森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

龍王山に登ったが・・・やはり生石高原

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 いつも通り、朝の5時半ごろ目が覚めた。ロフトの窓から外を見ると、明け始めたオレンジ色の空に雲が見られない。台風15号の影響でぐずつく日が多かったが、今日は久し振りに快晴だろう。

 こんな日には山歩きがいい。今まで行ったことのない山を登ろうと思った。支度をしていると、女房が弁当を作ってくれている。釣りに行く時は、おにぎり二つのそっけないものだが、今日は玉子焼きに塩鮭、竹輪などとご馳走である。珍しいことだ。亭主元気で留守がいい--。女房の顔にはそう書いてあり、弁当を作って追い出そうという魂胆か?

 紀ノ川の南側に、紀州冨士と呼ばれる「龍王山」(756m)があり、ここが今日の目的地だ。台形の大らかな山で、以前から一度登ってみたいと思っていた。山の本には、360度のパノラマ、南北朝時代の古戦場などと書いてある。

 頂上からは、私たちが暮らす生石高原が見えるだろう。それも大きな楽しみだ。

 午前9時半ごろ、麓の集落に着いた。ずっと上の方に駐車スペースがあるらしいが、集落の空き地に車を止めた。折角来たので、麓の雰囲気を楽しもうと思ったが、結構急なだらだら坂で息が切れ、少し後悔・・・。道の両側は、柿や桃、ミカンの果樹園になっており、出荷直前の柿がほんのり色づき、たわわにぶら下がっていた。

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 30分ほど登ると、一本松という登山口だ。ここから正面コースと田代峠コースに分かれる。行きは田代峠、帰りは正面コースを辿り、山をぐるっと一周することにした。ここ数日、登山者がなかったのか、行く手にはクモの巣が張っていて、糸が顔にまとわりつく。

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 沢をわたってすぐ、「ちりなし池」の標識があったので、寄り道することにした。踏み跡を辿って登ったが、それらしき池はない。かなり登ったところで踏み跡がなくなり、引き返した。すると、樹林の間に青い池がちらっと見えた。道を間違えたらしい。樹林に囲まれた池は水が澄み、幽玄の風情が漂っていた。

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 岩がごろごろしている道を登り続ける。あちこちで、倒木が道を塞いでいた。

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 そんな倒木を見ながら、10日ほど前のことを思い出した。私たちが暮らす山小屋の裏のベンチでぼーっとしていると、知り合いのNさんが草刈り機を手に、チェンソーを背負って登山道を登って来た。登山道の草を刈り、倒木を伐って歩きやすいようにしているのだ。この無償の行為に頭が下がった。「100年、200年、この道を残したいからね」・・・。

 やっと田代峠に来た。台形の山だから、ここからはなだらかな道が続く。途中、「磁石岩」というのがあった。科学音痴なので、岩に触れるとビリビリするのではと思ったが、そんなことはなかった。とても磁力の強い岩らしい。

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 田代峠からは、あっけなく頂上に到着した。北側に増水した泥濁りの紀ノ川が蛇行し、その向こうに大阪湾が見えた。しかし、反対側に見えるはずの生石高原は、高い松の木に遮られていてその片鱗さえも見えなかった。360度の展望と書かれた山の本は、まだ松が成長していなかった頃に書かれたのだろう。

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 女房の手作り弁当を食べた後、草の上に寝っ転がった。上空には、いくつものハングライダーやパラグライダーが泳いでいた。いい風が吹いていたのか、気持ち良さそうに飛んでいる。あんな上空を飛ぶなんて、命知らずの人たちだ。墜落して死んだという事故も少なからずあるらしい。

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 1時間ほど空を見ながら過ごした。その間に、ふた組の登山者が上がってきただけで、寂しい山だった。これに比べて、生石高原はにぎやかである。正真正銘の360度のパノラマが楽しめる。大峰の山並み、紀淡海峡、遠く四国も望める。和歌山では数少ない素晴らしい山だと思う。

 生石高原の良さを改めて思い知らされた龍王山の山歩きだった・・・。

 
 
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