森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

沢庵にも切り方がある?

vcm_s_kf_repr_468x351_20100227114627.jpg


  沢庵はどのように切ればいいか・・・。私たち夫婦の間でくだらない論争をしている。お互いが自説を曲げないので、なかなか決着がつかない。馬鹿げたことだと思うが、この問題を世に問うてみたい。

 実は先日、信州からブログを発信されている「心何処」の管理人アガタ・リョウさんから、手作りの沢庵漬けをたっぷり送っていただいた。女房は娘たちと旅行に行っていたので、私は三度、三度、不慣れな食事を作らねばならない。そんな時に送られてきた沢庵はまことに有難い。早速いただくことにした。

 まずは沢庵を長さ4センチほどに切る。これを縦に二分し、幅1センチほどの棒状に切っていく。これが私の切り方である。母親もそのように切っていたので、それを真似ているのだ。沢庵は手間と工夫、加えて信州の風土が育んだ素朴な味わいがあり、絶品だった。

 数日後、女房が帰ってきて、食卓に出してくれた沢庵は輪切りだった。私に言わせれば、手抜きのぶつ切りである。ラーメンライスを注文すると、真っ黄色で薄っぺらい沢庵がふた切れ付いてくる。これも輪切りにしてある。このようにして出されると、ラーメン屋の沢庵を思い出し、味もそっけもない。

 女房が沢庵を輪切りにするのは今に始まったことではない。やんわりとたしなめたが、思わぬ反撃を受けた。「男たるもの、そんな些細なことを・・・」。女房のプライドを傷付けたかもしれないが、「男たるもの」とは聞き捨てならない。

 問題はどのように切れば、美味しく食べられるかである。そもそも沢庵は、大根の皮のパリパリ感、身のポリポリ感が混然一体となって味わいが広がるのだ。だから、輪切りにすると、そのバランスが悪くなる。スティック状に切れば、皮の面積と身の体積がちょうどいい具合になり、噛むたびにいい音が出る。

 料理は素人だが、食材を切るという点ではちとうるさいのだ。それに、自慢じゃないが、愛用の包丁は越前の作家が打った名刀である。これ一本で魚をさばき、刺身も作る。沢庵もこれで切る。包丁を研ぐのも趣味にしているので、いつもよく切れるようにしてある。

 私が釣るアオリイカなどイカ類も正しい切り方がある。刺身を作るには、胴の部分を縦に切って左右の二つに分ける。片身を横向きに切り分け、頭から足の方向に包丁を入れて刺身にする。イカは繊維が横に走っているので、このように切ると、繊維を細かく切るので食感が良くなるのだ。

 しかも、刺身にする前、身に2、3ミリの幅で斜めに浅く包丁を入れておくと、一層美味しくいただける。テレビの食べ物番組で、バカなタレントはどんな魚を食べても「プリプリしている」「コリコリしている」などとほざいている。魚の本当の美味しさは、舌と歯にまとわりつくもっちり感がいいのだ。イカに斜めの包丁を入れるのもこのためだ。

 浅田真央ちゃんの涙を見ながら、夫婦で口角泡を飛ばしているのは馬鹿げてはいるが、平和な証拠かもしれない・・・。

vcm_s_kf_repr_468x351_20100227114711.jpg




 

 
 
スポンサーサイト
   11:48 | Comment:9 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 アガタ・リョウ [URL] #-
 こんにちは。為るほどなるほど・・縦切りですか。それは知りませんでした。見慣れた輪切りよりも、何か高級感すら感じてしまいますね。理路整然とした縦切り説ですね。
 早速、遣って見ます。兄貴の写真の撮り方が好いので、何か美味そうに見えてしまいますね。恐縮の極みであります。へへへ。
 2010.02.27 (土) 13:50 [Edit]
 アガタ・リョウ [URL] #-
 沢庵の縦切りを夕食に出した処、母はニコニコと目を細めて、北海道ではこう遣って切って居ただろう。覚えていたのかい?なんて、言われちゃいました。
 残念ながら、私には一切記憶になかった処でありました。それで、斯く斯く云云と種明かしを致しました。へへへでありまする。
 2010.02.27 (土) 20:41 [Edit]
 お茶目 [URL] #-
京都の友達が信州へ嫁いで野沢菜を壬生菜のように切り刻んで出したら、野沢菜は3.5cmに切り揃えるものだと言われ喧嘩になったって言うのを思い出しました。
まぁ、夫婦喧嘩は犬も喰わぬと言いますが、おつけものは私も犬も頂きま~す!

 2010.02.28 (日) 00:36 [Edit]
 kumoki [URL] #-
すばらしい包丁(と敷物)ですね。
ちょっと恐ろしくもあります。

縦に切った沢庵は意外でした。おいしそうだし、見栄えがいいですね。
でも夫から指摘されたらムッときてへ理屈を返しそうです。

それにしても沢庵、アオリイカの刺身、食べたいなあ!
今日はうちで山盛りの果物を食べながら、「もう日本では暮らせないな」などと
思っていましたが、あっさり考えが翻りました。
 2010.02.28 (日) 08:52 [Edit]
 亀丸 [URL] #-
どちらも美味しそうと思ってしまう私は食通にはなれない人なんでしょうね。
でも、魚の刺身なんかも切り方ひとつで全く食感や味が変わってしまうので、きっと沢庵もそうなんでしょうね。
包丁も、私のなまくら包丁(義母からのプレゼントで15年間愛用していますが)とは違い、よく切れそうですね。
釣り師たるもの、このような包丁を持ちたいものです。
話は変わりますが、17年ぶりに日本に大津波警報が出ましたね。
こんな天気の良い釣り日和の日曜日に、ボート釣り師としては背筋が凍る思いです。
釣りの際はラジオの携行は必要だと改めて実感しています。
ひまじんさんもお気をつけて!!
 2010.02.28 (日) 11:51 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 お母様が覚えていたのかい?とお話しになったとのこと。助太刀、まことにありがとうございます。女房がアガタさんのコメントを読んで、渋い顔をしていました。ざまー見やがれです。
 確かに美味しそうな写真が撮れましたが、実際、いい味ですよ。
アガタ・リョウさんへ 2010.02.28 (日) 18:14 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 野沢菜を切り刻めば、確かに怒りますね。長く切ってパリパリ食べるが正しいのです。学生時代、冬は信州で過ごしていましたので、野沢菜が懐かしいです。
 犬も食ってくれますか。へ、へへ・・・です。
お茶目さんへ 2010.02.28 (日) 18:18 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 切れそうな包丁でしょう?でも、滅多に?振り回したりはしません。ご安心を。
 沢庵も美味しいですが、 kumoki さんが市場で買ってこられた食材の数々は、美味しそうで羨ましいですよ。
 砂漠人さんが留守の時、おにぎりを作られた気持ちが分かります。時々は日本食を楽しんで下さい。
kumoki さんへ 2010.02.28 (日) 18:24 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 15年も使っている包丁なら、きっと愛着があるでしょうね。時々研いで、使った後は油を引くのを忘れないで下さい。
 確かに、背筋が凍るような津波ですね。紀伊半島沖で、同じような地震が起きたらどうなるでしょうね。ボートは流されるのでしょうか。沖どまりと言いますが、ボートでも効果があるのでしょうか。
 ラジオの携行は必須ですね。私もそうします。
亀丸さんへ 2010.02.28 (日) 18:31 [Edit]






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/411-05e85584
 
 
カレンダー
 
05 | 2017/06 | 07
- - - - 1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30 -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR