森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

暑苦しくて、ごめんなさい

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  新しく買い替えた薪ストーブの前で、広い窓越しに見える炎を見ながら、ぼんやりとした時間を過ごしている。残暑厳しい折り、これで三夜連続だから馬鹿げた話である。 

 刑事の隠語に「赤馬」というのがある。「赤馬を追っている」と言えば、放火犯の捜査をしているのだ。昔から、干支の午(うま)の日に放火が多く、「赤馬を走らすな」と言われてきたらしい。これが隠語になった由来だろう。

 私の先祖は、その赤馬ではないかと思えるほど火が好きなのだ。女房も同じである。真夏でも山小屋裏で焚き火をしながら、揺らめく炎を楽しんでいる。どうして炎は心を和やかにしてくれるのだろう。

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 火は原始の時代から生活の道具であり、人類のDNAに火への強い思いが刷り込まれているのだという人もいる。調べようがないのでその真偽は分からないが、そのように難しく考えることはないだろう。

 人が炎に惹かれるのは、理屈抜きに姿が美しいからだ。オレンジ、ピンク、赤、紫など様々な色彩が姿を変えて揺らめく。飽きることなく見続けているが、何か特別の事を考えている訳ではない。心に浮かぶのは他愛もない事柄ばかりで、しかも断片的だ。炎は、無駄な時間を過ごす贅沢を感じさせてくれるのだ。

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 新しくなった「ドブレ760CB」が見せてくれる炎の美しさは、古いストーブとは格段に違う。小さく割った杉の焚きつけで丸太に火を付け、30分ほどすると炉の全体に火が回る。やがて、不完全燃焼のガスが、炉の背後から送り出される空気に反応して二次燃焼が始まるのだ。

 この二次燃焼の炎は、薪から千切れて空中を舞っている。千切れては燃え、燃えては千切れる。その繰り返しはワルツを踊っているようにも見える。

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 昨夜、生石山に暮らしている仲間4人を招き、山小屋裏でバーベキューをした。夜の8時にもなると外は寒くなる。「山小屋の中へどうぞ」と誘った。密かにストーブに火を入れており、新しいストーブを自慢したいという子供じみた魂胆なのだ。仲間たちは「炎が素晴らしい!」と言ってくれた。焼き肉をご馳走になった返礼が半分、本音の感想が半分だろう・・・。

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Comment
 
 エコ [URL] #99DFA69w
さすがドブレですね。
2次燃焼している炎を見ていると時間を忘れますね。
私も薪ストーブの前でじっと炎を見ています。
 2010.09.07 (火) 17:45 [Edit]
 本当に、ストーブのデザインが好いですねぇ~。炎が入っても、火が無くても。
 簡素にして、重厚。前に、兄貴のお茶の記事が有りましたね。ベルギーですか、ベルギー人だと灰色の脳細胞の伊達男・名探偵ポアロ氏が居ましたね。

 日本人とベルギー人の美意識と感性について、何時か、兄貴の記事を読ませて貰いたい物ですね。愚弟からのリクエストでヤンスよ。へへへ。
 2010.09.07 (火) 23:00 [Edit]
仲間のみなさん、羨ましがったんじゃないですか?
ドブレが生石高原で流行するかもしれませんね。
本当に惚れ惚れするほど素晴らしい!!
 2010.09.08 (水) 14:29 [Edit]
 まるまる [URL] #-
ずっと前からあったような雰囲気ですね。すっかり山小屋のリビングに溶け込んでいます。

プリンは今日明日の命。今日は病院へ行ってきました。末期がんだから手の施しようもないそうです。

でも苦しんでいるのをみると、やっぱり病院へ連れて行ってやりたい。

死んでしまいたいくらい、悲しいです。
 2010.09.09 (木) 19:14 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 ゲストハウスの建築は進んでいますか?すごいエネルギーですね。
 生石はいよいよ秋風が吹き、朝夕は寒くなってきました。お互い、薪ストーブが恋しくなってきましたね。
エコ夫婦 さんへ 2010.09.10 (金) 09:01 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 ゴテゴテと飾りがあるストーブは性に合いません。人間もデザインもシンプルがいいですね。
 恥ずかしながら、ベルギーという国についてはまったく無知です。大体の位置、王室があることしか知りません。何かの縁で、ベルギーから薪ストーブが来たのですから、少し勉強したいと思います。
アガタ・リョウ さんへ 2010.09.10 (金) 09:09 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 はい、みんな羨ましがっていますよ。生石山もいよいよ寒くなってきました。ストーブに火を入れるか迷います。薪を余り消費したくありませんからね。いっぱいあるのに、どうもケチになってしまいます。
亀丸 さんへ 2010.09.10 (金) 09:17 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 プリンちゃん、いよいよ最期が近いのですね。悲しい気持ち、よくわかります。
 ここ生石山は秋の雲が漂い、寒くなってきました。桜の葉も少し色づき、散り始めています。月日が過ぎるのは早いものです。
まるまる さんへ 2010.09.10 (金) 09:21 [Edit]
 isshy [URL] #-
ご無沙汰しています。
暑い夏にストーブの話で盛り上がっていますね。笑
いえいえ、素晴らしいです。
シンプルなデザイン、この炎は写真では動かないけど(あたりまえです笑)ほんものは揺らぐんですよね。美しいですよ。いいなあ。
早く冬が来て欲しいでしょ?ひまじんさん・・・笑
いい炎ですね。 2010.09.11 (土) 00:43 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 はい、スローモーションのように、炎が踊っています。暑いのを我慢してストーブの前に座る姿は、馬鹿丸出しです。
 このストーブがどれくらい暖かいかを確かめるために、早く冬が来いというのは本音ですね。前のストーブはそれほど暖かくはなかったですから・・・。
isshy さんへ 2010.09.11 (土) 07:44 [Edit]
 夢之蓮 [URL] #-
こんにちは!
下界でも、はっきりと朝方は一枚毛布みたいなものが欲しくなって来ました。
おそらく、生石の山にはとっくに火が入っているだろうと思いました。


慣らしの段階の感じが良く解りますネ
綺麗な燃焼状態で安心しました。
もっと、本格的になったら、横一杯の熾の上に燃えさかる炎の演出が届く事を
楽しみにしておりますョ!
 2010.09.11 (土) 16:46 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
 はい、すでに慣らし運転は終わりました。ちょっと、早過ぎのようですが・・・。うれしがりなんです。
 ドブレを買ったのは間違いなかったと思います。スタイルもいいし、窓も大きいし。何よりも、熱量がすごい。
 炉の中央だけで焚いていても熱い。炉全体で燃やせばどれだけ暖かくなるのか。冬が楽しみです。ヘ、ヘ、ヘ・・・。
 コメント有難うございました。
夢之蓮 さんへ 2010.09.11 (土) 18:45 [Edit]






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