森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

都知事選・・・恩義より打算、党への帰属意識

 東京都知事選で、宇都宮健児さんが立候補を辞退した。告示日前夜の急な判断だった。民進党、共産党など野党4党がジャーナリストの鳥越俊太郎氏を擁立したので、同じ革新系の宇都宮さんは票が割れることを避けるため、身を引いたのだ。

 このドタバタ劇を見ていて、共産党の対応に首をかしげてしまった。和歌山の山中で暮らす私がとやかく言うことではないが、宇都宮さんが前回と前々回の都知事選に立候補した時、共産党と社民党は推薦し、支援していたのだ。

 その2回とも、宇都宮さんは100万票近い得票を得ており、共産党としても大いに面目を保ったはずだ。そんな恩義があったのに、今回は先に立候補の意向を示していた宇都宮さんをさて置いて、ジャーナリストの鳥越俊太郎さんを野党4党の候補として押し立てた。

 鳥越さんの方が知名度があり、勝算があると踏んだのだろう。宇都宮さんも「野党の分裂は得策でない」という大局的判断を下したに違いない。共産党は勝てる野党候補を優先したのだが、後ろ足で砂をかける行為として非難されても仕方ないと思うが、どうだろう。

 共産主義、社会主義からすれば、「恩義」「義理」という日本的かつ情緒的な価値観は古色にまみれているのだろう。まして、飛ぶ鳥を落とすような政治の世界では、恩義もへったくれもなく、計算高さと冷徹さが求められるのかもしれない。宇都宮さんは表情を顔に出さないが、ひと皮むけば、共産党に裏切られた悔しさが滲んでいるに違いない。

 ところで、宇都宮さんが出馬断念したその日、広島カープの黒田博樹投手は日米通算200勝をかけて登板したが、残念ながら巨人に打たれた。私は、小さい頃から弱いカープを応援し続けたファンのはしくれである。

 黒田投手は2008年、米メジャーリーグに移籍した。その時、ファンは「君が涙を流すなら 君の涙になってやる」という横断幕を掲げ、温かく送り出した。あれから8年。年俸20億円のヤンキースを断り、4億円の古巣カープに戻った。この男気に私も目を潤ませ、彼の帰属意識の強さに感動した。

 何が言いたいかというと、都知事選に立候補した小池百合子さんの帰属意識についてである。彼女は、テレビキャスターから日本新党で国政に進出、その後、新進党、自由党、保守党を渡り歩き、今の自民党に入った。まさに「政界の渡り鳥」の異名に恥じない変わり身の早さである。

 そして今回、彼女は自民党都連に相談することなく、立候補を宣言した。スタンドプレーを快く思わない自民は増田寛也さんを公認候補としたのだが、その背景の根本には、彼女が自民党と心中するような帰属意識を持っていないと見抜いていたからだろう。小池さんには耳が痛いかもしれないが、わが国には「二君に仕えず」という美意識がある・・・。

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