森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

やっと鮎釣りの醍醐味・・・

 お盆には、子供たちが大津の家に帰省する予定だ。この春にわれら夫婦は蕎麦打ち道場に入門し、腕を磨いているので是非、打ちたて、茹でたての蕎麦を振る舞いたいと思っている。信州ブランドの蕎麦粉も取り寄せた。

 蕎麦はもちろん主役だが、それにどのような料理を添えるか・・・。それがパッとしないと、画竜点睛を欠く。私の趣味からしても、それはもう天然鮎の塩焼きか天麩羅だろう。鮎は夏の風物詩であり、これがまた蕎麦とよく合うのだ。

 とまぁ、そんな訳で、子供たちに食べさせるため、鮎釣りに行った。今シーズンはすでに4、5回釣行しているが、有田川の二川ダム下流は余りにも不調で、釣果1匹という日もあった。ふがいない釣果に、これまで釣行記を書く気がしなかった。

 台風が来る前の週、ダム上流へ向かった。ダム下流の釣り場まではは15分ほどで行けるが、上流は1時間近くかかるので、余程のことがない限りほとんど足が向かない。オトリ屋の女主人に状況を聞くと、「渇水になり、最近は釣れなくなった」と出鼻をくじかれた。

 押手(おしで)という集落の川を見て回った。長い瀬があったので、ここに入った。白波が立つ瀬にオトリを入れて当たりを待った。竿を立ててオトリを上流に泳がせようとしたら、針が底の石に引っ掛かった。外しに行くと、今度は糸が対岸の木に引っ掛かり、糸が切れた。

 幸先は良くなかった。しかし、少し下ってチャラチャラの瀬にオトリを入れると、ビューンと糸が上流に走り、掛かり鮎がオトリを引っ張って対岸に疾走した。20cmを超すような良型が玉網に納まった。この後、岩盤で3匹、背びれが見えるような浅場で2匹、100mほど下った瀬で3匹、計8匹が釣れた。余りに暑いので、正午前に竿を納めた。

IMG_0356.jpg

 それから3日後、今度はダムの下流に釣行した。いつも立ち寄るオトリ屋のオヤジからは「ぼちぼち釣れるようになった」と明るい情報が得られた。オトリ屋近くの大きな岩が沈むポイントで竿を出した。20分くらい経った頃、わずかに目印が揺れる当たりがあった。取り込んだ鮎は13cmくらいのミニサイズ。

 小さくてもオトリが天然鮎に替わった。鮎釣りはここからである。オトリが大きな岩と岩の間を通過した時、目印がストンと沈み、糸が走った。2匹の鮎はすでに対岸に到達していた。竿を倒して引き寄せるが、掛かり鮎は右に左に走り、引き抜くタイミングがつかめない。ハラハラしながらやっと引き抜くと、バサッという音をたてて網に納まった。

 釣れた鮎は軽く20cmを超えており、オトリには大き過ぎるし、もったいないので、先の小さな天然鮎に鼻カンを通してもう一度働いてもらうことにした。するとオトリはツ、ツーと上流に走り、波立ちの所に来たところで目印がぶっ飛んだ。ここで6、7匹釣ると当たりが止まり、下流のチャラ瀬に移動した。

 このポイントがこの日のハイライトだ。水深が30cmに満たないチャラ瀬は私の得意ポイントだ。これは私の師匠のM名人の影響である。竿を立て、テンションを加えながらオトリを泳がせる。すると、鮎が掛かり、上流へ5、6mも走った。秒速5mのスピードだ。それはまるで閃光のようだった。

 そのように、天然鮎の当たりはすさまじかった。これが鮎釣りの醍醐味だ。一度は4本イカリの針が2本抜け落ちてしまうほどだった。しかも鮎の型が20cm前後と申し分ない。この後、車で移動してチャラ瀬に入ったが、ここでは15cm前後の小型だった。結局、午前中だけの釣りだったが、計18匹の釣果だった。

 これまでが不調だっただけに、今回の釣行では大いに溜飲を下げた。子供たちに食べさせるに十分な数とサイズがを揃えることが出来て良かった。川に立ち込み、鮎と苦闘する父親の姿など知る由もないだろうが、せめて「美味しい」という素直なひと言を聞かせてもらいたい・・・。

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Comment
 
 ヨッシー [URL] #-
この季節、あの川筋は鮎吊りの方達をそこかしこで見かけますよね。子供の頃、祖父の家に帰ると鮎の塩焼きを良く食べました。今ほど「美味しい」と感じられなかったのが勿体ないです。子供だったのですねー。
 2017.08.12 (土) 07:23 [Edit]
 イレグイ号 [URL] #-
すごい釣果ですね!
今年も叔父さんからアユのおすそ分けをもらいました。
塩焼きはやっぱり美味しいです。

飲み屋さんでアユの塩焼きを食べたことがありますが、もう、二度と食べないでおこうと思いました。
海の魚は養殖ものののほうが意外と美味しかったりしますが、川の魚は絶対に天然ですね!!

僕も船を持っていなかったらアユ釣りに挑戦したいと思うのですが、船のお守りで精一杯です。
叔父さんの釣果を待ち続けます・・・。
 2017.08.14 (月) 15:00 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
    ヨッシー さんへ

 いつもコメント有難うございます。
そうですね、私も幼い頃に鮎をよく食べましたが、ご馳走とは思いませんでした。
今では、鮎のはらわたの苦味が何とも乙に感じます。
 2017.08.15 (火) 18:23 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
    イレグイ号さんへ

 近年は釣果が落ちました。
鮎釣りは、どれだけ歩くかで釣果が違ってきます。
午前中だけで疲れてしまい、竿をたたみます。
だから、私は人の半分しか釣れません。
 船と鮎釣りはなかなか両立出来ないでしょうね。
船を愛人のように可愛がって上げて下さい。

 2017.08.15 (火) 18:29 [Edit]






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