四面楚歌のような暮らし

 明日は梅雨の晴れ間になりそうだと、テレビの天気予報が伝えている。連日の雨にうんざりしていたから、釣りに行きたいと思った。急いで仕掛けを作り、ボートを軽トラに積み込んだ。

 翌朝、由良湾に着いて空を見上げると、薄雲がかかっていて雨の心配はなさそうだ。波も静かだったが、大雨で川から泥水が流れ込んだのか、少し濁っているように見えた。水潮といってアオリイカ釣りの条件としては芳しくない。

 しかし、何とか1杯釣りたい。産卵のため大型が接岸するシーズンは終わりに近く、この時期の最後のチャンスになるかもしれない。まずはイカの餌となるアジを釣り、そのついでに今が一番おいしい麦藁イサギも釣れれば、もっけの幸いである。

 深さ40メートルの海中に仕掛けを落とすと、いきなりグイッと魚信が伝わってきた。釣れたのは手の平くらいの鯛だった。腐っても鯛と言うけれど、吸い物の具くらいにしかならないこのサイズでは、少しもうれしくない。

 30分ほど経ち、やっとアジが釣れた。忘れたころに1匹釣れるという具合で、10匹余り確保するのに2時間余りもかかった。イサギもまったく釣れない。アオリイカ釣りのポイントに移動し、生きたアジを泳がせるが、これまた当たりが出ない。

 昼の弁当を食べ、足を投げ出してしばらく眠った。目が覚めると、馴染みの漁師の漁船が近付いてきて、「釣れるか?」と声を掛けてくれた。「さっぱりや」と情けない顔をしていると、船の生け簀から釣ったばかりのイサギを網ですくい、クーラーボックスに入れてくれた。ヘボ釣り師に同情していつも気を遣ってくれる。有難いことである。

 それから2時間ほどやってみたが、一度も当たりがなく、港に向かった。釣果は小鯛一匹だけ。漁師がくれたイサギ7匹がせめてもの救いだ。

 週間天気予報には雨マークがずらり付いており、退屈な日々が続く。しかも、女房は「悪いわね」と心にもない言葉を残して旅行に行ってしまった。姪とランチし、息子夫婦の家に泊まり、続いて友人と飛騨高山へ。まあ、女房が元気なのは何よりだが・・・。

 この時期、鮎釣りに出かけたいところだが、近くを流れる有田川は濁流が渦巻いていて川に入れる状況でない。釣りは駄目、女房は留守--。まさに、四面楚歌である。菅総理の気持ちが、よーく分かる・・・。

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コメント

なんとも憎らしい梅雨空ですね。
楽しみにしていた鮎釣りができないとは・・・。
アオリイカは残念でしたが、アタリがなくては流石のひまじん師匠でもどうしょうもないですね。
でも、そんな時でもお土産を気前よくくれる漁師さんの存在は有り難いですね。
私もそんな漁師さんと知り合いになりたい!!

   亀丸 さんへ

 遅くなりました。
今日はようやく雨が上がり、時折日が差しました。
泥んこの車を洗い、すっきりしました。
 本当にアオリイカは残念です。
次は9月中旬から始まる秋イカですね。
その時期は、そちらもイカで忙しくなりますね。
 鮎が当分釣りにならず、イサギ釣りに行こうかなあなんて、考えています。
 鮎の燻製はまだ少し先のことになりそうですが、期待していて下さい。
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