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変な春

  今年の春は、いつもと少し様子が違う。山小屋の真正面に枝を広げるの山桜の古木は、例年と同じころに花を咲かせ、散っていった。それと入れ替わるように、カエデやエゴなどの広葉樹が次々と新芽を出し始めた。しかし、例年通りとは言えないのが、山菜の生育状況だ。

 例えば、昨年の4月15、6日ごろの写真の日付を見ると、タラの芽もコシアブラも小指の先ほどの小ささだったが、今年は同じころに食ごろのサイズになっている。そして、ゼンマイは次々と新芽を出し、先日には少し収穫した。

 山菜は保存するのが難しい。ワラビは慣れた人だと実に上手に塩漬けで保存する。長野県小谷温泉の女将に教えてもらったが、何回も挑戦したが成功したためしがない。山ウドも塩漬けで保存するらしいが、これもうまくいかない。

 その中で、ゼンマイとイタドリだけは上手に保存出来るようになった。ゼンマイは採ったらすぐに綿を取り、熱湯で7分ほど湯がいた後、ストーブの灰をまぶし、天日干しにする。時々ゼンマイを丸めるようにして揉んで柔らかくする。

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 冷凍食品を入れるフリーザーパックに入れ、常温で保存する。干しゼンマイは水で戻し、鷹の爪を少し入れて甘めに煮る。一袋で4、5日分のおかずになる。酒の肴としても相性がいい。

 シーズン中にパックで10袋くらいを目標に採取する。これがまたなかなかしんどい作業で、3、4日ごとに採りに行かなければならない。採る人の競争も激しく、私たちは朝の6時ごろには家を出る。正直うんざりもすることもある。

 ただ、それだけの価値は十分ある。赤茶色の中国産のものが多く出回っているが、国産ゼンマイとは似て非なるものだ。その点、東北産は味も歯触りも断然いい。私が作る干しゼンマイは及第点だと思う。東京から遊びに来た友人にゼンマイを振る舞ったが、鉢いっぱい全部食べてしまった。後で私も食べようと思っていただけに、少々、ムッとなった。

 先日はあられが降り、朝の気温が0度近い日も。しかし今週になって気温が上がり出し、山菜も大きく育つだろう。これから1年分のゼンマイを採らなければならず、忙しくなる・・・。
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