アサギマダラが帰って来た・・・そして鼻に止まった

 今日は台風5号が紀伊半島に向かっているが、時計の針を1週間ほど前に巻き戻す。8月1日午前8時45分ごろ、愛犬ぴーを連れて朝の散歩から帰り、山小屋への階段を上っていると、私の体にまとわりつくように蝶がふわふわと飛んで来た。待ちに待ったあの美しいアサギマダラだ。

 思わず、「お帰り」と叫びたい気分だった。わが家でこの蝶を見るのは昨年10月以来だから、10か月ぶりである。ここには夏から秋にかけ、結構頻繁にやって来る。アサギマダラの寿命は4、5か月と言われるので、この日飛来したアサギマダラはそれらの子供か、孫かもしれない。

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 それにしても、どうして毎年律儀に、ここ生石高原の一角にあるわが家を訪ねてくれるのだろう。蝶の遺伝子に、この土地の匂いとか花の情報が刷り込まれているのだろうか。

 アサギマダラは1000キロ、2000キロも旅をするが、旅のルートを間違えることなく毎年同じような場所に飛来しているのではないだろうか。蝶を捕獲した場所と日時を羽に記録するマーキングが盛んに行われているので、再捕獲のビッグデータを解析すれば、そのうち私の疑問を解いてくれるかもしれない。

 私に近寄ったきたそのアサギマダラは、玄関から5mほど離れた所に植えてあるフジバカマの花に止まった。蜜を吸っているのか、単にぶら下がっているのかわからなかったが、時折羽を開いて美しい文様を見せてくれるのだ。

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 実は、熊野古道の近くに住んでいる老夫婦が、アサギマダラを呼び寄せようと蝶の好むフジバカマを植えたのをテレビ番組で知った。私もわが山小屋を蝶の楽園にしたいと思い、去年、フジバカマを3株植えた。この作戦は的中し、咲いたばかりのその花に止まった。喜びもひとしおだった。

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 その日の午後3時ごろ玄関先に出ると、アサギマダラが近寄ってきて私の鼻に止まった。女房に写真を撮ってもらおうと、そっと家に入って女房を呼んだ。蝶はまだ鼻の先でじっとしており、女房は「あらまぁ」と驚いた。しかし、カメラを探している間に飛び立ってしまい、天井のシーリングファンに止まった後、外に出た。

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 女房などは、私の鼻など「汚いっ」と言って絶対触れないが、遠く列島の南からやって来たアサギマダラはこの日が私との初対面にもかかわらず、意表を衝くような形で親愛の情を示してくれた。ただ、決定的瞬間を撮影できなかったのは残念だった。

 アサギマダラの様子を見るためしばしば外に出てみたが、何と朝から午後5時ごろまでほとんどフジバカマの花に止まっていた。勝手な推測だが、長い旅の疲れを癒すため、じっとしていたのではないかと思った。

 次にやって来たのは、2日後だった。玄関先をふわふわと優雅に舞ったあと、物置のブルーシートの上に止まった。女房は家の中からサインペンを持って来てアサギマダラの羽をつまみ、「生石 8月3日」とマーキングした。この蝶がさらに北上を続け、どこかで運よく再捕獲されれば、「生石」のルートが記録に残る。長い旅の安全を祈りたい・・・。

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コメント

素敵~ アサギマダラ❗

家に来てくれるなんて羨ましい❗私も熊野古道近くの老夫婦のテレビ見ました。去年の三万人の写真展(誰でも出展できる(笑))にアサギマダラの写真を出展しました。

   ヨッシーさんへ

 台風5号が向かってきましたね。
そちらの状況はいかがですか。
わが家は尾根に建っているので、土砂崩れの心配はありません。
 この雨と風でアサギマダラは苦労しているでしょうね。これから生石高原でも飛ぶようになりますから、見に来て下さい。

どこで羽を休めてるのかしら?

はい、高原でコーヒーでも淹れたいですね。うちのリビング窓から生石高原が真っ正面に見えるんですよ\(^-^)/ 台風は少し風雨が増したかな?ってくらいです。穏便に過ぎて欲しいですー。そちら樣もお気をつけて!

    ヨッシーさんへ

 へえー、リビングの窓から生石高原がみえるのですかぁ。
 わが家は、NTTの無線塔のすぐ右です。
台風は大したことがなく、良かったですね。
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