森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

やっと釣れ出した有田川の鮎・・・鬱憤晴らす34匹

 鮎の釣行記を書くのは、今シーズン初めだ。ホームグラウンドにしている有田川はまったく不調で、釣りに行くのがアホらしくなっていた。ちなみに、これまで3回釣りに行ったが、釣果は全部合わせてもたったの9匹、うち1回はゼロだった。こんな釣果では、ブログを書く気にならなかったのだ。

 有田川で本格的に釣れるのは、お盆明けからだ。河口で生まれた海産の鮎が成長し、縄張りを持ち始めて追い出すのだ。肌がきめ細かで、天然遡上の鮎にふさわしい。他の河川ではそろそろ終盤に差しかかるが、有田川は10月いっぱい釣れる。半分負け惜しみだが、有田川の鮎釣りはこれからなのだ。

 リオ五輪が終わり、暇つぶしも兼ねて鮎釣りに行くことにした。不調だったこれまでのポイントを敬遠し、これより1キロほど下流に入った。残暑が厳しく、川の水は生ぬるい。このポイントには先客3人がいたが、釣れないのか下流に場所替わりして行った。川が静かになるので、内心しめしめと思った。

 20分くらいすると、15センチほどの鮎が釣れた。大きくはないが、魚体は真っ黄色だ。このような鮎は縄張り意識が強く、侵入者を蹴散らすほど戦意が高い。オトリをこれに換え、少し泡立つチャラ瀬に入れた。オトリはツ、ツーと上流に泳いだ瞬間、ピンクと黄色の目印がぶっ飛んだ。

 針に掛かった鮎はオトリを引っ張って対岸に走った。竿を立てると、今度は下流に走った。2歩、3歩下って引きに耐えた。流れの緩い所に誘導し、一気に引き抜いた。玉網に飛んできた鮎は推定18センチ。程よい大きさで、1年ぶりに味わう鮎釣りの醍醐味である。

 その後は、13センチほどの小さな鮎が結構混じった。このサイズは何とかオトリとして使えるので、釣れた鮎をオトリに使う循環が途切れることはない。午前中に20匹近く釣れ、気分がいい。普段は午前中だけで釣りを終えるが、この日はそれほど疲れもなく、やる気満々だ。ポットに入れたお湯でカップ麺を作り、午後に備えた。

 釣れるポイントの本命は、水深が20センチ~30センチのチャラ瀬だと判断した。このような場所で泳いでくれる鮎は元気でなくてはならない。そこで、午後は大きな岩の周りで良型を確保することにした。運よく18センチクラスが3匹釣れた。これを曳き舟に納め、チャラ瀬に移動した。ここは全長40メートルほどで、バレーボールほどの石が入っている。

 しばらくすると、空が暗くなってきた。目印が見えにくいほどだ。幸い雷は鳴らず、まずは安心だが、いつ雨が降り出してもおかしくない。しかし、爆釣劇はここから始まった。鮎は雨を予感して活性化したのか、それとも淵に溜まっていた鮎が大挙して瀬にはみ出したのか・・・。ひとシーズンに幾度もない入れ掛かりが始まった。

 チャラ瀬にオトリを入れ、竿を立てるともう掛かっている。オトリを替え、足元から泳がすと、3メートルほど前方の石裏から鮎が飛び出してきて掛かった。オトリが野鮎に追われ、水面から飛び出すこともあった。よく掛かる範囲は10メートル四方という狭い範囲だった。釣れる鮎は定規で測ったように18センチ前後で、引きはすこぶる強かった。

 釣れた鮎を入れておく曳き舟は10メートル以上も上流に石を置いて沈めてある。釣れてからそこへ走るのがこれまた大変。蹴躓いて転びそうになったり、息が切れたりし、もう休む暇がないのだ。曳き舟を手近な場所に移せば済む話だが、その時間が惜しかった。

 やがて、顔にぽつんと大きな雨粒が当たった。南の空に黒い雲が湧き上がり、頭上に迫っていた。そして雨は、あっという間に来た。まるでスコールだ。雨粒が顔に当たると痛い。入れ掛かりの真っ最中なので、釣りを終えるのは残念だったがやむを得ない。竿を仕舞っている間にずぶ濡れになり、川を渡り、道を走ってやっと車にたどり着いた。

 午後からは14、5匹の入れ掛かりで、息つく暇がなかった。釣果は計34匹。これまでの貧果の鬱憤を一気に晴らすような釣りだった。そしてようやく天然鮎の美味を楽しむことが出来た。塩焼きの他に、鮎の炊き込みご飯も作った。はらわたの苦味が独特で、食味をそそった。夢のような入れ掛かりを思い出しながら、キンキンに冷えたビールを流し込んだ・・・。

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   06:36 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 イレグイ号 [URL] #-
いや~、素晴らしい釣果ですね!

今年はアユの書き込みがないな~と思っていたのですが、いきなりのものすごい釣果がアップされるとは!

心臓の手術を受けてからアユ釣りには行かなくなっていた僕の叔父さんも何年かぶりに行ったらしく、僕も久々に鮎の塩焼きを食べることができました。
やっぱりアユは美味しいです。
 2016.08.26 (金) 12:57 [Edit]
  [URL] #-
    イレグイ号さんへ

 やっと釣れたというのが、実感です。
ブログでも書きましたが、ゼロという日もありました。
川の中に4時間も立ち続けてゼロなんです。
 18世紀(?)の英国の作家アイザック・ウォルトンは、糸の先にミミズを付け、その反対側にバカが付いていると書きました。
釣り人は、本当にバカですね。もちろん、イレグイさんも・・・。
 野菜をくれる例の叔父さんは鮎釣りをされるのですか。
鮎は本当に美味しいですね。
昨日も釣りに行き、25匹釣れました。
エンジンがかかってきました。
 2016.08.27 (土) 11:21 [Edit]






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