、結構疲れるものだ。家に帰ったら、バタンキュー。魚は女房がさばき、刺身、押し寿司、みりんの一夜干を作ってくれた。特に押し寿司にすると、太刀魚の身の分厚さが際立った。その美味しさは、月並みな言葉で言いたくない・・・。

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  《追記》

 太刀魚のブログをアップしてすぐ、女房が作った丼の昼食を食べた。鰻丼のように見えるが、太刀魚の蒲焼である。黙っていれば、味も鰻に間違えられるかもしれない。肉厚でホクホクの食感だ。

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   11:45 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 イレグイ号 [URL] #-
ひまじんさん、お疲れ様でございました。
固定した釣り座がないもので余計に体に負担がかかったのではないでしょうか。
とにかく釣れてよかったというのは後からの感想で、連続で3匹上げられた時には、あかん・・負けてしまう・・・。と焦ってしまいました。
水深100メートルとなると底を取ることもなかなか難しいはずだったのですがいとも簡単に釣り上げられたので脱帽です。
これだけ多彩なお料理で食べてもらえればタチウオも本望ではないでしょうか。
 2015.11.04 (水) 19:03 [Edit]
  [URL] #-
    イレグイさんへ

 正直言って、太刀魚の美味しさに驚きました。
スーパーで買うのと大違いです。
とにかく、肉厚がすごい。
釣りから三日目の夜に食べたムニエルは最高でした。
 やはり私は速い潮流にお手上げでした。
きっと、仕掛けが底に届いていなかったのだと思います。
電動が欲しいなぁ・・・。
 2015.11.06 (金) 17:58 [Edit]






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