森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

【夫の日記】 ゴムボートが欲しい!

  私は無類の釣り好きである。和歌山に山小屋を建てたのも、美しい海や川に近いという理由からだ。商店やスーパーなど何もない森の中に暮らしていると、好きな釣りは単なる趣味から、次第に食糧を手にする仕事になりつつある。

 民族学の言葉に「漁撈」というのがある。旧石器時代とか縄文時代、魚や貝を採取する人々の労働、仕事を「漁撈」と呼んでいる。漁業はそれで生計を立てている人たちであり、釣りは趣味の世界だから、どちらも漁撈とは違う。

 そうすると、私が足しげく通う釣りは、どちらかと言えば「漁撈」というニュアンスに近い。理屈っぽいことを書いたが、これは女房に対して釣り好きを納得させるためによく使う言葉なのだ。

 それはともかく、波止場や磯で釣りをしていると、しばしばマイボートで釣りをしている人を目にする。広い海で、波に揺られながらのんびりと釣り糸を垂れている。これも羨ましいが、ボートが港に帰って来ると、クーラーボックスにたくさんの魚が納まっているのがなんとも悔しかった。

 私の「漁撈」をもっと豊かにするためにボートが欲しい。そんな思いに長い間とりつかれていた。インターネットで調べていると、大阪湾で試乗会が行われているとのことだ。そこで土曜日、女房を無理矢理引っ張り出して、試乗会に出かけた。

 会場のマリーナには様々なボートが浮かんでいた。私は船舶免許を持っていないので、免許がいらない全長3メートル以下で、2馬力以下の船外機が付いたボートでなければならない。もし買うなら、転覆などの心配がほとんどないゴムボートがいいと思っていた。

 主催者の店のオーナーが、夫婦で試乗してみたらとすすめる。いやがる女房の手を引いてゴムボートに乗せ、波静かな湾内を走った。ボートを運転するのは初めてだが、簡単だ。曲がる方向を時々間違えたが、慣れれば問題ないだろう。

 湾内を2周ほどした時、エンジンが止まってしまった。エンジンをかけようとチョークを引いたりしてみたがダメだった。女房は「ほれみなさい。こんなことがあるから危ないのよ。買うのはやめたほうがいい」と目を吊り上げている。

 この事態に気付いて店員が駆けつけた。何のことはないガス欠だ。ガソリンを入れてもらってもう一度、走った。風を切って気持ちがいい。夫婦で取っ組み合いしても転覆しないほど安定している。これなら、色んなポイントで竿を出せるし、釣果も上がるだろう。

 メラメラと私の心に火がついた。欲しい。どうしても欲しい。しかし女房はプイと横を向いている。何しろ、値段が張るのだ。定額給付金などもらっても焼け石に水だ。多少は内緒の金は持っているのだが・・・。

 さて、女房をどう説得するか。理屈を並べるのは得意な方だが、女房は社会党の土井さんのように「ダメなものはダメ」と耳を貸さないだろう。

 「なあ、お前。青い海にボートを浮かべ、魚を釣り、お弁当を食べる。夫婦二人っきりやで。新婚時代に戻ったようで、ロマンチックやないかい?」。これ、切り札になるかなあ・・・。

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Comment
 
 まるまる [URL] #-
この素敵な赤いボートがひまじんさんの愛艇になったのですね

素敵~~~~~v-10

さぞかし高かったでしょうねぇ。

まるまるも絶対に反対すると思います。だって、女性は、老後が心配だもの・・・・v-12
そして・・・・ 2009.03.30 (月) 00:10 [Edit]
 釣りじいさん [URL] #-
わしは何人もゴムボートから落ちている御仁を見ているので、買おうとは思いません。そりゃ、こちとらのように投げているよりたくさん釣れるし、大物も釣れるのはわかっているのですが・・・。ま、人それぞれですから、ねばり強く奥様を説得されてくらはいね~、にゃは!
 2009.03.30 (月) 12:24 [Edit]
 アガタ・リョウ [URL] #-
購入お勧めのコメントを書こうと思って、総裁のコメントを読んだら、兄貴のグログで、琵琶湖でボートが転落した記事を思い出しました。ライフ・ジャケットを着ていれば、大丈夫ですが、季節に依っては冷たいですよ。ダイバースーツも用意して置いた方が良いかも・・・、ゴムボートは、多分軽トラに乗るでしょう。小型船舶の免許持っていますが、海面スレスレで突っ走るのも、男の快感の一つですよ。有れば、森のお仲間との交流も、もっともっと楽しいものになると思いますよ。
 2009.03.30 (月) 19:37 [Edit]
 タマモクロス [URL] #-
高額なものでしたら、まず何回かレンタルのような試乗はないのでしょうか?
あれば、

①試乗釣行で数回クーラー満タンを見せる
②漁獲高を魚屋で売値を参考に換算し数字化する
③購入費と減価償却と漁獲高を弾き、陸っぱりとの比較

以上で説得

但し、漂流などの危険性は考慮してません・・・
それ故に、天候の安全確保は当然としても、ライジャケ、防水携帯、笛は必携ですぞ
数字で説得 2009.03.30 (月) 20:52 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 もう欲しくなったら、老後のことなどどうでもよくなります。お金より、愉快に過ごしたい!乗ってみますか?
まるまるさんへ 2009.03.31 (火) 06:28 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 以前、琵琶湖で友達のボートに乗せてもらっていて転覆して漂流した経験があります。怖いのは分かっていますが、ゴムボートなら転覆はしないでしょう。でも、ふらついて自分から転落する可能性はありますね。買ったら万全の態勢で、バンバンとキスを釣りますよ~
釣りじいさんへ 2009.03.31 (火) 06:33 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 気の早い山の仲間は「船長!」と呼んでいます。毎日、毎日、女房と話し合っています。余りにもしつこいので、女房はうんざりしています。もう少しです。
 貴兄が免許を持っておられる。驚きです。下ネタは上手だし、外人女性にも詳しく、小鳥、淡水魚の造詣が深く、器用ですねえ。
アガタ・リョウさんへ 2009.03.31 (火) 06:42 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 アドバイスありがとうございます。①はちょっと自信ないです。②これは少し説得力があるかも。③は死ぬまで償却出来ないかもしれません。
 私は怖がりですので、無茶はしません。ホームグラウンドの由良湾は波が静かで、魚種が豊富な海です。一緒にプカプカと浮かんでみませんか?
タマモクロスさんへ 2009.03.31 (火) 06:51 [Edit]






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