山菜の季節が巡り、ワラビ採り

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  山焼きされた生石高原に、山菜の季節が巡ってきた。先日からたくさんの人が高原を歩いている。レジ袋を片手に持っているから、ワラビやゼンマイ、スカンポ(イタドリ)などの山菜を採っているのだろう。

 私たちも遅れを取ってはいけないが、焦ることはない。雨の翌日、人の少ない平日を選んで出かけるのだ。雨が降れば、山菜は一気に地上へ顔を出す。

 シーズン最初の頃は、ワラビとスカンポを採る。ワラビは長く伸びたものより、太くて短い方が柔らかくて美味しい。いわゆる懐石料理に出てくるようなはしりのワラビである。

 高原のすぐ近くに住んでいるので、そういうワラビが出る場所を知っている。そろそろ出始めているだろうと、昨日、女房とワラビ採りに行った。前の日に雨が降ったので条件はいいが、手がかじかむほど寒い。

 こんな寒い日に、しかも朝早くから誰も来ていないだろうと高をくくっていたら、私たちと同じような年配の夫婦が山の斜面に這いつくばっていた。レジ袋は、はち切れそうに膨らんでいる。かなり早い時間から採っていたのだろう。

 この夫婦の採り残しを拾いながら山を登った。ワラビの長さは10センチ前後、小指ほどの太さで申し分ない。色は茶色だ。次の場所に移動すると、ここには鮮やかな緑色のワラビがいっぱい出ていた。赤くて若いスカンポも出ていたので、4、50本ほどレジ袋に入れた。

 そこそこ採ったので、お互いが「さあ、帰ろう」と言い合うのだが、目の前にワラビが生えているのでつい採ってしまう。「さあ、帰ろう」を何回も繰り返し、1時間余りしてやっと引き上げた。

 灰汁抜きは薪ストーブから出る灰を使う。まず、ステンレスのボールにワラビを入れ、その上に灰を振りかけ、熱湯をひたひたになるまで注ぐ。すると、ワラビはきれいな緑色になる。そのまま半日ほど漬けておくだけだ。

 水を切って冷凍保存しておけば、年中春の味覚を味わえる。採りたての味とそう変わらないのでありがたい。スカンポも皮をむいて塩で処理し、冷凍しておくのだ。このスカンポを胡麻油で炒めてキンピラ風に仕上げれば、シャキシャキした食感が楽しめるのだ。

 これから山菜の季節が本格化するので、忙しい。あとしばらくすると、コシアブラ、タラの芽を採る。フキも茎が太くなってきたので、そろそろだ。これも佃煮にして冷凍保存しておく。山ウドは特に美味しい。山小屋の敷地で栽培しており、小さな芽が出てきたので10日ほどすれば食べられるだろう。

 山菜は、冬の間にたまった体内の老廃物を排出する効果があると聞く。山菜の効用にあやかり、この1年を健康に過ごすことが出来れば、有難い。

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コメント

食文化

これぞ田舎の醍醐味。
素晴らしい内容だと思います!
古民家に移住してから色々楽しみます。

美しいです。

自然の恵みは美しいですね。
こんなに綺麗な食べ物は、身体の中も絶対に綺麗にしてくれます。^^

そちらの朝晩はまだ寒そうです。
山菜採りにあまり無茶をなさらないようにしてくださいね・・・転んだりする事もありますから。

ヤマガラの訪問。
とっても嬉しいですね。^^
羨ましい~

sumito さんへ

 古民家・・・和歌山大学の人たちが調査に来られるそうですね。改修が早く進み、生活の場になれば最高ですね。
 まずは竈でご飯を炊いてみて下さい。オール電化の時代に、古民家の生活は何かを取り戻すように思います。

マダム半世紀さんへ

 はい、こちらの朝晩は寒いです。ストーブを燃やし続けています。
 山菜採りでは、無様に転ぶことがあります。どうも私は平衡感覚が鈍いように思います。転ばないようします。お気づかいありがとうございます。
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