森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

アカデミー賞「英国王のスピーチ」を観て・・・

  アカデミー賞の作品賞など4部門で受賞した「英国王のスピーチ」を女房と観に行った。山奥で暮らしていると、なかなか映画を観る機会がない。一番近い和歌山市内のシネコンまで車で1時間半もかかるのだ。昨日、山を下りる用事があったので、ついでにシネコンまで足を伸ばしたという訳である。

 この映画は、淡々とストーリーが展開していく落ち着いた作品だった。エリザベス女王の父ジョージ6世は、言語障害の悩みを抱え、うまく演説が出来ない。吃音、つまりどもってしまうのだ。国王が頼った矯正の専門家は、役者崩れでドクターの資格もない頑固者だった。

 この専門家は、障害を乗り越えるため国王に対等の関係を求め、時に無礼な言葉も投げつけ、信頼関係を築いていく。そしてヒットラーとの戦いを英国民に呼びかけるラジオ演説の日を迎えた。マイクの前に立つ国王は不安のうちに話し始めるのだが、次第に雄弁になり長文の演説を語り終えた。

 「この戦争を受けて立つ。国民は団結して立ち向かおう」という国王の言葉が国民を奮い立たせ、これを機にドイツとの長い戦争に突入していく。歴史の節目には必ず人々の心を打つ重要演説があり、これもその一つに数えられるだろう。

 有力候補を押さえて「英国王のスピーチ」がなぜアカデミー賞に選ばれたのか。私は、映画批評をするほど映画通ではないし、受賞理由や背景も見当がつかない。ただこの映画が、国や社会や人々を動かす「言葉」の持つ重みに光を当てたという点は間違いないと思う。

 そこで毎度のことだが、政治家の言葉に因縁をつけたくなる嫌なわが性格である。去年の6月だったか、鳩山さんが総理辞任の演説をした。これを聞いたジャーナリストの鳥越俊太郎は「名演説」と言って感極まっていたが、もはや鳩山演説はメッキが剥がれ、鳩山、鳥越のご両人、赤っ恥である。

 菅総理の言葉の軽さは、枚挙にいとまがない。所信表明演説で声を張り上げた「平成の開国」も軽過ぎる。環太平洋経済連携協定、つまりはTPPへの参加は、国の形、国あり方を問う重大問題だ。「6月までに参加するかどうか決める」と言っているが、「色々考えたが、やーめた」なんて言えるのだろうか。国会演説も覚悟を決めた事だけ言ってもらいたい。

 最近の菅総理のうつろな目を見ていると、少し可愛そうになってくるのでこれ以上言わない。ただ、強い言葉を語れば国民を惹きつけると思うのは間違いだ。言葉は、誠実、正直が一番よろしい・・・。
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   11:16 | Comment:2 | Trackback:1 | Top
 
 
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 たかたん [URL] #NM1EMLgs
この映画、秘かに話題になってるようですね。
僕は、きっと見ないと思うのですが。^^
なんだか、見てて疲れそうな気がします。^^
前の記事の「憂国のひまじん」でも、取り上げられたテーマと共通してるように思いました。
僕は、この日本の国がどうなるのか?
またこれからどのような国になって行くのか全く解りません。
ただ、前途に暗い影が漂ってるそんな思いですが、他の多くの方々は、どうやらそのような事を感じていないのでは??
などとも感じます。
確かに景気も大事です。
医療も、福祉も大事だと思います。
ですが、何かこの国は芯を失ったような気がするのです。韓国に竹島を中国には尖閣を狙われ。
ロシアはあざ笑うかのように北方四島を完全既成事実化して実効支配。漁業、貿易にしても資源確保etcなどの事柄が複雑怪奇な様相を呈してるのではなどと思ったりもするのです。
すいません、なんだか書いてる本人が意味不明となりました。
こんにちわ。 2011.03.03 (木) 16:06 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   たかたん さんへ

  「この国は芯を失ったような気がする」というご意見は、全くその通りだと思います。先日、参院予算委員会を聞いていたのですが、竹島問題が取り上げられていました。自民党が「竹島は不法占拠か」と政府を問い質したところ、「違法に支配されている」の一点張り。なぜ、不法占拠とは言わないのか、腹が立ってきました。韓国への気配りでしょうが、こんな姿勢では領土問題は解決しないでしょうね。
 2011.03.06 (日) 17:44 [Edit]






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