森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

欲をかくと罰が当たる・・・負傷

  生石山の中腹に小さな別荘地があり、その一角の所有者から立木の伐採を頼まれた。私たち山の頂上近くで暮らす仲間5人が請け負い、作業に当たった。ボランティアみたいなもので、その代わり、伐採した木は薪としてもらうことにした。

 木はいずれも直径30~50センチもある大木だ。木の枝にロープを掛け、軽トラで引っ張りながらチェンソーで伐り倒すのだが、ロープが切れたり、思わぬ方向に倒れたりするなど難儀な作業になった。

 倒した木の枝を払い、薪の長さに切り分ける作業は何日もかかる。私は3日連続で作業に加わり、薪作りに励んだが、絶好のシーズンになっているアオリイカ釣りにも行きたい。「薪はもういらない」と宣言して翌日から2日間、釣りに出かけた。

 薪は欲しいし、イカも釣りたいというのは欲張りというものだろう。2日間の釣りで、1日目の大アジ釣りは不発に終わったものの、2日目のイカ釣りでは良型8杯が釣れたので満足した。しかし、私が釣りをしている間に、仲間は私の3倍以上の薪を作っているはずだ。釣りから帰ると、次第に焦ってきた。

 標高が800メートルを超すわが山小屋は寒く、9月下旬から薪ストーブを燃やし続けている。しかも、今年買い替えたストーブは大型なので、燃やす薪の量はこれまでのストーブより倍近くにもなる。薪は2、3年分の蓄えがあるが、日ごとに薪がどんどん減っていくと心細くなってしまう。

 薪をもっと蓄えたいと思うのは、薪ストーブユーザー共通の思いだ。積み上げたたっぷりの薪を眺めてニヤニヤするのも同じだ。薪がたくさんあれば自慢のタネにもなる。仲間の一人は、寒くなれば山を下りて自宅に帰るので、それほど薪は必要ではないが、それでも薪を作り続け、倉庫の床が抜け落ちそうになって大工から注意されたほどである。

 彼は「薪作りの鬼」と呼ばれているが、私だって目くそ鼻くその部類だろう。釣りから帰って仲間に聞くと、現場にはまだ少し丸太が残っていると言う。釣りの疲れもあるし、寒いので迷ったが、薪作りに出かけることにした。確かに木はわずかだったが、それでも薪にして100本余りの量を確保できた。

 山の斜面を見上げると、シイタケの原木となるコナラの木が横たわっていた。仲間たちは転がり落とすのが面倒で放置していたのだろう。ホダ木になる木が欲しかったので、苦労しながらら90センチの長さに切って何とか軽トラの所まで運んだ。

 その直後、災難に見舞われた。軽トラに載せようとしたコナラの丸太が荷台からずり落ち、足の指を直撃したのだ。丸太は20キロ以上の重さがあり、これが落ちたのだから痛くて息が詰まった。その場で靴下を脱ぐと、親指の爪の間から血が滲んでいる。骨が折れたと思った。

 恐る恐る指を動かしてみたが、幸い動いたので骨折は免れたようだ。その夜は指が疼いてよく眠れないほどだった。しかも、腫れ上がって紫色になっている。好きな散歩も出来なくなった。

 薪が欲しい、シイタケの原木を手に入れたいという抑え難い欲望にかられ、その挙句がこの始末である。私たちの年代は、両親から「罰が当たることはするな」と言って育てられてきたが、今回の負傷は、無理をして薪作りに出かけことが天のお咎めを受けたのだろう。ああ、まだ痛い!!!

   ↓ この丸太が足の親指を直撃した
vcm_s_kf_repr_468x351_20101126172753.jpg

   ↓ 100本余りの薪を作ったが、代償は激痛・・・
vcm_s_kf_repr_468x351_20101126172824.jpg


 
スポンサーサイト
   18:03 | Comment:14 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 マダム半世紀 [URL] #-
ご無沙汰しております。

うわっ・・・読んでるだけでも痛そうです。
小学生の時、蓋式の木机の蓋を落として、足の小指が腫れあがったのを思い出してしまいました。
ゾゾ~~~。
骨に異常が無ければ、何よりです。
ご無理せず、お大事になさってください。

あっ、コメントはご無沙汰しておりますが、時折訪問して、ひまじんさんの切れの良い文章は、もらさず拝見しております。^^
お大事に。 2010.11.26 (金) 23:22 [Edit]
 つとりん [URL] #-
薪を見るとキャンプで燃やしたくなります(笑)
骨折でなくてよかったですね。

先日親類の家で薪ストーブの実物を初めて見ました。
ガラスの向こうで薪がちょろちょろと燃えている感じなのですが、
結構広い部屋でも暖かくなっていました。
こんばんは! 2010.11.27 (土) 00:20 [Edit]
 ハカマ [URL] #-
薪作りで負傷して大変でしたね。読んでいても、とても痛そうですね。お大事にしてください。
薪やシイタケの原木が欲しい気持ちは良く分かります。
それぐらいの事で欲張りとはいえません。田舎暮らしでは「当然の備え」だと思いますよ。
我が家の原木はウバメガシで作りましたが、もう一年以上たつのに、まだシイタケは出ていません。
風が強すぎるので、仮伏せが悪かったようです。
薪は材木屋さんの端材を貰ってきて作ったいますが、本物の薪を燃やしてみたくなります。
ストーブの炎を見ながら、ゆっくり静養してください。
お大事に 2010.11.27 (土) 02:24 [Edit]
 都筑の風@横浜 [URL] #-
森に暮らすひまじん さん


我々年代の性なんでしょうかね。
完全に物がなくなる前に補充をして置きたくなるのは。
それにしても、薪ストーブを“楽しむ”には
相当なご苦労がいるのですね。
しかも時と場合によっては今回のような怪我もある。

薪の燃える炎を見て心が和らぎかつ暖まる。
頑張るしかないのですよね。
お大事に!


  都筑の風@横浜
 2010.11.27 (土) 09:41 [Edit]
 亀丸 [URL] #-
また、目の詰まった重そうな木ですね~。
さぞ痛かったでしょう。
無理せず養生なさってください。
私も2年前、500kgの商品の入ったラックの車輪で右足の中指を踏んでしまい、骨折しました。
箪笥の角に足の小指をぶつけたようなあの痛さ、言葉で表現できませんね。
しばらくは革靴も履けず、スーツに片足だけ革靴という奇妙な格好で通勤、外回りしていました。
お大事に 2010.11.27 (土) 09:52 [Edit]
 たかたん [URL] #NM1EMLgs
薪ストーブがある家っていいななどと思ってましたが、実は実は薪の確保って、ほんとうに大変なんですね。
足の指、骨折でなかったのが不幸中の幸いです。
薪の確保と好きな釣りの誘惑。
両方共に満足したい。
難しい選択でも、迷わず釣りに行かれたのが、僕的にはニッコリです。
僕も、5年ほど前に左の親指の上に荷物が落ちてきて同じような怪我をしました。爪がポロっと落ちて生え変わるまでに随分と時間がかかり、年齢を痛感しました。
お大事にして下さい。
 2010.11.27 (土) 16:17 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   マダム半世紀 さんへ

 本当にご無沙汰ですが、いつもブログを拝見していますので、動向はつかんでいますよ。
 いやー、滅茶苦茶痛かったですよ。
鬼の目に涙です。
 まあ、骨折しなかったのが幸いです。
人生、何事も欲張らずですね・・・。
 2010.11.27 (土) 17:35 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   つとりん さんへ

 ご心配をおかけしました。
生石高原へキャンプに来られれば、いくらでも薪を差しあげますよ。ご家族でキャンプファイヤーを楽しんで下さい。
 つとりんさんも、いずれは薪ストーブのある暮らしをしてみてはいかがですか。ガラス越しに揺らめく炎は心を落ち着かせてくれ、生活に潤いをもたらしてくれるでしょう。
 2010.11.27 (土) 17:40 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   ハカマ さんへ

 ご心配いただき、有難うございます。
ウバメガシでホダ木を作っておられるのは知っていました。堅い木なので、菌が回るのが遅いのではないでしょうか。私の勘ですが、来春あたりに出て来ると思いますよ。諦めるのはまだまだ早いのでは・・・。
 偉そうなことかもしれませんが、コナラや桜、ウバメガシを燃やせば、炎がゆっくり揺らめくので雰囲気はいいと思いますよ。関西電力が伐る木を見つけて、薪にして下さい。
 2010.11.27 (土) 17:48 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   都筑の風@横浜 さんへ

 お見舞い、有難うございます。
正直言って、薪作りは重労働で、大変です。
でも、いい運動になり、結構楽しいものなのです。
 薪が少なくなると恐怖心が湧いてくるのは、物のない時代に育ったからでしょうね。年がら年中、薪を作っているような暮らしなんです。でも、炎を眺めながら飲む酒は格別です。
 2010.11.27 (土) 17:53 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   亀丸 さんへ

 なかなかお目が高いですね。ひと目で堅い木を見抜くなんて・・・。
 この木はヤマモモです。堅くて最上級品です。魚で言えば、明石ダコか由良のアオリイカでしょう。
 ただ、私と同じでひねくれていて、割るのが大変です。木の繊維がねじれているのですよ。
 これだけ苦労して、5日分くらいしかないのです。
 2010.11.27 (土) 18:04 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   たかたん さんへ

 私も親指の爪がはがれそうです。
まだ腫れていて、紫色のままです。
 正直言って、私から薪作りと釣りを取り上げたら、なーんも残りません。
 仲間がせっせと薪を作っていると、焦ります。でも、イカの釣りシーズンを逃したくない。迷って、迷って釣りに行きます。まあ、贅沢な悩みですね。有難うございました。

 2010.11.27 (土) 18:12 [Edit]
 アガタ・リョウ [URL] #-
 へへへ、痛かったでしょう。私も10年くらい前、右足の親指を複雑骨折した経験が有ります。何分、獰猛な骨格ですので、最初の局部麻酔が足り無くて、ドリルでピンを打つ穴を開ける手術が有りまして、余りの痛さにもう一本麻酔を頼んで遣って貰った経験が有ります。

 でも、人間と云う奴は、痛い思いをすると、次には気を配るものですから、大事に至らなく為るものですからね。まぁ、泣いて覚える怪我の痛さで、今後に生かして下さい。

 干し柿は、後数日で完成しますから、怪我のお見舞いとしてお受け取り下さい。へへへ。
 2010.11.29 (月) 00:16 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   アガタ・リョウ さんへ

 こんばんわ。今日は日本三美人湯の龍神温泉に行ってきました。顔がツルツルになりました。女房は何回も鏡とにらめっこしています。
 アガタさんは複雑骨折ですか。こりゃー痛かったでしょうね。麻酔がきかない・・・聞いただけでぞっとします。
 干し柿、いいですね。お返しのイカを釣りに行かねばなりません。
 2010.11.29 (月) 18:52 [Edit]






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/535-621341a4
 
 
カレンダー
 
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR