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古木に咲く盆梅・・・なーんか励まされる

 このところ、琵琶湖を渡る風に春の兆しを感じる。先日、そんな穏やかな天気になったので、湖北の長浜盆梅展を見に行くことにした。夫婦で軽トラに乗り、湖を東から西に一周する計画だ。日差しが強く、これまで手離せなかったダウンコートを着てこなかったのは正解だった。

 自転車で琵琶湖を一周する「びわ一」が人気だそうで、湖周道路に乗り入れると、各所でサイクリングロードの補修工事が行われていた。日ごろ湖岸を歩いていて、例年より渡り鳥が少ないと思っていたが、しばらく走ると無数の鳥が湖面で羽を休めており、安心した。やはり琵琶湖の冬の主役は水鳥だ。

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 琵琶湖大橋のたもとを少し北上すると、割と有名なビューポイントがある。雪の比良山系と手前の菜の花を一緒に撮影できる場所で、春の訪れを告げる一枚になる。早い時間なのでアマチュアカメラマンの姿はちらほらだったが、いま流行のインスタグラムにアップするのか、スマホを向ける若者の姿もあった。

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 右手に彦根城を見ながら走り、午前11時ごろ、盆梅展が開催されている長浜市に着いた。黒壁のある商店街をぶらぶらしていると、アーケードに曳山祭りの看板がかかっていた。高山祭、祇園祭とともに日本三大山車祭りに数えられ、世界遺産に登録されている。山車の上で演じられるこども歌舞伎が有名で、4月13~16日まで行われる。

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 昼食は色々迷った挙句、いつも食べる焼きサバ素麺になった。家内には悪いが、北陸生まれの私には郷愁をくすぐる料理である。焼きサバと素麺を甘辛く炊いたもので、北陸では祝い事や法事などに欠かせない。海外暮らしが長かった郷里の友人が和歌山に遊びに来た時、これを出してやると、泣きそうになりながら食べていた。それほど懐かしい味なのだ。

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 商店街から15分ほど歩くと、盆梅展が開かれている慶雲館だ。この建物は、明治天皇の京都行幸に際して建てられたもので、その名前を付けたのは当時総理大臣の伊藤博文だそうだ。庭園には、湖西から船で運んだという巨石が配してあり、国の名勝になっている。

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 慶雲館の玄関では、「仁寿」という樹齢150年の梅が出迎えてくれた。盆梅の背後には金屏風が立てられ、白い花が際立っていた。仁寿という名前は、「知者は人生を楽しみ、仁者は長生きする」という論語から命名されたという。この名前はまさに、ズバリ私の願いであり、ちょっとうれしくなった。

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 散り始めている梅もあり、少し時期が遅かったようだが、しかしそれでも、古木に花を咲かせる盆梅は見事というしかなかった。中でも「不老」と名付けられたこの盆梅は樹齢400年と伝えられ、鮮やかな赤色のつぼみを付けていた。枯れ木にしか見えない古木が花を咲かせる生命力。毎年多くのファン引き付けるのは、枯れても生き続ける不思議な生命力だろう。

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      ↑ 樹齢400年の「不老」

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 会場の近くで地ビールを買い込み、帰路についた。北へ行くにつれて雪景色になり、ここはまだ春の気配が感じられない。湖西線今津駅すぐ前の商店街で、琵琶湖名物の鯉の煮付けを買った。甘めに煮てあり、子がいっぱい詰まっている。その晩は、フルーティーな地ビールを飲みながら、鯉の濃厚な味を楽しんだ。

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