森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

鮎の初釣りは泣いて笑って

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  さあ、鮎釣りだ。ホームグラウンドの有田川は26日に解禁され、3日待っての釣行である。オトリの鮎に鼻環を通し、流れに沈めたのは午前9時半。オトリはツ、ツーッと流れに向かって元気良く泳いでいる。何十年も鮎釣りをしているのに、初釣りはいつも少年のように胸が高鳴る。

 それにしても何と寒いことか。水も冷たく、手がかじかみそうになる。鮎も震え上がっているに違いない。水温が上がるまで、しばらくは釣れないだろう。案の定、ここぞと思うポイントにオトリが入っても反応がない。

 釣れなくても最初の1時間はまだ気持ちに余裕があった。シーズン当初はよくあることだ。しかし、2時間経っても釣れないと、腕が落ちたのか、場所が悪いのか、鮎がいないのか・・・疑心暗鬼が頭の中を駆け巡るのだ。

 鮎釣りはジタバタしてもいいことがない。じっくり構えればそのうち釣れることが多いのだ。それは分かっていたが、気持ちは「プチン!」と音を立てて切れた。今からでも遅くないので、支流の五村川へ場所替わりすることにした。ここは川の水が飲めるほどの清流で、鮎の味も絶品である。

 車を走らせ川を見て回ったが、解禁当初ということもあって釣り人が多い。かなり上流の場所に車を止め、川に下りると二人が竿を出していた。ここに割り込むのも気が引ける。水量が多いので、オトリが入らないような荒瀬なら空いているだろうと、100メートルほど下った。やはり、誰もいなかった。

 オトリを入れても、激しい流れに負けて浮いてしまう。ここはオモリをかましてオトリを沈めるしかない。しばらくすると、「ゴン!」という手ごたえがあり、2匹の鮎がもつれて下流に走る。タモでキャッチした今シーズン初の鮎はポッテリと肥えていていい香りがする。

 さすが河口から急流を遡上してきた海産鮎だ。養殖のオトリと比べて馬力が違う。速い流れをものともせずに潜って行く。オトリが天然に替われば釣れるもので、1時間余りで6匹が曳き舟に納まった。

 元気な鮎が手に入ったので、さらに100メートル下流の緩やかな瀬に移った。ここは対岸に木が覆いかぶさっており、糸が引っ掛かるなどトラブルが多いので釣り人が敬遠するポイントだ。それだけに掛る確率が高い。

 木に引っ掛からないよう竿を水平にしてオトリを引くと目印が走り、次々と掛って来る。いずれも背びれが長い海産鮎である。3回も天井糸を木に引っ掛け、糸の予備ががなくなったので午後4時前に竿をたたんだ。初釣りの釣果は計14匹だった。

 豪雨で石に付いた珪藻が洗われ、水量も多いこの状況を考えれば、いい釣りが出来たと思う。女房もかぐわしい若鮎を手に取り、喜んでくれた。塩焼きの鮎の味は「ふくよか」とい言葉がぴったりだった。いよいよ鮎釣り行脚が始まり、性懲りもなく泣き笑いを繰り返す。

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    鮎が反対向いてます。(女房)
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Comment
 
 たかたん [URL] #NM1EMLgs
前の海釣りの時もそうでしたが、釣りの様子が凄くリアルに伝わってきます。何十年も鮎釣りをしていても発釣りは緊張されるんですね。判断よく場所を変えて発釣りの釣果が14匹って、凄いです。鮎釣りをしてる人には常識てきなことかも解りませんが、海から遡上してきた鮎を見分ける方法を知りました。何かの時に妻に自慢しようかと思います。^^
僕は、今日は兵庫県は浜坂辺りにあるバイカモの撮影に行きましたが、ここの所の大雨で流されてしまったと、地元の人から話を聞き。少しがっかりしましたが、望遠と偏光レンズを組み合わせてなんとか撮影しましたが、果たして出来はまだわかりません。^^ついでにハチ高原の別宮の棚田も撮影してきました。
今日は、県北部は、まだ少し肌寒い感がありましたが、久しぶりに晴れ渡り気持ちのいい日でした。
今日、僕が走った範囲では、まだ鮎釣りの人は見かけませんでしたが、兵庫でも、鮎釣りを楽しみにしてる人が沢山いるんだろうなと思います。
これから、しばらくは鮎釣りが楽しめますね。釣果など更新を楽しみにしています。
 2010.05.29 (土) 19:56 [Edit]
 さすけ [URL] #-
いよいよ始まりましたねぇ。
こちらは江の川がいち早く解禁となりましたが
一番近いホームグランドの解禁は6月末です。
あと1ヶ月ほど森ひまさんの更新を指を咥えて眺めておきます。。。
 2010.05.30 (日) 11:55 [Edit]
こんばんわ。
いきなり14匹とは流石ですねぇ~。
写真の鮎、見ているとあのスイカのような良い香りがこちらにも伝わってきます。
障害物のある場所で10メートル近い竿を振り回すんですから、腕の差がでますよね。
そんな場所、にわか鮎釣師では近づくことも出来ませんからね。
うまそう~!! 2010.05.30 (日) 18:57 [Edit]
 ハカマ [URL] #-
大漁の鮎の初釣りおめでとうございます。初釣りの嬉しさが良く伝わってきました。
鮎は海の魚と違って、釣りの醍醐味も、味の方も繊細なように思います。
私も煙樹ヶ浜で色々な釣りを楽しもうと思っています。暑い季節のなりますが、頑張りましょう。
胸踊る初釣り 2010.05.31 (月) 00:24 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 兵庫の川は今日6月1日が解禁ですね。以前は千種川、揖保川などによく行ったものです。懐かしい思い出です。
 バイカモの撮影はうまくいきましたか?水中の写真ですから、難しいでしょうね。私の郷里のバイカモは結構有名なんですよ。子供のころから親しんだ植物です。写真を楽しみにしています。
たかたんさんへ 2010.06.01 (火) 18:53 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 実は6月2日に7人ものお客が来るので、鮎を食べさせようと2日連続で釣りに行きましたが、正直、苦戦しています。水温が低すぎるのと、解禁後の釣り荒れです。何とか1人2匹ずつ食べてもらうことが出来ましたが、疲れました。
 鮎は7月に入って本格化しますので、焦らずに満を持して下さい。
さすけさんへ 2010.06.01 (火) 18:58 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 上の「さすけ」さんへのコメントにも書きましたが、その後、思うように釣れず、苦戦、苦戦です。
 雨に降られるやら寒いやら・・・。しばらく鮎をお休みにしてボートでイカを狙おうと思います。釣れる予感がします。天気が良ければ今週末に出撃します。報告しますね。
亀丸さんへ 2010.06.01 (火) 19:02 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 鮎釣りは0・2号前後の細い糸を使いますので、繊細かもしれません。この釣りの面白さは、オトリを使うという点です。オトリが動かなければ釣れないので、元気なオトリが循環しなければなりません。難しい釣りです。
 お互い、健康に注意しながら楽しい釣りをしたいものですね。
ハカマさんへ 2010.06.01 (火) 19:07 [Edit]






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