森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

抜き差しならない関係に・・・犬の話

IMG_8811.jpg

 愛犬「ぴー」が1週間ぶりにわが家へ帰ってきた。大阪にある女房の兄の家へ遊びに行っていたのだ。兄は会社経営の一線から退き、今は悠々自適の生活だが、「ぴーをしばらく預かりたい」と言ったところをみると、「悠々」の生活に少々退屈していたのだろう。

 帰ってきた「ぴー」は、きれいにカットしてもらい、男前を上げていた。散歩にも連れて行ってもらい、わが家にいるより快適な生活を送っていたのだろう。誰にでもなつく性格で、夜は兄の布団の上で寝ていたらしい。セラピーとしての役割を十分果たしていた。

 犬種はシーズで、二代目である。初代は「すぎ」という名前で、手前味噌で恐縮だが、足が長く、顔も貴公子然としていた。その彼が死んだのは9年前だった。二つの病院に入院し、治療を受けたが、ひと月ほどして息を引き取った。原因は分からなかった。7歳の短い生涯だった。

 私たち夫婦は泣き続けた。号泣してもまだ足りず、また号泣した。「すぎ」は賢い犬だった。私が家のインターホンを押して帰宅すると、押し方の特徴をちゃんと聞き分け、土間でくるくる回って迎えてくれた。そんなことを思い出してはまた泣き、今も目頭を熱くすることがる。

 こんな悲しい思いをするくらいなら、二度と犬は飼うまいと思った。大阪で暮らす長女は犬好きで、またシーズを飼い出した。それが二代目の「ぴー」である。ところが長女は東京に転勤となり、ペットを飼えないマンションに入居。このため私たちに養育を押し付けた。

 でも、「ぴー」と暮らせるのはうれしかった。情愛はますます深まり、われら老い行く夫婦にとって、孫のような存在になった。「すぎ」も賢かったが、「ぴー」はそれを凌ぐ賢明さである。アイコンタクトで何かを要求し、前足で引っかいて自己主張する。どこの犬もこれくらいのレベルだと思うが、そこはもう親バカである。

 「ぴー」は8歳である。まだ6年か7年は生きるはずだ。しかしいずれは別れが訪れ、「すぎ」の時のように悲嘆に暮れなければならない。女房は「それなら先に死んだらいいじゃない」と憎らしいことを言うが、確かにこちらが先に死ぬこともある。最善はどちらも長生きすることである。

 余談になるが、先日びわ湖畔を散歩していたら、金持ちそうなご婦人がシーズを散歩させていた。ベンチに座り、婦人と少し話した。彼女は「前飼っていたシーズは18年も生きました。ドッグフードは与えず、お肉ばかり食べさせましたのよ」と、どこか上から目線。肉などもらえない「ぴー」が少し不憫に思えた・・・。
スポンサーサイト
   09:12 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 ハカマ [URL] #-
「ぴー」君、可愛いですね。
我が家でも、18年飼っていたウエスティー(ホワイトテリア)を、一昨年に亡くしました。
長い間連れ添った愛犬との別れは、本当に悲しいですね。
もう一度飼いたいと思っても、歳の事を考えると、どちらが先になるか分からないので、諦めています。
可愛がって上げて下さい。
 2016.03.18 (金) 10:09 [Edit]
  [URL] #-
    ハカマさんへ

 コメント有難うございます。
それにしても、18年とは長生きでしたね。
おっしゃる通り、どちらが先かを考えてしまいますね。
 野菜の種を蒔いて、いよいよ春ですね。
私たちも4月に入ったら、山の暮らしを再開させます。
もちろん、釣りにも通います。
山菜も楽しみです。
 奥さんが病気で不自由でしょうが、頑張って下さい。
奥さん、お大事に・・・。
 2016.03.20 (日) 11:22 [Edit]






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/1134-d5841334
 
 
カレンダー
 
02 | 2017/03 | 03
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR