【夫の日記】 もみ殻で燻炭を作る

  刈り取られた田んぼのあちこちから煙が上がっている。その白い煙は、もみ殻を焼いて燻炭を作っているのだ。深まる秋を実感させる光景である。

 わが山小屋からも、連日、燻炭作りの煙が上がっている。女房が耕作する畑に使うので、かなりの量が必要なのだ。女房からの受け売りだが、燻炭は土を清浄し、保温や保湿、保水の効果もある。有機肥料と混ぜて使うと、野菜の根を丈夫にし、元気に育つから野菜作りに欠かせない。

 もみ殻は知り合いの農家からもらっている。先週と今週の2回に分け、軽トラに満載して運んだ。女房はそれでもまだ足りないという。燻炭を園芸店などで買うと、50リットルで700円ほどもするのだから、女房が欲張るのも無理はない。

 盛り上げたもみ殻の中央に窪みを作り、そこに落ち葉を置いて火を付ける。やがてかすかな煙が上がり始めるが、決して燃え上がったりはせず、次第に黒く燻されていく。50リットルほどのもみ殻が燻炭になるまでには丸1日かかるので、なかなか面倒な作業である。

 落ち葉集めも女房の日課だ。山小屋裏に囲いを作り、ここに生ゴミやヌカを混ぜて積み重ね、シートをかぶせて寝かせておく。これも有機栽培に欠かせない栄養たっぷりの肥料となるのだ。

 日本三大美人湯で知られる龍神温泉の旅館の支配人から聞いた話だが、秋になると落ち葉を拾う人が次々と来て、あたりの落ち葉がすっかりなくなると言うのだから驚きだ。有機栽培を目指す人たちが増えている証拠だろう。ここ生石山にも大型トラックで集めに来る人もいるが、まだまだ無尽蔵にあるので心配はない。

 私は女房に「畑の楽しみを奪ってはいけないから」と屁理屈をこね、農作業には手を出さない。ただ、落ち葉集めだけは結構な労力が必要なので、渋々手伝っている。新鮮で、美味しい野菜を食べさせてくれるので仕方なかろう。

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コメント

                こんばんは。雨は止みましたか?
 兄貴夫婦は、凄いですね。お二人には一つ一つの作業の意義が、好く理解されて居られる。意義があるから、手間を惜しまない。そんな兄貴・姉貴の姿をブログから想像して、嬉しいやら尊敬するやらで・・・本当に、好いブログさんに出会えた事を感謝しています。
              兄貴・姉貴、お世辞ゼロですよ。へへへ。

なつかしいですな~

ガキの頃、近所の田んぼで籾殻を焼く時に芋を放り込み焼き芋ができるのを楽しみにしました・・・
巨大な籾で、翌日に持ち越し学校から帰って見に行くと既にならされた後で芋が無い(笑

アガタさんへ

 ありがとうございます。私たち夫婦もアガタさんの飽きさせないブログを拝見してクスクス笑ったり、うんうんそうそうと相槌を打っているのですよ。幹事長、お世辞ゼロですよ。へへへ・・・。

タマモクロスさんへ

 折角の焼き芋が食べられず、がっかりする子供たちの表情が浮かんできます。なるほど、もみ殻の中に芋を入れておくと、うまい具合にやけるでしょうね。一度、試してみましょう。

マネしました

奥様に習った「モミガラくん炭」をマネして私の畑にも作ってみました。
女性はこういう物が好きなのでしょうか?
今、モミガラを頂けるところを探しています。

ハカマさんへ

 私がもらっているもみ殻は、農家の空地に「自由にお持ち帰り下さい」と書いてあって、たくさんの人が取りにきます。ありがたいことです。ハカマさんの近くは田園が広がっていますので、探せばくれる農家がいくらでもあるのではないでしょうか。ついでに藁ももらい、カツオを焼いて下さい。
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