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鮒ずし食べて長生き・・・滋賀

 これは快挙だ--。滋賀県の男性の寿命が、日本一になったのだ。滋賀県で自慢できるものと言えば琵琶湖くらいのもので、都道府県の魅力度ランキングは真ん中より下のあたりをウロウロしている。

 その琵琶湖も、近畿の「水がめ」なんて言われ方をしていて、淀川流域の住民から感謝の言葉もない。琵琶湖の水を守る滋賀が長寿で日本一を達成したのだから、快挙と言わずして、何と申せばよいか・・・。

 興奮するのも当然で、私は一応、滋賀県人なのだ。「一応」と断ったのは、滋賀で生活しているのは1年のうち4か月、残り8か月は和歌山の山奥で暮らしているのだが、戸籍も住民票も滋賀県にあり、れっきとした県人なのだ。

 人間の寿命は人それぞれだから、統計なんて余り意味がないかもしれない。しかも、2位の長野県と比べて0・03歳という僅差である。しかし、日本一は日本一だ。五輪のメダルだって金と銀ではえらい違い。スケートの浅田真央ちゃんは銀メダルで悔し涙を流したではないか。

 では、なぜ滋賀の男性が長生きなのか、そこが問題である。週刊誌でも書いているが、どうやら滋賀独特の発酵文化と関係がありそうだ。郷土料理の「鮒ずし」は発酵文化の最たるもので、長寿の秘訣と語る学者もいるほどだ。奈良時代から続く発酵食で、滋賀が世界に誇る健康食品である。

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 私は日本一の珍味と吹聴しているが、材料となる琵琶湖のニゴロブナが激減し、目ん玉が飛び出るほど高価だ。15cmほどの小型でも3000円はする。昔は大枚をはたいて樽ごと買っていたが、年金生活者になって食べる機会は減ったとはいえ、普通の人よりはよく口にする。

 さらに、長生きする人はよく大豆を食べるそうだが、滋賀県は大豆の生産高が全国で5位である。「打ち豆」という食品をご存知だろうか。北陸、特に福井県でよく食べられる保存食だ。収穫した大豆を石臼の上に乗せ、木槌で叩いて平べったくし、乾燥させて保存する。

 わが家では、これと大根の味噌汁にする。味噌の風味と打ち豆の味わいが見事にマッチし、二日ほど経つと味がなじみ、特に美味しくなる。打ち豆を売っている店は少なく、通販で買うことが出来る。100グラムで400円ほど。家内はいつもまとめ買いして食べさせてくれる。これも健康食品だ。

 長寿の理由はもっとある。滋賀県の喫煙率は全国最低で、ガンの死亡率も二番目に低い。ボランティアの行動率も全国一で、よく動く県民性がある。このほか、スポーツの活動時間、旅行行楽に使う時間、一戸建住宅の増加率、自然公園の面積の割り合いも日本一だそうだ。

 これらは、長寿日本一になったため、あわてて理屈付けしたようにも思うが、まぁ当事者としては素直に喜びたい。ところで、1年の大半を暮らす和歌山県のランキングは、下から数えて4番目、44位である。こうなると、わが心中はいささか複雑だが、大切なのはいかに健康で長生きするかだ。百薬の長を愛し、よく歩き、時々鮒ずしも食べたい・・・。

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コメント

No title

今はあまり食べなくなったと思いますが、和歌山の人は茶粥をよく食べて、それを熱いまま食べるもので食道がんが多くて寿命が短いのだと聞いたことがありますが、それよりもみんな気が短いので寿命も短いのではないかと思ったりします。
和歌山弁というのは普通に会話をしていてもなんだか喧嘩をしているようですから。

滋賀県は近江商人の土地柄なのでやはりバイタリティーと根気がちがうのでしょうね。

その根気と肝の座り方の違いが寿命の違いに出ているのかもしれません。

しかしながら、釣りのうまい人は気が短いといいます。
その所は紀州の人たちの誇りなのかもしれません。(和歌山の人が全員釣り好きとは限りませんが・・)

No title

    イレグイ号さんへ

 和歌山でも茶粥を食べる風習があるのですね。奈良や河内で食べられているのは知っていました。食道がんですかぁ。私は猫舌なのでその心配はありません。
 それにしても滋賀の男性が日本一の長生きとはうれしいですね。ただ、女房からはしつこく生きていないでと言われており、老醜を見せてまで長生きするつもりはありません。
 何事も、そこそこがいいかもしれませんね。
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