森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

油圧の力って凄いなあ・・・薪割り

  それは、2トントラックに乗せられ、私たちが暮らす生石山の広場にやって来た。鉄の塊のような代物である。キャタピラー付きの自走式だが、赤ん坊がよちよち歩きするほどのスピードしか出ない。ただし、この機械のパワーたるや半端じゃない。子どもが喜ぶガンダムのように勇ましい。

 今から30年ほど前、全国紙の地域版で、この機械が紹介された。その正体は油圧式の「薪割り機」である。当時はサラリーマンだった機械好きの男が、エンジン、油圧機など様々な部品を組み合わせて自作したので、ニュースになったのだろう。

 この人はその後、脱サラして農機具店を開いた。私たちはこの店でチェンソーや部品を買っており、懇意にしている。大量の丸太をタダでもらうことになったのも、この人が骨を折ってくれた。薪作りに励んでいるのを見て、薪割り機を貸してくれることになったのだ。

 今、せっせと輪切りにしている丸太は、杉以外すべてカシである。材質が堅くて火持ちがいいので、これ以上薪に適した木はない。直径25センチ前後の太い丸太だが、斧を振り下ろすとスパッときれいに割れてくれる。

 しかし、現場からこれまでに持ち帰った輪切りのコロは、少なくとも400個くらいはあるだろう。これをいちいち斧で割っていては、腰がだるいわ、手首が痛いわで、閉口する。だから薪割り機は願ってもない助っ人である。

 油圧機の先に長さ10センチほどのクサビが付いていて、これを押し付けて油圧の強力パワーで一気に割るのだ。直径30センチの丸太でも、「バシッ!」という大きな音とともに、真っ二つになる。その半分を二分するので、計4本の太い薪が出来る。

 作業は、ドイツ人ピーター、ファーマーM、私の3人で行った。一人が油圧機を操作し、もう一人が台に丸太を載せてクサビの方向を調節する。3人目は割れた薪を軽トラの荷台に放り込む。3人の呼吸が合えばスピーディーに作業が進むのだ。

 私たちの仲間は、重い斧を振い続けるほど若くはない。「薪割り機が欲しいなあ」が本音だ。子供がオモチャを欲しがるのに似ている。ただ、市販品を買えば10万円前後もかかるので、頭が痛い。農器具店のオヤジに泣きついて、作ってもらおうか・・・。

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   08:12 | Comment:2 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 亀丸 [URL] #-
ひゃ~、凄い機械ですね。
ちょっと大きな出費になりますが、森の暮らしでの薪の重要性を考えると、是非手に入れたい機械でしょう。
きっと森の仲間の皆さん共同で購入される気がします。
ゴムボートの高圧電動ポンプもそうですが、人間は一度便利を知ってしまうと、もう不便には戻れません。
ゴムボートを足踏みポンプで膨らませるなんて芸当、私も昔は普通にやっていましたが、今ではそんな気にはなれませんからね。
森の仲間の皆さんも、今後は斧で薪を割る度に、この絶大なるパワーの薪割り機を思い出すでしょう。
森の自治会で諮ってみては??
 2010.03.21 (日) 11:07 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 高圧電動ポンプの例えは絶妙ですが、確かに便利を経験すると薪割り機もポンプも手放せませんね。多分、共同購入になるでしょうね。
 それにしても、天気が安定しません。特に、山はまだまだ気温が低く、釣りに行く気になりません。次第に焦りが強くなっています。あーあ。
亀丸さんへ 2010.03.23 (火) 18:59 [Edit]






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