森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

夫婦で北アルプスを歩く①・・・ブロッケン現象との遭遇

 北アルプスの双六小屋を目指し、標高2500mほどの尾根を歩いていた。何気なく右側の谷を見ると、小さな虹の輪の中心に人のような像が浮かび上がっている。手を振ると、向こうの像も手を振っているではないか。自分の姿が投影されているのだ。おー、これがブロッケン現象なのか・・・。

 先を行く女房に「おーい、こっちにおいで」と叫んだ。二人並ぶと、われらの姿が虹の中に映し出された。しかし、この珍しい気象現象は10秒ほどで終わった。背後から射す太陽の光が虹の中心に像を映し出すのが、高山で見られるブロッケン現象だそうだ。もちろん私たちにとって初めての体験である。

 北アルプスを歩き始めた私たちにとって、旅の安全こそ最大の願いだ。古来から、旅の安全の神として信仰を集めているのが、「道祖神」である。田舎に行くと、村の辻に男女一対の道祖神の像を見かける。虹の中心に浮かんだわれら夫婦の像が、この路傍の石像に似ているとしたら、何と幸運なことか・・・・。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911143013.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911143052.jpg


 ↓ さあ、北アルプスへ出発だ。
 
 新穂高温泉にある登山者のための無料駐車場に車を置いた。登山靴の紐をしっかり絞めて歩き出す。途中の登山指導センターで登山届をポストに入れた。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911145623.jpg


 ↓ 右へ行くと槍、穂高方面。われらは左の笠、双六方面の登山道を歩く。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911150048.jpg


 ↓ 登山道に足を踏み入れたのは午前7時20分。この日はあいにくの小雨。カッパの上だけを着、リュックにカバーをかける。われらは亀の足取りでゆっくり歩くことが信条だ。しかし、女房は気合いが入っているのか、どんどん林道を進む。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911151117.jpg


 ↓ 女房のリュックには薬師岳で買ったベルが付けてある。「チリン、チリン」と涼やかな音色だ。お遍路さんの鈴の音にそっくりだ。「チリン、チリン」に先導され、私が後を追う。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911150657.jpg

 
 ↓ 蒲田川の清流を右に左に見ながら歩く。岩魚、ヤマメが釣れるのだろうか。途中でフライフィシングの若者を見た。川は台風12号による雨でかなりの水量だ。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911152526.jpg

 
 ↓ 最初の山小屋「わさび平小屋」に着いたのは、歩き始めて1時間10分後。標準のコースタイムだ。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911153626.jpg


 ↓ 「わさび平」を過ぎると、見事なブナ林の道だ。巨木には畏れを感じる。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911153953.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911154024.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911154050.jpg


 ↓ ブナ林を抜けると沢を渡る。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911154810.jpg


 ↓ ここからは急登の連続だ。雨で濡れた岩は油断すると滑る。どんどんと高度を稼いでいく。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911155136.jpg


 ↓ 歩き始めて2時間半、秩父沢を渡る。多くの登山者がここで休憩していた。幸い雨は止んだ。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911160359.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911160515.jpg


 ↓ 岩に白いペンキで「ココはチボ岩」と書いてある。特徴のある岩はないし、「チボ」という意味が分からない。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911160728.jpg


 ↓ 女房は記録係だ。歩行時間を記録し、標準的なコースタイムと比べて遅いか、早いかを確認する。私たちはやや遅いタイムである。

 vcm_s_kf_repr_468x351_20110911161422.jpg


 ↓ 急登を終えると、広場のような場所に出た。木道に「熊のおどり場」と書いてあった。熊が踊っているのを誰かが見たのだろうか。うーん、それは怪しい・・・。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911161749.jpg


 ↓ この夜泊まる予定にしているのは「鏡平山荘」である。そこまで「あと5分」と書かれていた。このよな標識はとても励みになる。もう5時間も歩き続けているので、初日はこれくらいでいいだろう。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911162529.jpg

 
 ↓ やっと鏡平に到着した。ここにはいくつかの池があり、晴れていれば槍、穂高連峰が見える。池に映る「逆さ槍」をカメラに収める有名なスポットだ。しかしこの日はガスがひどく、仕方なく「逆さ女房」を撮った。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911163423.jpg


 ↓ 女心と秋の空・・・。女房も移り気である。鏡平山荘の宿泊を取りやめ、さらに2時間半歩いて「双六小屋」まで行こうと言う。「えーっ、勘弁してよ~」。「でも次の日が楽になるわよ」。女房に文句を言えば百ほど返って来るので、老骨に鞭打って再び歩き始めた。

 ここからはまたまた急登が続く。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911165044.jpg

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911165209.jpg

 ↓ 細身のワシも頑張る。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911165237.jpg

 
 ↓ おっ、あれは双六岳(2860m)か? 自信ないが、多分・・・。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911170000.jpg


 ↓ 双六岳から丸山(2854m)、三俣蓮華岳(2841m)へと続く峰々だろう。明日は双六に登り、陵線を歩く。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911170448.jpg

 
 ↓ 前方のガスがとれ、日本百名山の鷲羽岳(2924m)、その左後方に岩が荒々しい水晶岳(2986m)が見えた。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911172830.jpg


 ↓ 花見平からも双六岳が見渡せた。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911172028.jpg

 
 ↓ やっと双六小屋が見えてきた。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911173600.jpg


 ↓ 下りに強い女房はスピードを上げて下っている。赤いリュックのカバーが女房で、あんなに遠くに行ってしまった。

vcm_s_kf_repr_351x468_20110911173723.jpg


 ↓ やっと双六小屋に到着。歩き始めて8時間半もかかった。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911174101.jpg

 
 ↓ 初日の無事を祝って生ビールでカンパーイ。1杯800円。ヘリで運んでいるから、ま、仕方のない値段だろう。生ビールが飲めるだけで、ああ、幸せ・・・。食事はご覧のように天麩羅など。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911174901.jpg


 ↓ 寒いのでダウンをはおって外に出ると、きれいな夕焼けだ。明日はきっといい天気だろう。朝が早いので8時には床につく。おやすみなさーい。

vcm_s_kf_repr_468x351_20110911175125.jpg


                            (まだまだ続く)








 
スポンサーサイト
   19:27 | Comment:0 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 






(編集・削除用)

 

管理者にだけ表示を許可
 
 
Trackback
 
http://yoko87.blog74.fc2.com/tb.php/637-eb41014a
 
 
カレンダー
 
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
 
月別アーカイブ
 
 
カテゴリー
 
 
ブログ内検索
 
 
全記事表示リンク
 
 
 
訪問者数
 
 
ランキング参加中!
 
 
リンク
 
 
PR
 
 
PR
 
 
PR