【夫の日記】 新作テーブル

  暑くもなく、寒くもなく、いい季節だ。山小屋のベランダに出て食事をしたり、お茶を飲んだりするのは気持ちがいい。渡り鳥もやって来て、様々な鳴き声を聞かせてくれている。

 ベランダには20年ほど前に買ったテーブルを置いているが、冬の間、ズボラして外に出したままにしておいたら、板が反りくり返ってしまった。まるで寺院の屋根のような曲線で、箸がコロコロと転がってしまう。

 そこで、テーブルを作り替えることにした。当方のブログによく訪問して下さる「マダム半世紀の憂鬱な毎日」さんは、女だてらと言えば言葉は悪いが、日曜大工に精を出しておられる。別に対抗心を燃やして思い立った訳ではないけれど、出来栄えを自慢したいという思いが少しある。

 しかし、大工仕事に自信がある訳ではない。以前にも書いたことだが、女房にせがまれて作った植木鉢を置く台は一夜にして崩壊した。鉢が何個も割れてしまい、以来、女房の信頼を取り戻すには至っていない。乾坤一擲のテーブル作りであるが、さて・・・。

 ホームセンターで特売の板を4枚買い、これをテーブルにする。脚は家屋を解体した時の廃材をもらったのでこれを利用する。費用は板代の680円ポッキリである。仮に使い物にならなくても構いはしない。

 板をつなぎ合わせ、90×70センチの小振りのテーブルにしよう。ネジくぎで止める前に女房に見せた。「夫婦二人だけだから、これくらいの大きさでいいだろう?」。ところが女房はとんでもないことを言うではないか。「こんな小さななテーブルで、額を突き合わせてご飯を食べるなんていややわ。それに加齢臭も匂ってきそうだし・・・」

 言っていいことと悪いことがある。親しき仲にも礼儀というものがあろう。正直ムッとしたが、余計な言い争いはしまい。もう一枚、板を買うため山を下りて、ホームセンターに走った。

 いいテーブルを作り、女房の憎まれ口を見返してやろう。テーブルの裏側からネジを止めたので、表はきれいだ。孫が来て、頭でも打ちつけたら困るので、グラインダーですべての角を取り、丸味を持たせた。我ながら配慮が行き届いていると思う。

 次は脚である。脚も横板も寸法通り切ったつもりだが、組み立ててみると斜めになっているし、ガタガタする。悔しいけれど女房を呼び、真っ直ぐか、平行かを見てもらいながら、ネジを止め直した。どうして私の大工仕事はいつもこうなんだろう。恐らく、三半器官か何かが悪いのかもしれない。

 朝から夕方までかかって完成した。塗料はまだ半乾きだが、脚にテーブルを乗せてみると、なかなかの出来栄えである。少々ガタつくが、このほうが手作りの味があっていい。

 これからこのテーブルで女房と向き合うことになるが、その距離は遠くもなく、近過ぎることもなく・・・。古女房との距離感は絶妙と言うべきか・・・。

      ↓ こんなに反り返ったので・・・
vcm_s_kf_repr_468x351_20090521182256.jpg

vcm_s_kf_repr_351x468_20090521182330.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20090521182426.jpg


 

 
スポンサーサイト

コメント

お~凄い!!
完璧じゃないですか!!
これで、また10年、20年と経つと・・・反るんですかいね~、にゃは!

すごい!!
器用ですね

ひまじんさんは褒められて伸びるタイプじゃなくて、けなされてやる気が出るタイプなんですね

遠くもなく、近過ぎることもない距離って何cm角ですか?

いい感じです。

文章を読んでいると、以前のステップ台を想像していました。が、写真を見るといい感じじゃないですか。
ところで、反ってしまったテーブルが気になるのですが。

ええのができましたね。さすがにひまじんさん。器用だわ。

しかし、奥様、言っていいことと悪いことがあります。旦那様に向かって、v-12

まるまるもいっぺん言うてみたいけど、怖くて言えません。

8月8日また団体戦があるのですけど、いかがかしらんv-236帰ってきておくれやすv-10

こんばんわ~

いえ、私はひまじんさんの腕には敵いません。
こんな素敵なのを作られては・・・
完敗です。^^;

なんとも良い雰囲気のテーブルです。

OH!

マダムの日曜大工もユニークだと思いましたが、今回のテーブルはすごいですね!
あのステップを作った人と同一人物とは思えません e-454

お早う御座います。いやー、立派なものです。完成品を見ながら、文章の要点をしみじみ反芻すると、周辺の緑と相俟って、益々文章に深みが増して来ますね。お見事です。
長年の夫婦生活の中で敷かれたレールは、平行線で行くか、合体して一本と為るしか有りませんね。レールが交差・交錯してしまったら、ギッタン・パッタンどころじゃなくて、脱線転覆してしまいますからね。何といっても、レールは安定が第一でないと、列車は走行出来ません。安全・用心運行が、高原列車の安心ですよ。へへへ・・・何しろ、兄貴の文章は、奥が深いので有ります。

いいですね~

スミマセン、私も冒頭を読んだ瞬間、以前のステップ台を想像して「マジですか、そこで頬杖でもついたら危ないよ~!」って思ってしまいました。(笑)
素晴らしい出来ですね。三半器官が悪い人にこんな立派なテーブルは作れません。
見晴らしの良いベランダで、涼しいそよ風に当たりながら食事なんて最高ですね。
ウチのベランダなんて、洗濯物を干すぐらいしか使えませんから。

釣りじいさん へ

 うーん、完璧と言われると、ちょいと恥ずかしいです。ベランダで使うテーブルなので、風雪にさらされて数年で反るかもしれません。まあ、この腕ですからまた作ります。

お名前不明のお方へ

 確かに、けなされて伸びる歪んだ性格の持ち主かもしれませんね。女房との距離は、おおむね1メートルくらいですよ~

あんこさんへ

 歪んだ古いテーブルは、ネジ釘で強制的に平にして、再生させました。残り物の黒のペンキを吹き付けると、まだまだ使えそうな感じです。何に使うか思案中です・・・

まるまるさんへ

 ご主人がそんなに怖いですか?そうは見えませんよ。
 団体戦、思いだしますね。まるまるさんの作戦がズバリ当たりましたね。ただ今年は70台で回れそうになく、迷惑をかけてしまいそうです。考えてみます。

マダム半世紀さんへ

 写真で見るとまあまあの出来かもしれませんが、よく見ると微妙に傾いていたりして、自慢できるものではありません。最初は慎重に作っていますが、次第に雑になるのです。多分、マダムに負けています。

kumoki さんへ

 ステップは失敗作でした。テーブル作りはリベンジです。ただ、構造が単純なだけに、一応使い物になります。kumokさんのような素晴らしい料理を並べられるといいのですが・・・

アガタ・リョウさんへ

 夫婦のレールはなかなか合体しませんね。なるべく狭い平行のレールの上を走りたいと思います。ただ、脱線転覆するほどのエネルギーは残っていませんので、大事故にはならないでしょう。

亀丸さんへ

 ええ、亀丸さんがテーブルの上で暴れても、壊れませんよ。このテーブルで食事とお酒を楽しみましょうよ。ボートを積んで、ぜひおいで下さい。お待ちしていますよ~

なかなか良い出来栄えですよ。特に色が良いですね。
私も大工仕事が仕事のひとつになっていますが、思った様にはいかないものですね。

ハカマさんへ

 色がいいと言われると恥ずかしいのですが、確かに、ちょっと値段の高い木材保護の塗料を塗ると色合いはいいですね。霧の多い高原では色んなものの傷みが早く、次々と作らなければなりません。

お邪魔しました(^^)。

こんにちは。

今日は仕事をするのをやめて、
庭でDIYしてます。
娘とブルの一鉄に邪魔されながら(T_T)
また遊びに来ます。
非公開コメント

カレンダー

05 | 2018/06 | 07
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

月別アーカイブ

ブログ内検索

全記事表示リンク

訪問者数

ランキング参加中!

PR

PR

PR