【夫の日記】 胃がよじれたアオリイカ釣り

  かくも胃がキリキリと痛む釣りをしたのは久しぶりだ。そして、敗北感に打ちひしがれた。釣りごときでなんやねん、と笑われるかもしれない。 
 実は来週、滋賀の友人夫婦が和歌山の龍神温泉で一泊した帰り道、私たちの山小屋を訪ねてくれることになっている。「アオリイカを食べたい」というリクエストに応えるため、釣りに出かけたのだ。
 去年よく釣った地磯をめざす。ここは定員2人の小さな磯だが、誰もいなかった。竿を出して半時間後、イカが生きアジに乗ったが、右手の大きな岩の裏手に回られて、取り込み不能。次は、寄せている途中、イカがアジを離してしまった。その次は、ヤエンという掛けバリが海中の岩に引っ掛かり、糸が切れた。
 まだまだトラブルがあるが、アホらしくて書く気にならない。10回くらい当たりがあり、結局取り込めたのは3杯だけ。打率にすれば3割だ。野球の打者なら褒められようが、アオリイカ釣りだと下手くそなのだ。
 先日、朝のテレビ番組で、これからが一番おいしいアオリイカの特集を流していた。イカの王様と言われ、ほとんどが高級料亭や寿司屋で食される。だから、いかに鮮度を保ったまま輸送するかが課題で、その工夫が紹介されていた。
 墨袋を取り除いて生きたまま運ぶ。この方法だと、刺身にすると身が透き通って、お皿の絵柄がくっきり見えるほどだ。
 もう一つは、鮮度を保つための生き締め。木槌でイカの目と目の間を一撃し、即死させるのだ。苦しみながら死ぬと、身に乳酸が回り、味が落ちる。関サバがおいしいのは、一つには一本釣りしてその場で生き締めするからだそうだ。
 もちろん、ひまじんもイカを生き締めする。専用の器具で急所を一突きすると、茶色の表面が一瞬にして全身が透き通る。残酷だが、苦しみながら死なせるより、あれこれ思う間もなく成仏させるほうがせめてもの罪滅ぼしだ。身勝手な理屈だが・・・
 釣ったアオリイカ3杯のうち、2杯は客人用に冷凍保存(イカは冷凍しても味が落ちない)。1杯は刺身にした。生き締めしているので身が透き通っている。甘くておいしかったが、晩酌の焼酎は釣りの失敗を思い出して、ほろ苦かった。


ほろ苦いアオリイカ釣り 001

ほろ苦いアオリイカ釣り 006

ほろ苦いアオリイカ釣り 007
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コメント

イカ刺しって甘くて歯ごたえがあって、そのくせ新鮮なのは口の中でとろけて旨いんよね~。ある意味ふぐ刺しより旨いかも。でも・・・キスの刺身はもっと旨い、にゃは!

アオリイカ食べたい。

アオリイカ釣り、いいですね。
釣りを ご無沙汰して4年が経ちました。私は舟釣り専門でしたが、アオリもやりましたよ。 あの味が忘れられません。
岐阜から海への往復が億劫になって自然に遠のいてしまいました。
難しそうですが、ヤエンに一度は挑戦したいものです。

 見事に透き通った、イカですね。そして、アオリイカって高級ですよね。

 今年分のトラブルはこれでだし尽したことでしょう。これから、運が向いてくる、、と
思います。。

アオリイカの生き締めの方法が非常に参考になりました。
もしエギングでアオリイカが釣れたら試してみたいと思います。
木槌の用意を忘れないようにしなくてはいけませんね。

美味しそうなイカですね。旨いイカは本当に旨いですよね(>_<)

そろそろイカ釣りに桜島へ計画してます。帰りは車に桜島の灰(へ)が…掃除が大変なんです(笑)

釣りじいさんへ

 キスの刺身って食べた事がありません。おいしいでしょうね。キス釣りは女房が大変な挫折感を感じて、最近では、ガシラ、ガシラと言っておりまして。

ヤンジジさんへ

 コメントありがとうございます。そうですね、岐阜から海まで遠いですよね。伊勢湾までは1時間くらいかかるのではないでしょうか。アオリイカも釣れるでしょうね。ぜひ、ヤエンに挑戦してみて下さい。体力もいりませんし。おいしいし。

赤すぺさんへ

 今もあのトラブルの数々を思い出して、悔しがっています。今年分の不運を全部使い果たしたと解釈します。お近くなら、ぜひ食べていただきたい・・・

ハカマ さんへ

 普通、釣りでは木槌ではなく、アイスピックのようなもので生き締めにします。どこの釣具店でも売っていますよ。ハカマさんがお住まいの所は良く釣れます。高原からちょっと遠いので、ごぼうの手前までで釣っています。

トレビアン・西さんへ

 アオリイカは本当においしいですよ。お金持ちですから、祇園のお寿司屋さんで、いくらでも食べられますよ。ぜひ、きれいな女性を誘って・・・

umitomoさんへ

 桜島、いいですね。アオリイカは九州が本場ですから、たくさん釣れるでしょうね。やはり、ヤエンですか?九州ではどのような釣り方をするのでしょう。こちらの地元の漁師は潜航板のような疑似餌でやっています。
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