伯母子岳に登る・・・夏山への試運転

 日本二百名山の伯母子岳(おばこだけ)(1344m)は、紀伊山地のど真ん中にある。3年前、この山に登ろうとしたが、途中で時間切れになり、引き返したことがある。だからこの山は宿題のようになっていて、どうしても登りたいと思っていた。

 伯母子岳への登山ルートはいくつかあるが、私たちは龍神スカイライン(無料)から4キロほど東に入った登山口から登ることにした。ここへは生石高原の自宅から約1時間ちょっと。途中、護摩壇タワーのある駐車場に立ち寄り、トイレを済ませた。

 この時期、新緑が美しく、ツツジも咲いているだろう。私たちが暮らす生石の森も今が新緑の真っ最中で、ツツジも美しいから、今回の登山は風景を楽しむというより、夏山登山に向けて体力、脚力が衰えていないか、試したいというのが主な目的だ。

 午前9時半、女房とともに登山口を出発した。往復11キロ余りの登山である。木漏れ日が漏れる美しい森が続く。ブナの巨木は人間の寿命の何倍も生きており、その堂々とした姿に畏敬の念さえ抱く。尾根のため風が強いのか、倒木が目立つ。

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 歩き始めて半時間ほど、口千丈山(1330m)に着いた。ピークという感じはなく、木に囲まれていた。ツツジは新緑に囲まれて可憐な花を咲かせていた。樹林の間からは幾重もの山並みが見え、やはり紀伊山地は奥が深い。

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 牛首山に着いた。標識には伯母子岳頂上まで2・8キロと書かれており、行程の半分ほどを歩いたことになる。はるか向こうに大峰の山々が少しかすんで見えた。去年はあの一角にある近畿の最高峰・八経ヶ岳に20年ぶりに登った。

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 頂上まで残り1・7キロ。ここまで何度も上り下りを繰り返してきた。私の場合は、だらだらとした上り坂が苦手だ。これでは高度を稼げないので苛立ちが募り、むしろ苦しくても急登の方がまだましだ。やがて登山道は平坦な尾根伝いの道になった。

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 右手を眺めると、伯母子岳の山頂と思われるピークが見えた。よく見ると、標識らしきものが立っている。もうすぐだろうと思ったが、また長い下り坂。左へ迂回して登り直さなければならない。どのような山でも、頂上直下は胸突き八丁での急坂。残り300mは死にそうになるほどしんどかった。

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 頂上までは2時間10分。ほぼコースタイム通りだから、上々である。いつものことだが、女房が一足先に頂上に立っていた。1334mのピークは、実に見晴らしがいい。

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 カップ麺と山菜おこわの昼食を食べ、珈琲を入れてゆっくりした。誰とも出会わず、頂上では私たち二人だけだった。風が心地よく、ピー、ピロロという野鳥のさえずりを聞きながら贅沢な時間を過ごした。

 帰りは思っていた以上に、上り下りがきついと感じた。残り1キロほどの所で急に、左膝が痛み出した。これまで北アルプスなどで2日、3日歩いてもなんともなかったのに、どうしたことだろう。左膝は20代の頃の古傷だが、これまで沈黙してくれていた。下山したらすぐに治ったが、それでも夏山登山に不安がよぎった・・・。

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コメント

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    海南のYさんへ

 引退されてのんびり過ごされているとのこと。
おめでとうございます。
生活の幅をどんどん広げて下さい。
 伯母子岳は楽に登れると思いますよ。
最後の登りは少しきついですが、でも大丈夫です。
私は古傷がぶり返しましたが、それでも翌日には筋肉痛もありませんでした。
 海南からだと、清水町から龍神スカイラインに向かい、護摩壇の手前から十津川方面に入り、4キロ進むと登山口があります。
車は5、6台止められます。
気をつけて行ってらっしゃい。

下手な文章中
早々の対応有難う御座います
夏山登山でチャレンジしてきます。

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    海南のYさんへ

 伯母子岳へは次の機会に挑戦してみて下さい。
ここからは大峯の山々が見え、「よし、次はあの山に」という意欲が湧いてきます。
特徴のある山は、登ってみたいですね。
ぜひ、早起きして挑戦して下さい。
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