森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

心に沁みる秋の風景

 私たちが暮らす生石山の木々が少し色づいてきた。この山にはウリハダカエデが群生しており、やがて黄色から赤へと色合いを深める。葉は女性の手のひらほどの大きさがあり、木いっぱいに広がる紅葉は実に華やかである。

 山桜やエゴの木の紅葉も風情があるが、今年は台風12号、15号が立て続けに紀伊半島を襲い、葉っぱをあらかた散らせてしまった。これから迎える森の紅葉は、例年に比べるとやや寂しいものになるだろう。

 紅葉よりひと足先に、山小屋裏の杉林に伏せてあるホダ木からヒラタケが出てきた。昨年より早いお出ましである。毎年、真冬に鼻水を垂らしながら植えたキノコ菌が、今こうして季節感あふれる食味を楽しませてくれる。

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 ヒラタケが発生し始めたのは1週間ほど前だ。黒色の仁丹ほどのプチプチした芽が日ごとに大きくなり、みるみる直径3、4センチに成長した。薄い灰色の表面はなめらかで、見るからに美味しそうである。本格的に採れるのはこれからだ。

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 初物は炊き込みご飯で食べることにしよう。原木栽培にふさわしい風味と食感がこたえられない。古今東西、人間はキノコに特別の思いを寄せ続けている。平家物語や今昔物語にもヒラタケの美味が記されていると言い、古くから好奇に満ちたキノコだったのだろう。

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 秋が深まるこの季節、わが家では恒例のモミ殻の薫炭作りをする。青い煙が立ち上り、酸っぱい臭いが山小屋を包む。モミ殻は、生石山の麓の農家からもらって来る。先日、軽トラに満載して持ち帰った。結構な量なので、薫炭作りには、何日もかかるだろう。

 薫炭は畑の土作りに欠かせないと、女房は言う。酸性の土壌を中和し、水はけ、保温にもいいらしい。いつも新鮮な野菜が食卓に並ぶ山小屋生活だが、モミ殻の薫炭が野菜の美味しさに一役買ってくれているのだろう。

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 寒い日も、暖かい日もあるが、秋は確実に深まって行く。薫炭の煙、キノコの採取、木々の色づき・・・日々単調な暮らしではあるが、季節の移ろいを感じさせるこれらの光景は、心に静かな旋律をもたらしてくれる・・・。
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