【夫の日記】 穴場でアジを釣る/年末の食糧を確保!

  「まだ、アジ釣れるの?」。女房が浮かぬ顔をしてそうたずねた。「うーん、海水温が下がったからねえ。朝と夕方なら、ひょっとして釣れるかも・・・。でもあまり期待できないなあ」
 実は、買い物をせずに生石山の山小屋に登ってきたので、冷蔵庫にほとんど食べる物がないという。そこで、アジを釣って当分の食糧にしようというのが女房の魂胆だ。
 となれば、釣りに行くか、買い物に行くかのどちらか。念のために、湯浅町の釣り餌店に様子をたずねると、「アジねえ、釣れやんよ」と芳しくない。そこで、湯浅より南の海の情報に詳しい系列店に電話すると、なじみの店員が出てきた。「きのう様子を見に行ったら、なんと釣れている場所があったんよ。よう釣れてるで」と、うれしいことを言ってくれる。
 あたふたと釣りの用意をして、山を下ったのは午前9時半。そのなじみの店員の店でアミエビを買い、場所を教えてもらった。目指すは御坊市の日高漁港だ。初めて行く場所なので勝手は分からないが、車を走らせていると岸壁で10人ほどが竿を出している。おー、バンバン釣れている!

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 女房は慣れたもので、さっさと用意をしてもうアジを釣りあげている。私も少し遅れて仕掛けを下ろすが、竿が短いので深場を探れず、竿の長い女房のペースでは釣れない。
 女房の後姿を見ると、真新しい帽子をかむっている。この帽子、先日訪れた八ヶ岳のJAファームの店で買ったものだ。顔をぐるりと覆う布が付いており、和歌山ではなかなか見かけない優れものである。「顔が見えないので、よく似合うなあ」とからかってやった。

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 地元のおいやんたちは、釣れる度に「赤や」「青や」と言っている。なんのことか分からないので聞いてみると、赤はマアジで脂が落ちておいしくないが、青は脂の乗ったマルアジだと言う。なるほど、釣りあげたとき、確かに赤く見えるアジが混じる。
 すでに軽く100匹を超える釣果だ。クーラーに海水と氷を入れて絞めているので2、3日は刺身で食べられるほど、鮮度が保たれる。
 午後から強烈な向かい風が吹いてきた。アジ釣りは女房に任せ、私は軽トラで広い漁港の見学に出かけた。帰ってみると、風は一段と強くなっており、女房はお気に入りの帽子を脱ぎ棄て、髪を振り乱して釣っている。
 もうこれ以上竿を振れないので帰り支度をしていると、女房は軽トラで風を避けながら、アジの数を勘定している。サバのような大きなものから10センチほどの小さなものまで計220匹も釣った。

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 保存食にするため一夜干し、ミリン干しを大量に作ろう。南蛮漬けも。刺身にもしたい。余った分は山の仲間に配ろう。わずか500円ほどの餌代で、この釣果。食糧確保の目的は十分達成した。

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 まだ時間も早かったので、帰りは台風並みの風の中、海岸沿いに走り、4、5か所の漁港を下見した。煙樹ケ浜に近い岩場では、釣り人が竿ケースを波にさらわれて、網ですくおうとして高波を頭からかぶっていた。風の強い日に岩場で釣りをするのは危険だ。自己責任ではあるが、遭難でもすれば皆に迷惑をかける。怖い光景だった。

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