森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

【夫の日記】 対等と平等・・・民主党と夫婦関係

  私は亭主関白である。いや、かつて亭主関白だったと言うべきだろう。

 現役で働いていたころは、女房をアゴでこき使っていた。「ご飯」「風呂」「酒や!」・・・。子育ても全面委任である。女房の家事が、私の給料の半分くらいに相当することは知識として知っていたが、家事の大変さを理解する寛容な心を持ち合わせていなかった。

 私の給料は毎月女房の手元に届き、一家が何不自由なく暮らしていけた。だから、「誰のお蔭で食っていけるのか」との思いが強く、亭主関白にさせていたのだと思う。

 しかし、現役を退いたその日から、私と女房の力関係は劇的に変化したのだ。女房は「対等で平等な関係」を求めたのである。これからお金を稼ぐことがなくなる私は気弱になり、卑屈になり、女房の要求を呑まざるを得なくなった。

 以来、少しずつではあるが、食事の用意を手伝ったり、食べた後の食器を流し台に運んだり、それなりに気を遣うようになった。しかし女房はもっと働かせようとする。「対等で平等の関係」とは何と煩わしいものか・・・。

 実は、女房への愚痴を言いたいのではない。ゲーツ米国防長官が来日したので、民主党が掲げる「対等で平等な日米関係」について一言申し上げようと思うのだ。そのために、恥ずかしながらわが女房との「対等で平等な関係」を例に上げたまでである。

 軍事力や経済力が他国に比べて劣っていても、いかなる国にも誇りはあり、いかなる国にたいしても対等である。国の大小にかかわらず、国連の場でも平等であることは言うまでもない。しかし、現実の世界で、国と国が対等で平等だとは誰も思っていないと思う。

 そのような理想を否定するつもりはないが、人類の英知を集めても対等と平等の世界を造り出せるとは思わない。だから私は「対等で平等」という言葉自体、空虚であり、胡散臭いと思っている。

 なるほど、日本は米国の「ポチ」という人もいるから対等の関係とは言えないのだろう。基地問題や条約を見ても平等ではないかもしれない。ただ私は日米関係の難しいことがよく分からないので、半端な知識で論じるのは控えたい。

 私が言いたいのは「言葉」の持つ「力」についてである。民主党はマニフェストに「対等で平等な日米関係」とあえて書き、政権についた後もそう言い続けている。まことに青っぽい言い方だと思う。言葉は独り歩きして、さまざまな憶測や疑念や軽蔑を招く怖さがある。外交の場において、「対等と平等」を言葉にした瞬間、見下されるし、外交の稚拙さを見破られるだろう。

 民主党は政権交代が現実となり、勢い余って前のめりになっているように見える。対米関係を改めようという民主党の思いはよく分かる。しかし、フーテンの寅さんじゃないが、「対等と平等」、それを言っちゃーおしまいよ。あくまでも胸に秘めおけばいいと思う。言葉は想像以上に恐ろしいということを肝に銘じるべきだと思うのだが・・・。

 ところで、女房が私に強要する「対等で平等」の関係改善は、ますます勢いを増している。鳩山さんが目をギロリとさせて「対等で平等」とのたまう度に、女房の顔が浮かび、心臓が縮むのだ。

 
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   08:10 | Comment:11 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 釣りじいさん [URL] #-
自分の国を守るのは口では守れませんからね。対等で平等と言うなら、自国を自国の力で守る法改正が必要です。
ひまじんさん、頑張ってくらは~い、にゃは!
 2009.10.22 (木) 13:51 [Edit]
 アガタ・リョウ [URL] #-
 対等と平等とですか・・・言葉には、体力が必要ですからね。台頭と兵等を狙っても、戦前日本には、その体力が有りませんでしたからね。力み過ぎて孤立してしまった苦い国難の経験がありますからね。 戦後、体力の代わりに金力で、経済台頭して来たのに、今度は気力と戦力が失せてしまいましたしね。
 心技体の国技大相撲も、傭兵の有り様・・・再構築には、何世代を要するのでしょうかね。頭の片隅でジュクジュクしている内なる心なんですがね。
 2009.10.22 (木) 21:59 [Edit]
 亀丸 [URL] #-
奥様に「対等と平等」の要求を求められるなんて、結構じゃないですか。
今時は現役を引退した途端に女房から三行半を突きつけられ、熟年離婚する夫婦が多いそうですから・・・。
私もそのような現実を目の当たりにしてから、女房に気を使うようになりました。
ひまじんさんご夫妻は理想の夫婦に映りますよ。
外交においての「対等と平等」ですが、確かに言葉に出して言うと見下されそうですね。卑屈な感じがします。
 2009.10.23 (金) 10:44 [Edit]
 まるまる [URL] #-
あの奥様のおかげで、今のひまじんさんがあるのですよ。大事にしないとバチがあたりますえ。

あおりいかの耳でいいし、欲しいよ~~~
 2009.10.23 (金) 12:25 [Edit]
 kumoki [URL] #-
おひさしぶりです!
「対等で平等」の話、とてもおもしろかったです。しばらくニュースに触れないうちに、日本の様子は少し変わりましたね。また森の暮らしについて読むことができてうれしいです。
 2009.10.23 (金) 21:08 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 アメリカの核の傘から離脱して、核武装しますかねえ。空母も浮かべて国を守りましょう。じいさんの地元広島呉のドッグで次世代「大和」を建造して下さいよ。
釣りじいさんへ 2009.10.24 (土) 09:06 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 うーん、民主党の外交は危ないですね。台頭する中国への戦略があるのでしょうか。
 大東亜共栄圏構想、大アジア主義という言葉は懐かしいですが、共産国家中国を巻き込む東アジア構想なんて、何なんですかね。絵に描いた餅よりひどいと思うのですが・・・。
アガタ・リョウ さんへ 2009.10.24 (土) 09:15 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 いやいや、女房との対等と平等はつらいですよ。まあ、どちらも熟年離婚の勇気はありませんから、うまくバランスをとっていますが・・・。
 アメリカとの対等は、空母をいっぱい作ってからにしましょう。冗談ですが。
 イカが釣れますよ。来て下さいね。
亀丸さんへ 2009.10.24 (土) 09:20 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 はい、女房を大事にします。普通、山奥なんかについて来ませんからね。
 アオリイカの耳・エンペラはコリコリしておいしいですよ。でも、耳だけ差し上げるような失礼は出来ません。さあ、どうしよう。
まるまるさんへ 2009.10.24 (土) 09:23 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 いよいよ「砂漠人」の再開ですね。楽しみにしています。
 トルクメンの異文化を満喫してこられたでしょう。こちらは、相変わらず山奥で、さほど刺激のない生活をしております。
kumokiさんへ 2009.10.24 (土) 09:25 [Edit]
 元赤スペです [URL] #-
あの、「対等」発言

以外にもhttp://www.yomiuri.co.jp/world/news/20091023-OYT1T00530.htm
「最もやっかいな国は日本」鳩山政権に米懸念
 ↓
「米国は、今や我々が与党であることを認識すべきだ」(犬塚直史参院議員)

など、挑発的な発言が目立ちます。

これは、決して長期戦略があるわけではありません。

もちろん、どんな国にも「威圧的に」されるのは嫌ですよ、米国に関わらず。感情的にはわかりますが、政治家はその国家を背負う立場を考えなければいけません。

戦略も考えず、ただ、メンツや
、とくに国内の反米左派、
多くの民主支持者向けのパフォーマンスのために、、反米ポーズとってるだけのように見えるのです。

優位に立ちたいなら、表面的に対立すると、明確に敵視されるので、得策ではない、のに。

計画性・戦略性のない、思いつき外交、に感じます。
お久しぶりです 2009.11.03 (火) 00:21 [Edit]






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