森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

ロシアの国是・・・火事場泥棒

  彼は、子供がそのまま大人になったような風貌だ。そんな幼さを隠すように虚勢を張っている--。わが北方領土を訪問したメドべージェフ露大統領を見ていて、そのように見えた。虚勢を張るガキ大将は、生意気で、可愛げがないものだ。ポカンと頭の一つもしばきたくなる。

 国後島では、大統領自身が日産のオフロード車を運転していたらしい。普通なら、日本の車は運転したくなかったろうが、多分、北方四島に目ぼしい日本以外の車がなかったのだろう。極東ロシアは、日本の中古車がなくてはならないそんな国である。

 まあ、そんなことはどうでもよい。日本政府の抗議をよそに、堂々と日本領土を訪問するとは無礼千万である。第二次大戦のどさくさまぎれに北方四島を不法占拠したロシアという国は、古来、火事場泥棒を国是にしている。

 幕末から明治にかけて、日本はロシアの圧力を受け続けた。サムライの志を持っていた明治の政治家や軍人は、朝鮮半島と満州に迫り、日本をうかがうロシアに戦いを挑み、わずかな勝利の可能性に賭けた。もし日露戦争に負けていたら、北海道や対馬を奪い取られていただろうという学者もたくさんいる。

 極東の島国・日本の勝利は世界を驚かせた。カエルがヘビの横っ腹に噛みつき、降参させたようなものである。国家の主権をかけた日露戦争の勝利は、植民地になっていたアジアやアフリカの人々を勇気づけたに違いない。

 このような歴史的意義のある日露戦争について、日本の教科書で詳しく教えているのだろうか。戦後教育を受けた私には、まったくその記憶がない。フィンランド、スウェーデン、インド、エジプト、トルコなどの歴史教科書には日露戦争が特筆されていると聞く。いまだに日本では、日露戦争を軍国主義の始まりという誤った考え方が根深い。

 当時、ロシアの南下を許せば、日本はみじめな植民地になっていただろう。日露戦争は、国家の独立と主権をかけ、アジアの小国が白人国家に挑む世界にも例のない戦争だった。国を守った先人の勇気は、この国の誇りである。

 尖閣諸島で中国に揺さぶられ、北方四島に土足で上がりこんでくるロシア。民主党政権は、中国に気兼ねして漁船衝突のビデオさえ公開しない。ロシアに対しては大使召還ではなく一時帰国という形をとっている。どこか腰が引けている。国を守る、領土を守るとはどういうことか。民主党のお偉方は、今一度、日露戦争の歴史を勉強するとよい。

 間もなく横浜でAPECが開かれ、胡錦濤やメドべージェフもやって来る。日本政府はそれらの首脳と会談することに腐心しているようだが、こちらからお願いして会談する必要はどこにもない。この国際舞台で、日本は領土に対する強い意志を発信し、それで中国、ロシアが席を蹴るならそれでよいという覚悟が必要だろう。

 おそらく、南シナ海で中国との領有権問題を抱える国々、ソ連時代から圧力を受けている諸国は、日本の対応をじっと見ているはずだ。日本が尊敬される国か、頼りになる国か・・・。
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   20:16 | Comment:8 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 アガタ・リョウ [URL] #-
 こんにちわ。此方は、快晴の青い空です。今日も、良い記事で、勉強させて頂きました。通信教育の授業料も、橙色で連なって、兄貴・姉貴の顔見たさで、物干し竿に掛って居りまする。
 へへへ、関西文化圏では、『頭をしばく』と言うんでありますか・・・『頭を引っ叩く』と比べると、矢張り、雅の語感なんでありましょうね。どうも、私のブログは、下品のオンパレードで、お恥ずかしい限りで有りまする。

 いやはや、ロシア大統領さんの描写にニヤニヤして頷いて居ります。私も、小男さんには申し訳ない『先入観・検証の思い込み』が有りまして、虚勢を張る<小男の言動>は、真に受けるなと常日頃、周囲に喚起を促している処であります。同様の人観をお持ちの様で、赤点愚弟も、単位を一つクリアした思いで有りまする。ウッシッシ~。
 2010.11.04 (木) 12:29 [Edit]
 たかたん [URL] #NM1EMLgs
今この時期、国の南、北となんだか騒然としてきます。アメリカも、オバマさんの民主が大敗し日本どころじゃないし肝心の日本も公安の超機密情報が漏れるなどとの世界的な大失態。更には政権事態がフラフラといいますか、訳の解らない状態だと言うことを日本近海の漁業権に新エネルギーと目されるメタンハイドレード確保の為に形振り構わずの攻勢で日本の固有領土領有権を巡り露骨な侵略的な行動をとるようになりました。
我々のような小市民には、この先どうなるかのか計り知れない事態であることは十分に認識できます。
果たして、今の政治家や外交官に日露戦争時のような気概があるのか否か。
どう見ても、考えても否なようにしか思えません。
僕も日露戦争は僕も確かに祖国防衛戦争であったと認識してますし日露戦争の影で多くの国民が苦しんだことも知ってます。
そして日露戦争当時の日本の政治家、外交官、軍人などの国際状況の分析力、判断力の方が格段に優れてたと思います。
ひまじんさんが、言われる通りに今の政治家や外交官は日露戦争の歴史から何かを学んで欲しいです。
今、日本は国内外において戦後最大の危機に瀕してるんだとの意識を持ってほしいです。
ひまじんさんの意見、考えに大賛成です。
 2010.11.04 (木) 17:25 [Edit]
火事場泥棒が国是なんて笑えますね。
でも、実際にされたことを考えると笑えません。
このまま舐められたままでは国益は守れませんね。
思いっきり噛み付いて欲しい!!
ロシアも中国も、強気な日本には未だに言い知れぬ恐怖を抱くでしょうね。
日本が強気で対応してこないかと内心は恐れていると思うんですが・・・。
 2010.11.05 (金) 00:39 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   アガタ・リョウ さんへ

 物干し竿に、あの信州の銘菓がぶら下がっておりまか。寒さが深まれば、白い粉がふいてきて、甘味が熟成されるのでしょうね。
 私は干し柿を作るのはやめました。アガタさんのものと余りにも味が違い、アホらしくなったのです。
 はい、関西は「しばく」です。「しばき倒す」ともいいます。「叩く」、「小突く」、「殴る」とまあ同じような意味です。同じ「しばく」でも、状況によって使い分けが出来るのですよ。関西弁は奥が深い?
 2010.11.05 (金) 17:44 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   たかたん さんへ

 熱のこもったコメント、有難うございます。
確かに、今の政治家や外交官に気概を持った人物は少ないでしょうね。
 日本の進歩的文化人は、戦争と名が付く歴史はすべて軍国主義と言いますから始末に負えません。
 民主党政権の中には、社会主義、共産主義の国家に理解のある人物が多すぎます。まあ、それはいいとしても、国益を損なうようなことがあっては許せませんね。
 2010.11.05 (金) 18:13 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   亀丸 さんへ

 ロシアはまさに泥棒です。何と言う卑怯な国でしょうね。
 特に腹に据えかねるのは、何十万と言う軍人や民間人をシベリアに連れ去り、過酷な労働を強いたことです。そして、多くの人が死にました。
 日本人はこのシベリア抑留の事実を今一度、振り返る必要があると思います。
 もう少し若ければ、北方4島に渡り、「島を返せ!!!!」と絶叫するのですが・・・。
 2010.11.05 (金) 18:19 [Edit]
 80tarou [URL] #-
日本の教科書は日露戦争から急に早足になります。
気のせいでしょうか?

そもそも「歴史」と「社会」を分けて教えるとは何事か。実は明治維新あたりからは昔話では無いのに、無理やりに昔話にされてしまっている感がしてならないのです。

私のひいじいさんはシベリアで捕虜になった経験があります。その話を聞く事はついにありませんでした。
歴史に完全なる蓋がされています。

アメリカは100年かけて日本を攻略した、これが民意なのに対し、日本人は100年前に何が起きたのかを知らなさすぎる。それは個人の問題ではなくて社会、教育の問題だと思います。

ひまじんさんの考え方もそうですが、その事についてしっかりと考えられる事と知識に脱帽です。

長々と失礼しました。
初コメント失礼します。 2010.11.05 (金) 23:52 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   80tarou さんへ

 当ブログに訪問していただき、ありがとうございました。ご覧のように、和歌山の山奥で夫婦二人、ひっそりと暮らしています。そんな生活やちょっと意地悪な政治の話なんかも書いていますので、お暇な時に覗いてみて下さい。
 そもそも「歴史」と「社会」を分けて教えるとは何事か--というコメントに感心し、参考になりました。まさにその通りだと思います。そして、アメリカが100年がかりで攻略・・・日露戦争の直後から日本攻略作戦の研究を始めたと聞きます。
 80tarouさんのブログを読ませていただきましたが、「戦争」の文章はには教えられることが多かったです。
 今後ともよろしくお願いします。有難うございました。
 
 2010.11.06 (土) 18:26 [Edit]






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