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サッカー選手の入れ墨が不気味・・・

 ゴルフに夢中になっていた頃の話である。自宅近くのごく小さな練習場に週3回くらい通い、クラブを振っていた。この練習場に黒のベンツで乗り付ける40歳くらいのヤクザがいた。車は子分に運転させており、聞けば武闘派の組長らしい。

 彼とはハンデキャップが同じくらいだったので、何となく言葉を交わすようになった。ヤクザを褒めるのは気が引けるが、物腰は柔らかく、イガグリ頭の少年っぽい顔つきでとてもヤクザには見えなかった。どのようなヤクザでも、一皮むけば凶暴であることに変わりないのだが・・・。

 ある夏の日、私はヤクザの後ろの打席で練習していた。真夏と言うのに、彼はいつも長袖のTシャツを着ていた。彼がボールをティーに乗せようとかがんだ時、一陣の風が吹き、シャツがめくれた。腰のあたりに赤い入れ墨が見えた。噂によると、入れ墨は足首にまでに及ぶ見事なものだという。

 ヤクザだから入れ墨を入れていても不思議ではないが、妙に、印象に残っている。そして今、あの入れ墨が生々しく思い出されるのは、サッカーワールドカップに出場している選手たちの多くが入れ墨を入れているせいなのだ。

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 アルゼンチンのメッシは右腕にカラフルな入れ墨を入れているし、ブラジルのネイマールに至っては、首のあたりに子供が落書きしたような入れ墨がいくつも描かれている。

 正直言って、選手の入れ墨を見ると嫌悪感に近いものを感じる。「親からもらった体を傷つけるなんて・・・」という古臭い考えがあるからだ。恐らく選手にとってそれはファッションであり、入れ墨ではなく、タトゥーなのだろう。蛇足ながら、安室奈美恵ちゃんには入れてほしくなかった。

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 それはともかく、入れ墨は日本古来の文化だから、私のようにとやかく言うと無知を笑われるかもしれない。土偶に入れ墨と見られる文様があるから、縄文人のファッションだったのだろう。火事と喧嘩は江戸の華と言われたが、火消しの象徴は入れ墨だった。遠山の金さんだって桜吹雪である。

 しかしそれでも、日本社会は入れ墨に寛容ではないと思う。明治時代には近代国家にふさわしくないとして禁止されたことがある。現代でも、入れ墨にはアウトローやヤクザのイメージが付きまとい、ゴルフ場のほとんどが入場禁止である。それが普通の人であっても、袖の奥から入れ墨が見え隠れすると、やはり私は警戒する・・・。
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