ああ、恥ずかしい秘密(その二)

  木の枝を木工もどきで作った木片は、何に使うのか--。前回のブログで謎かけのようなことを書いたものの、所用でしばらく山小屋を留守にしてしまい、ブログの更新が滞っていた。すみません。私の恥ずかしい秘密を告白するとしよう。

 一戸建ての住宅に転居した時だから、20数年前になるだろうか。私は女房に一生秘密にしておこうと思っていたその現場を見られてしまったのだ。トイレで大便をしている時、ノックもせずにドアを開けた女房が私の異様なスタイルを見て、「何やってんの!」と絶句した。彼女の目は、さげすみの色が滲んでいた。

 私は洋式トイレの便座に座って用を足すことが出来ないのだ。だから、便座を開けて、陶器の便器の上にまたがり、和式トイレのようにして使っている。女房に問い詰められたが、うまく説明できない。「出るものが出ないのだ!」と言うしかなかった。

 実は、このような姿でトイレをしていると、時々バランスを崩すことがある。年を取るとそれがますますひどくなってきた。力んだ瞬間が危ない。汚い話で恐縮だが、用便の途中でひっくり返りでもすればひどいことになる。笑い話ではなく、私の深刻な問題になってきているのだ。

 そこで、安定した姿で、安心してトイレが出来るよう、取っ手を付けようと考えたのだ。これをしっかり握っていれば、バランスを崩すことはない。この木片は、便座にまたがる私の特異な用便スタイルを助ける器具なのだ。

 実のところ、この特異スタイルは私だけではないと思う。ゴルフ場の男子トイレを見てみるとよい。洋式にまじって二つか三つ、必ず和式トイレがある。これは、和式を愛するご仁が一定程度いる証拠だろう。

 昔は洋式トイレなどなかった。妙齢のご婦人だって、和式トイレにまたがっていたのだ。長年慣れ親しんだ和式にこだわる人がいても不思議ではない。力学的にも、和式の方が肛門を広げ、弛緩させる効果ががあり、大便をするには理にかなっていると思う。

 なるほど洋式トイレは便座が暖かいし、シューッとお湯が出てきて気持ちいい。もちろん私は、洋式で用を足した時は、便座に坐り直して、シューッとやる。言い訳ではないが、和式トイレは、造形的に簡素で美しいと思う。かまどが姿を消し、掘りごたつもなくなった。古き良きものが一つ、また一つと姿を消していくのは寂しい。和式トイレもいずれ絶滅するのだろうか。

 私は、木片で作った取っ手にしがみつきながら、あくまでも和式にこだわりたいと思う。だって、出ないんだもん・・・。

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コメント

あれかっ!

あー すっきりした! と同時にハワイの夜を思い出しました
紳士のあるまじき行為にみんな大爆笑でしたね
長い足を持て余す姿がなんとも・・・
手摺りはなかなかおしゃれですね
介護用には見えませんよ

ひまじん様
今年もよろしくお願いいたします。
しかし、洋式で用を足した時は、便座に坐り直して、シューッとやる。。。
まるでいいとこどりですね。笑
こんなウッディな木の香香りそうな便所なら、ゆっくり時間かけて楽しめそうですね。その排便を・・・
でもあまり長居をするとバランス崩しやすくなるので注意が必要ですね。それと、足を踏み外さないようにきをつけて、運を納めてください。

!!!

かなり驚きました!
出るものが出ないのは、トイレの様式のせいではなく
食べ物のせいだと砂漠人が力説しています…。
それはさておき、イランではどこへ行ってもしゃがんでするタイプのトイレで、
壁にはおしりを洗うためのホース(水道)がついていました。
ひまじんさんにピッタリじゃないでしょうか?

洋式便器に跨って致す方が居られるのは知っていましたが、まさかこんな近くに・・・。
奥様に見られて、便器に跨ったままで恥ずかしいような、困ったような顔のひまじんさんを思い浮かべて、今笑いを噛み殺しています。
落ちないように、しっかり摑まって致して下さいね。クックック・・・。e-454

今からでも遅くありません。
訓練あるのみ。

様式はお尻もあたたかいし、なれたらきっといいと思います。

冷たいでしょ。

お茶目さんへ

 へっ、へへ・・・。そうなんです。ハワイを思い出すでしょう?
 でも、私にとっては、もはや笑っていられないのです。便器から落ちるかもしれない。思い余っての木工ですよ。

isshy さんへ

 いや、本当に足を踏み外しそうになります。苦肉の策なんです。でも、なかなかいい木でしょう?これからは、これをグイッと握って、頑張ります。

kumokさんへ

 砂漠人さんがおっしゃる通り、食べ物のせいもあると思います。でも、それでも洋式はいけませんねえ。坐っただけで、その気が起きないのです。
 イランのトイレ、いいですねえ。ホースが付いているのは、どこかおおらかな気分になります。

亀丸さんへ

 恥ずかしいことを知られてしまいましたね。ただ、この年になると、もはや恥ずかしいことなんて一つもありません。開き直っています。

まるまるさんへ

 訓練ですか~。でも、出なかったらどうするの? 便秘状態をいつまでも続ける訳にはいきません。私にとって、これが手っ取り早いのです。この取っ手、立ち上がる時も便利ですよ。

ひまじんさん、木工第二弾で便座の高さ位の下駄でも作られたら如何でしょうか。この方が和式トイレスタイルに近いと思うんですが、でも不安定かも?失礼しました。

フォンのお父さんへ

 うーん、下駄の提案はどうでしょうね。幅が広すぎて、カエルをつぶしたような格好になります。こんなの、恥ずかしくて・・・。
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