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はさ掛けの米・・・炊きたては懐かしい味

 郷里の兄から新米が送られてきた。新米の季節になると毎年送ってくれるが、今年は「はさ掛け」の米だと言う。兄嫁は電話で「はさ掛けは風味があるので、早く食べてね」と言った。

 早速、袋を開けてその日のうちに食べた。炊飯器の蓋を開けると、立ち上がる湯気から懐かしい匂いが鼻腔をくすぐった。子供の頃、母親がかまどで炊いたご飯をお櫃(ひつ)に移す時に漂ったあの香りである。

 ついでに思い出したのは、鍋の底にこびりついたおこげをよく母親によくせがんだことだ。今どきの炊飯器はよく出来ていて、おこげが出来ることはまずないだけに、あの香ばしい味を思い出すと郷愁が押し寄せてきた。

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 郷里の実家では、知り合いの農家から新米をまとめて買い、親類や子供たちに送っている。今年は、その農家が自然乾燥させた「はさ掛け」の米を販売するようになったという。米農家も競争が激しく、付加価値を付けるなど知恵をしぼっているようだ。

 はさ掛けと言えば、昔は田んぼの畦に背の高い樹木が植えられ、美しい田園風景をかもしていた。木と木の間に木材や竹を渡し、これに刈り取った稲を掛けていた。「稲架」と書いて「はさ」と読むらしい。ちなみに、刈り取った稲をはさ掛けすれば光合成が続き、それが米の美味しさになっていると言う。

 そう言えば、郷里の北陸の田舎道を車で走っていると、田んぼに植えられていた樹木が姿を消していることに気付く。農家は手間のかかるはさ掛けをやめ、機械乾燥をするようになったためだろう。あの田園風景を懐かしがるのは、郷里を離れた人間の勝手な郷愁なのだろう・・・。

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コメント

はさ掛けの米‼️懐かしい懐かしい言葉です。刈り取った稲を束にしてはさのそばに積み親父のかけるのに一束づつ渡す手伝いをした小学生の頃の手伝いだった。中学生に成ると自分でハシゴに乗り掛けた。目を瞑るとハッキリと浮かんで来ます。今やはさ掛けなど言葉でも聞かなくなってしまいました。ひまじんさんのはさ掛けの米の話は私を60年以上前に連れて行ってくれました‼️あの時の匂いもフツフツと漂って来ましたよ。やはり美味しい⁉️

    マッチョ さんへ

 親父さんを手伝ったはさ掛けの記憶・・・。
うちは農家でなかっただけに、少し羨ましいです。
それにしても、新米は美味しかったですね。
 わが家は水晶米など安い米しか買わないので、郷里から新米が送られてきて有難いです。
女房に、一度でいい意から「特A」などブランド米を買えといっていますが、言うことを聞きません。
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