森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

秘密主義の蔓延が危うい

  朝から小雨が降り続いている。空を見上げると、厚い雲が垂れ下がっており、今日は終日雨だろう。このような日は、ひたすら惰眠をむさぼり、その合い間に本を読むくらいしかすることがない。

 そんな天候と重ね合わせる訳ではないが、今の世相に少々息苦しさを感じるようになっている。あれは駄目、これも駄目という小うるさい社会は住みにくいし、健全な社会とは言えないと思う。人々の行動や言動を縛るのは、中国や北朝鮮のような独裁国家の特徴的な社会だ。

 自由社会の良さは、余り小うるさい事を言い合わず、それぞれが自由で、自律的な暮らしが送れることだろう。もちろん身勝手や無節操はいけないが、言論も信教も自由だし、みんながお互いの生き方を認め合う社会は気楽でいい。

 ずばり言うと、民主党政権はどうも隠し事が多いし、言論の封じ込めや責任転嫁も目につく。それは自由主義社会の姿ではなく、閉そく感が満ちていたスターリン時代のロシアを思い浮かべてしまう。その寒々とした光景が日増しにこの国を覆い始めていることに危機感を覚えるのだ。

 尖閣事件のビデオ問題は、政権の本質をよく表していると思う。ビデオを公開して国民や世界に粗暴な中国をアピールするのは当たり前の事だ。公開しないのは、中国に派遣された細野議員が密約してきたのかもしれない。中国を刺激したくないという政府の思惑もあるだろう。

 しかし、それらは本質ではないと思う。菅総理、仙石官房長官を中心とした政権は、「物事を隠す」という考えを持っているのだ。そもそもビデオは秘密でも何でもないし、国民とともに共有してこそ価値ある情報のはずだ。「隠す」は秘密主義であり、社会主義政権が体制を維持するための常套手段である。世界を見回してみれば一目瞭然だろう。

 防衛省の次官通達も同じだ。政権を批判するような人は防衛関係の集会などに呼ぶなという趣旨である。しかも、招く人の発言を事前にチェックしておけというとんでもない通達だ。自由な言論の封殺、事前検閲である。都合の悪いテレビニュースを黒く塗りつぶす中国の手法とそっくりだ。

 この政権は、日米密約を明らかにする調査に血道を上げた。国民の知る権利に応える情報公開は賛成だし、歴史を掘り起こすことに異論を差し挟まないが、自民党政権時代の悪をあばくことに軸足が置かれていたことに違和感を持った。それはそれとして、ビデオの非公開、政権批判の封じ込めなど、にわかに秘密主義がはびこるようになったのはなぜだろう。

 仙石長官は、自衛隊を「暴力装置」と言った。すぐに「実力集団」と言い換え、前言を訂正した。人のお金を盗んでおいて、返せば文句なかろうという言い草である。泥棒の再犯率は極めて高い。それは体に染みついた盗み癖なのだ。同じように、「暴力装置」は仙石長官の思想なのだ。

 国家は国民を収奪するもの。自衛隊は憲法に反する暴力装置。それらの言葉は「国家は悪」という考えに基づいており、「国家観」と言えばすぐに軍国主義と結び付けたがる。これが旧社会党の党是でもあった。その党に所属していたのが仙石長官であり、暴力装置と言っても何の不思議もない。

 わが国は思想、信教の自由を保障しているので、どうぞご自由にである。しかし、自衛隊の最高指揮官である総理を補佐する官房長官の発言としては不穏当極まりない。彼が官房長官になってから秘密主義が際立ってきたのだ。社会主義国家の手法を用いて政権維持に汲々としているとしか思えない。

 経済が停滞し、若者の雇用が進まず、わが国の空気は重苦しい。その上、都合の悪いことを隠し、政権批判を封じ込める現政権が、なおもこのような事を繰り返せば、もっと暗い世の中になる。その行きつく先は、国民の手足までしばる社会に至る。政権の根っこにある「体質」が不気味で仕方がない。

 ああ、またつまらないボヤキを書いてしまった・・・。
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