FC2ブログ

ササユリを食ったのは誰だ!

 私の朝の日課は、山小屋の周りを見て回ることだが、ある異変に気付いたのは4月中ごろだった。ササユリの新芽が地上から30cmほどの所から切られていたのだ。茎の切り口は、ハサミなどの刃物でスパッと切り取ったような跡だった。

 敷地には数十本のササユリが自生しており、今月下旬にはピンクの美しい花を咲かせるはずだが、花芽は全滅に近い状態なのだ。可憐なササユリの花は、甘くてどこか切ない匂いを漂わせ、毎年、この季節が来るのを楽しみにしていた。今年はそんな山小屋の風物詩が見られそうにない。

        ↓ 花芽もろとも食べられたササユリ
IMG_0008.jpg

 これは明らかに、野生動物に食われたものだと思う。ウサギやリスは山小屋周辺によく姿を現すから、これらの小動物が犯人かもしれない。

         ↓ 時々現れるウサギが犯人か
vcm_s_kf_repr_468x351_20120620085233[1]

 今月に入ると、栽培している野生の山ウドの茎も食われた。他にも同じような形跡がないか調べると、イヌガヤの新芽も食べられていた。この新芽は地面から1mほどの高さにあり、そうするとウサギなどの背丈の低い動物が食べたとは考えにくい。

         ↓ イヌガヤの新芽も食べられた
IMG_0009.jpg

 そこでふと思い付いたのは、ニホンカモシカだ。4月25日のこのブログで、山小屋の近くにカモシカがやって来て、数分間にわたって見つめ合ったことを書いた。シカやイノシシはずっと以前からあたりを徘徊しているが、このような被害はなかった。ということは、目撃したカモシカがここを縄張りにして食い荒らしたとも考えられる。

 ところで、もう一つの朝の日課だが、NHK朝の連続ドラマ「半分青い」を見終わると、愛犬「ぴー」を連れて散歩に出ることだ。わが家の前の道を生石高原に向かって歩くと小さな峠があり、ここでUターンして引っ返す。往復1キロほどの散歩である。

 道の両脇にはイタドリが群生しており、最近気付いたのだが、イタドリの柔らかそうな先っぽが所々、食べられていたのだ。つい先日、この道を毎日通る地元の大工さんから「ここ半月の間に、3回もカモシカを見た」という話を聞いた。やはり、一連の食害はカモシカによるものだろう。

          ↓ イタドリも被害
IMG_0011.jpg

 ニホンカモシカは国の天然記念物であり、切手の図柄にもなった。人気の野生動物だから出会えば幸運だが、近年は数が増え、むしろ食害で困っている農家も少なくないという。確かにわが家では大切なササユリや山ウドを食い荒らされたが、それほど腹が立たないのはカモシカの愛嬌のせいだろう。

 人間を怖がらないし、黒い瞳でじっと見つめてくれる。「愛嬌は七難隠す」という古い言葉がある。少しくらいしくじっても愛嬌があればそれを隠してくれる。人間世界も同じであり、愛嬌は人徳にも通じる・・・。
    
         ↓ 先日現れたカモシカが真犯人か
IMG_0086.jpg
スポンサーサイト

コメント

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます

No title

    シゲ さんへ

 コメント、ありがとうございます。
山の家で話をされた外人は、私と同じ森で暮らす仲間で、親しくしています。
 一度、生石高原の別荘地を見学されてはいかがでしょう。
 ご案内やアドバイス、お役にたてると思います。
 山の家で聞いていただければ、私の家の場所は分かります。
 どうぞ、おいで下さい。
 

ありがとうございます。

先日、生石高原には私と家内と息子、それと私の両親88歳と86歳の五人で訪ねました。父親と家内と息子は初めてで、母親は約70年ぶりに二回目の生石山高原でした。私は三回目の生石でしたがいつも山の家ではピーターさんがコーヒーを飲んでいるので今回は話しかけてみたのです。今はまだ、子育てと両親の介護で人生の正念場にいます。いつか必ず家内と訪ねてゆきたいと思います。有難う御座いました。
ピーターさんにも宜しくお伝えください。

No title

    シゲさんへ

 昨日、例のドイツ人と話していたら、あなたのことを教えてくれました。「とても感じのいい人だった」と言っていました。
 人生の正念場ということですので、山の暮らしを夢見て、頑張って下さい。
 息抜きに、どうぞ生石へお立ち寄りください。

ありがとうございます。

「とても感じのいい人だった」とは恥ずかしい限りです。私は大阪芸術大学のデザイン科を卒業し、東京で映画監督を目指して二十代を過ごしました。三十代になって設計、インテリアの仕事に就き四十半ばで両親との同居を決めて、家内と子供を連れて和歌山に帰郷。次男だったので好き放題「豊かな青春」を謳歌しました。親の老後は自分の務めだと帰ってきましたが、
結婚が遅かった為、仕事、子育て、介護と重なり、「青春時代」のツケが回ってきています。
いつか、森の中で、好きな絵を描いたり、雨の日はゆっくり本を読んだりしたいと思っています。
生石の森に知り合いが出来た事がうれしく、何度も書き込んでしまいました。
返信は結構です。
失礼致します。
非公開コメント

カレンダー

11 | 2018/12 | 01
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

月別アーカイブ

ブログ内検索

全記事表示リンク

訪問者数

ランキング参加中!

PR

PR

PR