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インカかぶれ

 家内は山小屋の小さな畑で、細ぼそと農業をしている。ラッキョ、玉ねぎ、キュウリ、オクラ、ピーマン、シシトウ、葉ワサビなどを少しづつ栽培し、まぁ、それなりに家計の足しにはなっている。

 つい先日、ジャガイモを収穫した。種芋の植え付けが4月下旬だったため、収穫も遅くなった。掘り出したのはたったの7、80個。ジャガイモの原産地は南米アンデス高原だが、収穫した種類もインカゆかりのものだ。表面の色はピンク色で、いかにもアンデス特産という感じだ。味は普通のジャガイモとそれほど変わりなく、美味しい。

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 その昔、南米各地を征服したスペイン人はジャガイモを船に積んで帰る途中、毒のある芽もろとも食べ、多数の死者を出したという。征服され、苦難を強いられたアンデスの人々からすれば、「ざまあ見ろ」という感じだろうが、インカに思い入れのある私としても同じ思いである。

 海外事情に疎いので偉そうなことは言えないが、もう一度行ってみたい町を上げよと言われれば、躊躇なくインカ帝国の首都だったクスコを第一に上げたい。標高3400mのこの町は空気が薄く、速足で歩くとたちまち高山病になり、めまいや吐き気を催す。4年前、たった1回行っただけだが、今なお強い印象が残っている。

 町を歩けば山高帽をかぶったインカの末裔たちと出会えるし、いたる所で高度な石の建築技術を目の当たりにすることも出来る。町は盆地の中にあり、茶褐色の山肌には家々がへばり付いている。峠から見下ろした町の夜景は幻想的で、見上げれば満天の星が降ってくる。

 とまぁ、アンデスとインカ文明にぞっこんの私だが、ふと、「パリカブ」という言葉を思い出した。30年以上前の話になるが、私の会社の後輩がパリに旅行し、帰国したらワインの話から文化芸術に至るまでパリに関するうんちくをしつこく語った。一度ならまだいいが、二度、三度とうんちくを聞かされた会社の同僚は、パリにかぶれた彼のことを「パリカブ」と呼んでからかった。

 私も1回のペルー旅行でアンデス、インカ文明にかぶれた一人であり、人のことは言えない。ともかく、ジャガイモの収穫が外国かぶれの話に飛躍してしまい、変なブログになってしまった。でも、その土地にかぶれる旅って、いいものだと思う・・・。
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