森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

「一つの中国」を揺さぶるトランプ氏

 昨年秋、夫婦で娘2人と一緒に4泊5日の台湾旅行を楽しんだ。朝が早い私は、毎朝一人で台北市内を散歩し、「国父紀念館」のある公園にも行った。公園には大勢の人が集まり、太極拳などを楽しんでおり、北京なんかの朝の風景とも変わりないと思った。

 台湾の「国父」とは誰だろう。そんな素朴な疑問を抱き、生半可な知識から蒋介石の顔を思い浮かべた。毛沢東の共産党に敗れた蒋介石の国民党は台湾に逃げ、南京からここに中華民国政府を移した。ここまでは高校の歴史教科書で習った。

 だから国父は蒋介石だろうと思ったが、実は辛亥革命を起こし、清朝を倒した孫文なのだ。日本で亡命生活を送っていたから親近感がある人物だ。ところで中華人民共和国の国父だが、毛沢東ではなく、こちらも孫文だからややこしい。

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 この台湾をめぐり、先日からアメリカのトランプ次期大統領と中国がつばぜり合いを演じている。要するに、台湾を中国の一部とする中国の主張、いわゆる「一つの中国」にトランプ氏が異を唱えたのだ。トランプ氏が口角泡飛ばせば、習近平主席が顔を歪めるこの構図は、漫画的にも絵になる。

 中国嫌いの橋下徹前大阪市長は、自身のツイッターで「トランプのおっちゃん、やるなー」とエールを送っている。台湾ファンの多い日本人の間からも、「もっと、やれやれ」という声が聞こえてきそだし、私も思わず一緒に声を上げそうになった。

 そもそも事の発端は、台湾の蔡英文総統とトランプ氏が電話会談したことだ。アメリカの立場は「一つの中国」を堅持していおり、アメリカのトップ(次期大統領)が台湾総統と会談するのは、台湾と国交を断絶した1979年以来であり、異例の事態に中国の反発が予想された。

 しかし、トランプ氏は「米国が台湾に数十億ドルもの武器を輸出しているのに、両国首脳が電話会談すらできないというのは不思議なことだ。なぜアメリカが一つの中国の政策に縛られなければならないのか」と吼え、「人民元の為替操作、南シナ海の埋め立て、北朝鮮政策で中国に対応を求めなければならない」とまくしたてた。

 さあ、これは大変だ。ウイグル、チベットなど民族問題を抱える中国にとって、台湾問題もデリケートな腫れ物である。中国流に言うと核心的利益である。中国はトランプ氏に対し、「外交について子供のように無知だ」とこき下ろし、武力による台湾侵攻さえ臭わせた。中国外相も鬼のような表情で噛み付いていた。

 しかしまあ、トランプ氏の言動は、暴言か本音か、裏があるか、分からないことが多い。前言を臆面もなく覆すこともある。彼は根っからのビジネスマンだから、今回の中国批判も貿易の取り引き材料かもしれない。それらの言動にいちいち過剰反応するのは、トランプ氏の思う壺になりかねない。

 中国はトランプ氏を「子供のような外交」と罵倒しているが、台湾を国際会議に参加させないよう画策したり、南シナ海はすべて領海だと主張したりと、こちらも子供、いやそれよりよりひどい駄々をこねる。トランプ氏とは勝手にやり合えばいいが、中国も大国だそうだから、何事も品行方正にやってもらいたい・・・。
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