森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

由良湾でガシラ釣り・・・女房との勝敗は

 生石高原で山の暮らしを再開させて間もない先週土曜日、満を持して今シーズン初のボート釣りに行った。もちろん女房同伴だ。場所はホームグラウンドの由良湾で、ガシラを狙う。釣り場に向かう軽トラの助手席では、女房が神妙に目を閉じているが、頭の中ではあれやこれや釣りのことが駆け巡っているに違いない。

 何度も書いているが、私は女房に釣果で連敗中である。3連敗や4連敗はよくあることだが、10連敗以上となると、笑って済まされない。釣りの経験も実績も、女房は私の足元にも及ばない。それなのにこのザマである。まぁ、下手くそと言われればそれまでだが、それにしても、女房が時折見せる見下すような視線は気に食わない。

 それだけに、年が改まった今回の釣りには期するものがある。女房には感度の良い竿を使わせているが、私のは先が折れて短くなったものだ。「弘法筆を選ばず」との例えあり、私の技量で何とかなると達観していたが、そんな楽観論では現状を打開で出来ないと思い直した。そこで、30年ほど前に買った竿を引っ張り出し、これで心機一転、女房をやっつけることにした。

 釣りの本題に入る前に、書いておきたいことがある。釣りは「一にポイント」、「二にポイント」、「三、四がなくて、あとは運」というのが釣り歴40年のたどり着いた至言である。技量も大切だが、魚のいない場所に釣り糸を垂れていても、千年経っても釣れないのは当たり前。だから、仕掛けをポイントに入れるのが大切なのだ。

 巨人の長嶋さんは、3塁から1塁へ送球したあと、右手をヒラヒラさせるパフォーマンスが好きだった。あの気持ちがよく分かる。私も低いライナーで仕掛けを思った場所にキャスティングした時、思わず手をヒラヒラさせたくなる。ボートからのガシラ釣りでは正確なキャスティングは必要ないが、それでも釣りも美学である。

 それが女房はどうだ・・・。投げれば、あっちゃにポチャン、こっちゃにポチャン。その度に女房は「あっ、しもた」「ま、いいか」などと笑い、反省の色がない。しまいには、リールから糸が出ず、針から外れた餌だけが飛んでいく。普通20mほど先に投入するのだが、女房は竿の弾力を使う方法を会得出来ず、腕を押し出すように飛ばすから、見るからにみっともない。

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 さて、釣りの本題に入ろう。由良湾は天気予報通り、ベタ凪だ。しかし、ピンポイント予報によると、11時前後から風速5mの風が吹くらしい。そうなれば白波が立ち、4時間ほどしか釣りが出来ない。それを覚悟で来たのだから、それまで全力を尽くそうと思う。

 いつもの岩礁地帯にアンカーを入れ、サバの切り身を針に刺し、仕掛けを海底に下ろした。釣りは5か月ぶりだから、胸が高鳴る。しかし期待とは裏腹に、2、30分経っても当たりがない。海水に手を入れると、少しひんやりする。魚の食い気を促すほどの水温でないのかもしれない。女房に「余り期待するなよ」と、クギを刺しておいた。

 この場所を見切り、海底に大きな起伏があるポイントに移動した。磯際に向かって30mほど仕掛けを飛ばした。10秒ほど経った時、グィという引きが伝わってきた。すかさず竿をはねあげ、合わせを入れた。手元に魚の手応えがあった。慎重にリールを巻いていると、海中に赤い魚影が見えた。ガシラである。スーパーで買えば600円はする中型だ。

 しかしここでの当たりはこの一度だけで、移動することにした。実はこの時、ここで風が吹けば釣りは終了となり、1対0で私の勝ちが確定するという思いにとらわれた。「貧すれば鈍する」という言葉がある。貧しければ、心も貧しくなるという名言だが、私もその類の一人である。人間追い込まれると、本心が出る・・・。

 その後、沖の島まで遠征し、さらに2か所で竿を出したが反応なし。結局、元のポイントに帰って来た。するといきなり女房がガシラを釣った。次もまた女房が釣った。相変わらず、あっちにポチャン、こっちにポチャンとやっている。それでも当たりを着実に拾い、数を伸ばし、結局女房は6匹釣った。大きな声では言えないが、私は3匹。

 天気予報の通り、11時前に強い風が吹き、白波が立ち出した。せめて僅差の勝負で終わりたかったが、この波ではもはやこれまで。この日は水温が低く、まだガシラの活性は低い。防波堤には7、8人のアオリイカ狙いがいたが、坊主のようだった。海釣りはあと少しで本格シーズンに入るはずだ。

IMG_9022.jpg

 夜は囲炉裏端にガスレンジを持ってきて、ガシラと山菜の天麩羅をした。なるべく女房と目を合わせず、釣りの話題も避けた。女房が釣った一番大きいガシラを譲ってもらったが、美味しくて悔しい複雑な味がした・・・。

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   15:05 | Comment:8 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 てんママ [URL] #7kD13P3.
待ってました!!!
今シーズン初のボート釣り!!
ワクワクドキドキで読ませていただきました^^
勝敗については、明言を避けたいと思います(笑

とても美味しそうな、ガシラと山菜の天麩羅を
お二人で食べられた事が何よりもシアワセですね^^
 2016.04.18 (月) 18:20 [Edit]
 イレグイ号 [URL] #-
私も同じ日にガシラを狙っていましたが、どうも思うように釣れませんでした。

潮が長潮ということもあったのでしょうが、あの熊本の地震の影響も少なからずあったのでしょうか。
海底にへばりついている魚なので何百キロも離れていても魚は敏感にそれを感じ取れたりしてしまうのではないかと思ってしまいます。

まあ、これも結局、私の言い訳のバリエーションのひとつに加えてしまっただけなのだということなのですが・・・。
 2016.04.18 (月) 23:49 [Edit]
 May [URL] #mQop/nM.
笑っちゃいけないけど笑ってしまいました。
奥様は天性の才能でもあるんですかね。

天ぷら、とっても美味しそうです。
 2016.04.19 (火) 05:17 [Edit]
 やまぜん [URL] #-
ゴムボ釣り対決2016始まりましたね❗

結果は。。。
サイズ・匹数共に。。。(笑)

まだまだ始まったばかりです!

頑張りましょ!!
開幕。。。 2016.04.19 (火) 10:44 [Edit]
  [URL] #-
    てんママさんへ

 勝敗について明言を避けていただき、ありがとうございます。
傷口に塩を擦り込むようなものですからね。
 ガシラは色々食べ方を試してみましたが、やはり唐揚げがいいですね。
 生石ではこれからが山菜の本番です。
お届けしたいくらいです。

 2016.04.19 (火) 18:49 [Edit]
  [URL] #-
    イレグイ号さんへ

 そうか、長潮でしたか。
釣りに行くとき、余り潮汐を調べたりしません。
御託を並べている割には、大雑把です。
 確かに、地震の影響はいい弁解の口実になりますね。
でも、影響がないとは言い切れません。
まぁ、そういうことにしておきましょう。
 2016.04.19 (火) 18:55 [Edit]
  [URL] #-
    Mayさんへ

 才能がありますかねぇ。
男らしくないので弁解はしませんが、女房が仕掛けを底に引っ掛けたら私が外します。仕掛けの取替えは私がします。ボートも運転しています。
だから釣れないのです。物凄く、弁解していますね。
 2016.04.19 (火) 18:59 [Edit]
  [URL] #-
    やまぜんさんへ

 そうなんです。
シーズンは始まったばかりです。
これからに期待してください。
 ご夫婦で良い釣りをして下さい。
また、港でお会いしましょう。
 2016.04.19 (火) 19:03 [Edit]






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