小春日和、紅葉、おでん・・・

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  もう、11月も半ばである。人影の少ない山の中で、自然に触れながら暮らしていると、1日の時間はゆっくりと流れている。しかし、1年を振り返ってみると、それとは逆に光陰矢のごとく駆け抜けて行ったように思う。歳月は無情に過ぎて行くものだ。

 毎朝、まだ暗いうちに起きるのが日課である。山小屋のウッドデッキに出て煙草に火を付ける。このところ小春日和が続いているが、それでも朝はかなり冷え込む。私の姿を見てヤマガラが餌を求めて次々飛んで来た。

 デッキから山の斜面を見下ろすと、薄明かりの中に色づいた木々が浮かび上がっている。薄墨の絵が次第に淡い色彩の世界に変化していく。寒さに震えながら、しばらく見入っていた。

 ひと際鮮やかなのが、ここ生石山に群生しているウリハダカエデである。樹皮がウリの模様に似ているので、そう名付けられたのだろう。山地ならどこにでもある落葉高木樹である。

 これほど色彩豊かな樹木も珍しいと思う。カエデの一種だが、葉の長さが10~15センチもある。最初は黄色に色づき、オレンジ色、赤色に染まっていく。朝日を浴びると、炎を上げて燃えているように見えるのだ。

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 爪楊枝になるクロモジの葉も黄色く色づいている。これも、生石山に群生している木である。ウリハダカエデは着飾った女性のような華やかさがあるが、クロモジは楚々とした味わいがある。

 今日は、女房の呼びかけで「おでんパーティー」を催すことになっている。熱々のおでんを食べながら、仲間とともに過ぎ行く秋を惜しむ集まりなのだ。女房は、いつも私より2時間ほど遅くれて起きてくるが、今日はおでんの準備があるので珍しく早いお目醒めである。

 おでんは、知り合いの料理屋からもらった大きな鍋で煮る。鍋は広場に置いているドラム缶の炉にすっぽり収まり、なかなか具合がいいのだ。昼前になると、仲間が三々五々集まって来た。参加者は全部で8人。

 風采の上がらない男女が、煙を上げるドラム缶を囲んでおでんに食らいついている。この光景を知らない人が見れば、ホームレスか何かの炊き出しと勘違いするかもしれない。まあ私たちは、他人の目を気にするほど若くはない・・・。

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コメント

森に暮らすひまじん さん

この大鍋をみると、おでんパーティというより、
いも煮会ふうですね。
その鍋の大きさもさることながら
この写真に写っている薪の多さ、
これが森に暮らすひまじんさん自慢の薪ストーブに
くべられるのでしょうが、これを準備する大変さ
想像できます。
でも、その大変さを帳消しにしてくれるのが
薪ストーブなんでしょうが、ワイルドな生活は
やはり体力勝負のようですね。


   都筑の風@横浜

深まり行く秋の気配を感じながらの、おでんパーティーですね。
これで、アルコールは持参でいいのかな??
などと、つい下賎な事を思ったりします。
この光景を見て、ホームレスの集まりとは、誰も思わないです。^^
きっと、「いいなあぁ~~。」です。
野外=バーキュウしか頭に無い輩に、教えてやりた気分です。
生石の山里のクロモミジにウリハダカエデの美しさが、目に浮かびますと言うよりこの目で見たい気持ちです。生石の高原ススキも。来年こそはです。^^

   都筑の風@横浜 さんへ

 本当にイモ煮ですよね。
この鍋で炊くと50人前くらいは出来ます。
 薪の山は凄いでしょう。
でもこれだけだと、2か月分くらいです。
24時間燃やし続けていますので、恐ろしいほど薪の在庫が減っていきます。
 それは、恐怖なんですよ。
ですから、年中、次から次に薪作りに励まなければなりません。

  たかたん さんへ

 今、生石山は紅葉がきれいです。
ススキも銀色に輝き、海原のように波打っています。
来年は、ぜひ、お越しくださいね。
 おでんは、それほどお金がかからず、しかも熱々の食べ物ですから晩秋にはいいですね。
 
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