森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

赤とんぼが来た

 昼過ぎ、山小屋裏に出てベンチに寝そべり、涼しい風に当たっていた。すると、視線の隅に赤いものが動いた。何と、赤とんぼだ。立てかけていた木材の先に止まり、尾を上に向けてじっとしている。

 カメラを取りに家の中へ走った。戻ると、赤とんぼの姿が見えない。残念がっていると、赤とんぼは律儀にも同じ木材の先端に戻ってきた。実に鮮やかな赤色だ。安物のカメラだが、一応望遠機能が付いており、アップで10枚ほど撮影した。

IMG_9329.jpg

 赤とんぼを目にするのは、何十年ぶりのことだろう。子供の頃は、秋になるとそこらじゅうの野っ原に飛んでいたが、近年はほとんど見られなくなった。ネットで調べてみると、農薬汚染で激減し、一説では1000分の一にまでなっていると書かれていた。

 だからこの一匹は、たまたまわが山小屋に迷い込んだと思っていた。ところがその翌日の昼前、ウッドデッキの物干し竿の先に赤とんぼが止まっており、空を見上げると、数十匹が群れになって飛んでいるではないか。群れは数分でいなくなったが、赤とんぼの健在を目の当たりにし、何かホッとした気分になった。

         ↓ 雲の中にたくさん飛んでいるが、小さすぎて見にくい   
IMG_9339.jpg

         ↓ アップにすると、何匹か見える
IMG_9334.jpg

 赤とんぼは梅雨のころ水田などで羽化し、その後すぐに1000m級の高い山へ移動するそうだ。なるほど、ここ生石高原は標高が800mを超える山なので涼しく、豊富な餌を求めて飛んでくるのだろう。秋になると繁殖活動のため平地に降り、田園や野を飛び交う。それは日本の秋の代表的な風景だ。

 ♪「赤とんぼ」は最も有名な童謡かもしれない。ここ生石高原の駐車場には紀美野町の町内放送のスピーカーがあり、夕方5時になると、その「赤とんぼ」のメロディーが流れる。

   夕焼小焼の 赤とんぼ
   負われて見たのは いつの日か

   山の畑の 桑の実を
   小籠(こかご)に摘んだは まぼろしか

   十五で姐や(ねえや)は 嫁に行き
   お里のたよりも 絶えはてた

   夕焼小焼の 赤とんぼ
   とまっているよ 竿の先

 スピーカーのある駐車場に散歩でよく行くし、風向きによってはメロディーがわが家まで聞こえてくる。音楽が流れると、つい歌詞を口ずさむ。そんな時、何か熱いものが込み上げてくるのはなぜだろう。遠い昔の記憶が蘇るのか、望郷の念か・・・。説明のつかないものが、私の心を震わせる・・・。

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   06:45 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 ハカマ [URL] #-
赤とんぼは田んぼで羽化して、高い山に移動するのですか。 そう思えば、山登りをした時に、頂上で良く飛んでいたのを思い出しました。

私も「赤とんぼ」の歌は良く口ずさみました。物悲しい童謡ですが、これは日本人のルーツのような気がします。

最近の子供は歌うのでしょうか。まだ、教科書から消えていないようですので、いつまでも歌い継がれて欲しいものですね。
 2016.07.24 (日) 16:28 [Edit]
  [URL] #-
    ハカマさんへ

 いつまでも子供たちに受け継がれるといいですね。
最近は意味不明の歌詞が氾濫し、腹立たしく思っています。
私も高い山にトンボが上がってくるとは思いませんでした。
だから生石高原でよく様々なトンボを見かけるのですね。
 2016.07.25 (月) 17:45 [Edit]






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