森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

薪作りもまた楽しからずや・・・

 明日は立冬--。森の紅葉が鮮やかになってきた。そろそろ、薪ストーブ用の薪作りを始めなければならない。木を伐採し、丸太を30センチくらいの長さに切る。これを割り、山小屋の薪置き場に積み上げる。作業は来年の春ごろまで続く。

 ここ生石山の冬は厳しく、1年間に燃やす薪は数千本に上る。それだけの薪を作るのは重労働だが、ストーブのガラス越しに揺らめく炎を見ているのは楽しく、柔らかな暖かさも魅力だ。

 「エコやなあ」と人からよく言われるが、そんな高い志を持っている訳ではなく、薪ストーブが楽しいだけである。灯油や電気で暖房すればお金もかかるので、薪をうまく調達できれば、薪ストーブは安上がりの優れ物だ。

 薪の原木は、秋から冬にかけて伐採する。木が地下から吸い上げる水分が少なくなるので、薪は乾燥しやすく、カビも生えにくくなる。虫も付きにくいように思う。

 先日、畑の日当たりを良くするため、コナラなど4本の木を伐採した。薪に使えるよう、秋が深まるまで伐採を待っていたのだ。太い木が1本、細い木が3本だが、これだけで2週間分の薪を作ることが出来た。

 これから作る薪は、丸2年間乾燥させる。薪の水分含有率が25%以下になると燃焼効率が格段に高まるとされており、乾燥が最も重要だ。有に2年分の薪を蓄えており、いずれも十分乾燥させてある。薪に関してだけは裕福だ。

 ケチなことを言うようだが、これだけの薪を買うとなると、数十万円は下らない。火持ちのよいカシやコナラが多いので、価値が高い。いい薪だと、10本余りで700円前後もするから、結構高価なものなのだ。

 薪ストーブを使う人たちは、薪をタダで手に入れようと躍起になっている。生石山で暮らす仲間の一人は、毎日のように軽トラで森の中を徘徊して木を探し、伐採するチェンソーの音がすると駆け付ける。木をもらえることもあるが、空振りも多い。

 こうした努力の積み重ねで、ようやく1年分の燃料を手に入れることが出来るのだ。彼が積み上げる薪の山は日に日に高くなっている。逆にわが家ではすでにストーブを使っているので、薪は減って行くばかり。少し焦りを感じる・・・。

 しかし、案ずることはない。いい話が舞い込んできた。生石山の中腹で農機具店を営む社長が、雑木林の所有者と交渉し、伐採させてくれるようになったのだ。この指とまれに、たちまち山暮らしの仲間6人が名乗りを上げた。

 雑木林にはコナラなどの大木がたくさんあり、すべてを伐採するには何年もかかるだろう。ただ、軽トラが現場まで入れないので、張ったワイヤーに吊るして運び出すしかない。かなりの重労働にはなるが、薪が手に入るなら、いかなる苦労もいとわない。薪作りも、また楽しからずや・・・。

    ↓ 伐採した原木を玉切りし、割り、積み上げる。
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    ↓ 今回の作業でこれだけの薪が出来た。2週間分の燃料になる。
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   09:14 | Comment:4 | Trackback:0 | Top
 
 
Comment
 
 kimoto [URL] #6urEx/7U
同窓会、おつかれさまでした。
08年からの記録、ざっとですが読ませていただきましたよ。こんな豊かな生活を送っておられたなんて、驚くやらうらやましいやら… これも夫婦の価値観がよほどしっかりと一致していないと、実現できることではないとも思いました。文章も写真もさすがですね。そして、写真で見てもうらやましいほどの俳句の材料が転がっているではありませんか。
「そのままよ…」のような句を是非!!私は写生句が苦手で苦戦しています。これからも、時々おじゃまをして、森の生活を疑似体験させていただきます。
びっくりしました! 2011.11.08 (火) 11:12 [Edit]
 たかたん [URL] #-
皆さんがあこがれる薪ストーブも燃料となる薪を手に入れるとなると山暮らしをされてる方でも大変なんですね。などと、今更のように感心してその労力に驚きました。
こんにちわ。 2011.11.08 (火) 15:39 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   kimoto さんへ

 早速コメントをいただき、有難うございました。ボケ防止のため始めた拙いブログです。目を通していただいたと書かれていて、冷や汗が噴き出ました。
 山奥での暮らしは4年になります。「豊かな生活、うらやましいやら」と言われると、これまた汗顔の至りです。社会貢献をする訳ではなく、勝手気ままに、ぼーっと日々を過ごしているだけです。
 「森の生活を疑似体験」と言わず、機会がありましたら、俳句友達を誘ってお越し下さい。私の姉も俳句を作っています。以前、ここへ来た時に詠んだワラビの句が特選になったと喜んでいました。
 ここは自然がいっぱいで、俳句のヒントが転がっているかもしれません。私は俳句が作れるような素養も感性もありませんが、kimotoさんが句をひねれば、ここ生石山の自然に新しい光りが当たると思いますよ。
 本当にお会いでき良かったです・・・。
 2011.11.08 (火) 18:27 [Edit]
 森に暮らすひまじん [URL] #-
   たかたん さんへ

 元気でブログを更新されていて、安心しています。
これからも、ぼちぼち、気楽に書いて、いい写真を見せて下さい。
 確かに薪作りは重労働です。いつまで続けられるやら・・・。不安がないわけではありませんが、体が動くうちは薪を作り、薪ストーブの生活を楽しみたいと思っています。
 2011.11.08 (火) 18:33 [Edit]






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