森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

五輪ゴルフ問題・・・小池知事の発言に???

5AC24E36425244A4B3D3E436077BF6A6_LL[1]
      ↑ 洞川温泉の結界門

IMG_2555.jpg
      ↑ 吉野山から山上ケ岳への途中にも結界が

 山岳信仰の大峰山系(奈良県)を代表する 山上ヶ岳。その頂上には大峯寺があり、一帯の山とともに平安時代以来、厳しく女人禁制が守られている。天川村洞川(どろがわ)温泉の登山口や千本桜の吉野山の登山道にも「女人結界」の石碑が建てられ、女性の立ち入りを禁じている。

 女性差別だと言う人もいるにはいるが、これまで大きな問題になったことはない。平安時代の昔から女人禁制と決まっているので、しようがないとみな思っている。修行の山で男と女が一緒にいるとろくな事がないから、女人禁制という伝統には一理も二理もある。

 いや、女人結界のことを書きたいのではなく、2020年の東京五輪から正式競技になったゴルフの問題だ。会場は、埼玉県の名門ゴルフ場・霞ヶ関CCで、ここは女性の正式会員を認めていない。とは言っても、会員同伴であればプレーができるから、全面的に女性を排除している訳ではない。

 そこで東京都の小池百合子知事は「女性が正会員になれないことには違和感を覚える。ぜひ一考していただきたい。逆に言えば(女性の正会員を認める)いいチャンスではないか」と発言した。私に言わせれば、小池知事のご親切な進言は、余計なお節介である。

 霞ヶ関CCでの開催については、会場決定のプロセスが不透明であるとか、真夏に埼玉県の内陸部でゴルフをやるのは選手にとって酷ではないかという意見はもっともである。そして、霞ヶ関CCでの開催が五輪憲章に照らしておかしいのであれば、他の会場で実施すればいいだけの話だ。

 しかし会員でもない小池知事が、クラブ運営についてしゃしゃり出るのは越権行為だと思う。そもそも、会員制クラブは会員の自治や総意が尊重されるのだ。もちろん、霞ヶ関CCの理事会で女性会員を認めることになり、その結果として五輪会場に決まればそれはそれでいいと思う。

 自身のことを書いて恐縮だが、私はかつてシングルとしてプレーし、ゴルフ場の委員に推挙されて運営に携わったことがあった。その経験から言えば、どこもクラブの自主自尊は強い。ゴルフ場の規律や品位を守るため、来場時はブレザーを着用すること、入れ墨を入れている人の来場を拒否することなど、エチケットにいたるまでこまごまと定め、より良い環境作りに努力している。

 ゴルフ場には伝統を重んじる気風が強く、霞ヶ関が女性会員を認めないのもその表れだろう。聖地と呼ばれる英国セントアンドリュースは2015年に7人の女性会員を認めるまで女人禁制だった。米国男子ツアー・マスターズが開催されるオーガスタGCでも2012年に女性2人を正会員にしただけだ。

 世界の潮流は女性にも門戸を開こうというもので、歓迎すべきだと思う。しかし、小池発言のように外圧で改めるのではなく、本来、会員の総意で決められるべきものだ。どうも小池さんという人は、時々見当違いのことをおっしゃる。女性の社会進出や活躍を後押しするのはいいが、ゴルフ場の運営にまで口出しするのは、言葉が走り過ぎた感じがする。

 生前の社会党首土井たかこさんの口癖だった「駄目なものは駄目」、会津の「ならぬものはなりませぬ」というのも、ある意味で一つの見識であり、この世には理屈が通じない場合だってある。まさか大峯寺に「そろそろ女人禁制を解いてはいかが」とは言えまいし、女性が無理やり大相撲の土俵に上がることも出来はしない・・・。
スポンサーサイト
   09:20 | Comment:0 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/1209-4309e186
 
 
カレンダー
 
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR