森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

【夫の日記】 ガールフレンドがやって来た

  紀伊山地のわが山小屋に、今年もガールフレンド3人組がやって来た。昨年の秋に続いて2回目だ。おや、おや?ひまじんも隅には置けないなあ、と思われるかもしれないが、彼女たちは、それぞれ自慢のご主人を持つ主婦である。
 昼前に到着した3人組は、まるで家出してきたような荷物を置くと、「お腹すいた~」と、色気より食い気。この日のためにひまじんが奔走して釣り上げた魚をご賞味いただくことにした。メニューはグレの味噌汁、アユの塩焼き、アユの燻製。
 これらを本当においしいと味わってくれるか心配だったが、全部ご満足いただけたようだ。最年長のご婦人は、やにわに口をガバッと開き、アユを頭からかぶりつく豪快さだった。特に、燻製が好評で、「まだ、あるやろ?主人にぜひ食べさせたいので、頂戴よ」。そこまで言われると、冷蔵庫の隅っこに隠してはおけない。
 午後は彼女たちがぜひ体験したいというアユの友釣り。「素人には釣れない」と何べん言っても、納得しない。オトリを買って有田川に車を乗り入れると、先日来の雨で増水している。
 ひまじんとしても、相手が一応女盛り?の女性だからいいところを見せたいと思う。ゴーゴーと音を立てる急流にオトリを入れる。瀬の方が勝負が早いのだが、オトリが流れに負けて弱る一方だ。
 「こうして釣るんだ」と講釈するものの、釣れない。最初は興味津津で見ていた彼女たちも、そのうち退屈したのか川遊びに興じて、ヘボ釣り師を見向きもしなくなった。
 2時間ほど経ったころ、Y女が「こ、これ何?アユ違うの?」と騒いでいる。釣りを中断して近寄ると、Y女のサンダルに鼻カンとハリが付いたアユが引っ掛かって、足元をくるくる回っているではないか。糸が切れて流れてきたオトリアユなのだ。「捕った、捕った」と喜んでいる。
 「アユは釣るより、捕る方が早いわ」などと口々にほざいている。ひまじんの釣り師としての自尊心をひどく傷つける言葉だ。面目丸つぶれである。悔しい!
 帰り道にある二川(ふたがわ)温泉に立ち寄った。女湯から年に似合わない黄色い声が聞こえてくる。湯煙の中で、女3人はひまじんの口ほどにもないアユ釣りをケラケラと笑い、Y女が偶然捕まえたアユの話で盛り上がっていたに違いない。
 なお、Y女はこのアユを山小屋に持ち帰りると言って聞かず、塩焼きにして食べた。逃がしてやればいいものを。虫も殺さぬ顔をして、残酷だなあ・・・
                                                (明日に続く)

    川遊びのあと立ち寄った二川温泉

ばばー3人 004

ばばー3人 005

 
 
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   20:08 | Comment:8 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 釣りじいさん [URL] #-
そりゃま、かしまし3人組みさんがお相手じゃ勝てっこないでしょう、にゃは!
お接待ご苦労さんでやんした。これも、山暮らしの義務(?)。お客様が喜んでいただいたのですからえかったんじゃないですか。
さ、存分プロの鮎釣りをご静かに堪能ください。
 2008.09.03 (水) 11:27 [Edit]
 齋藤 トキ子 [URL] #-
楽しい楽しい2日間をありがとうございました。2日間でしたけど丸々3日間位の楽しさでした。おねだりお土産の手作り鮎の燻製で、主人のごきげんをとり、また行けるようにしておきましたので、よろしくお願いします。
かっこ良く釣っていただいた大きなボラもお見せしたいほど上手に三枚におろせて、今味塩でねかせました。今夜のお酒もすすみます。あじも鯛も唐揚げしました。頭からかぶりつきます。お疲れがでませんように。
お礼 2008.09.03 (水) 11:57 [Edit]
 アガタ・リョウ [URL] #-
悲・惜交々の一話、楽しく拝読しました。歳を取ると男女の境は薄くなると同時に、根っ子にある男女の感覚の違いが浮き上がって来て、面白くもあり、楽しいものですね。それも、大人の味のある文章で綴られていますから、サラリとした全体の中で、チラリと姿を見せる男の感覚が、ついニヤリでした。テヘヘでありました。
 2008.09.03 (水) 14:27 [Edit]
 お茶目 [URL] #-
釣りの醍醐味
お世話になりました
楽しくて、まだまだ遊んでいたかったな

黄金の燻製は最高!!
手間隙かけた作品v-229はこんなにおいしくなるんだと言う代表選手ね

今回一番楽しみにしていた鮎釣り
そして、ひまじんさんが鮎と格闘するシーンだったのですが・・・

鮎釣りって意外と簡単!?
じーっとガマンガマンで川の中で立っていたら、『私を捕まえて』って足元でノックしてご挨拶までしてくれた

帰り道のあの鮎釣りおじさん
私達の『あっ、鮎だ!すごーい!』の声援で網に入れ損なって獲り逃がした
男の人って女の前でエエカッコしようとして・・・ ウフフ
 2008.09.03 (水) 15:52 [Edit]
 まるまる [URL] #-
お疲れでございましょう。

明日辺りがとくにお疲れが出てくることかと思います。

鮎が釣れなくて本当に残念でした。別荘もらい損ねたし・・・・v-12

昨夜のあいだに、お魚下ごしらえしました。深夜までかかりましたけど。

おいしく夜ご飯にいただきました。

ぼらがあんなにおいしいとはv-237


ありがとうございました。感謝です。v-238
さぞかし・・・・ 2008.09.03 (水) 22:21 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 ご婦人3人は、自己完結型で来てくれましたので、楽でしたよ。ご飯も後片付けもみんなしてくれます。
 もっと時間があれば、高原の豊かな自然を楽しんでもらえたのですが・・・
 アユはそろそろ終わりにして、アオリイカです。
釣りじいさん、おはようございます 2008.09.05 (金) 06:48 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 アガタさん、おはようございます。ご婦人のことを書くのは、なかなか難しいですね。書き過ぎると失礼なことにも触れてしまうかもしれませんし、さらりと書けばそっけなくなり・・・
ニヤリ・・・ありがとうございます 2008.09.05 (金) 06:56 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 Sさん、Yさん、Mさん、お礼のコメントありがとうございました。十分なおもてなしができず、しかも食事や後片付けまでしてもらい、楽チンでした。
 Sさん、頭からかぶりついた鯛、アジはいかがでしたか?ボラの味、ご主人は満足されましたか?
 Yさん、男は女性の前ではいい格好をしたいものです。ひまじんも入れ込み過ぎて空振りでしたね。アユの手づかみ、立派でした。
 Mさん、深夜まで魚をさばき、翌日は仕事。本当にパワフルですね。みんな嫌がるボラ、おいしかったでしょう?
 今回は1泊でタイトなスケジュールでしたから、高原の自然を楽しんでもらえなくて、残念でした。えっ、自然はもういらん?まあ、そう言わずに・・・またのお越しをお待ちしています。
お3人、お疲れ様でした 2008.09.05 (金) 07:12 [Edit]






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