犬になつかれて、一緒に歩く雪の道・・・

 きのうは、この冬一番の寒さだった。朝の気温はマイナス7度。外に出ると、顔がピリピリと刺すように痛い。しかし、この冷たさが快くも感じる。雪国で生まれ育ったので、私のどこかに厳しい冬を懐かしむようなところがある。

 このような日は、思いっ切り歩きたくなる。女房を誘って外に出た。山道は凍結しているので、登山靴をはいた。生石高原の頂上生石ケ峰(870m)に登り、少し下った所にある生石神社にお参りする。そして山をぐるっと巻いて山小屋に帰る約2時間半のコースである。

 何回か転びそうになりながら山道を登ったり、下ったり。生石山を回り込んだ所に、養鶏場があり、ここでは新鮮な卵を売っている。「たまご牧場まきば」という店で、有名ケーキ店がここの卵を使っており、そこそこ知られた店だ。

 年末、同じコースを歩いていた時、この養鶏場から1匹の犬が走り出てきた。養鶏場では、鶏が獣に襲われないよう用心棒の犬5、6匹を飼っており、この犬もそのうちの1匹だ。名前を知らないので、一応「ポチ」と呼ぶことにする。

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 ポチは、雑種の雄である。まだ幼さが残っており、1、2歳かもしれない。なかなか愛嬌のある犬で、頭をなでてやると仰向けになって甘える。ひと時、夫婦でポチと遊び、親しくなった。

 そしてこの日、養鶏場まで来ると、あのポチが駆け寄ってきた。知り合いになったのは半月も前なのに、覚えていたのだ。ポチにとってわれら夫婦は遊び相手の友人と思っているのかもしれない。何回も飛びついて親愛の情を表現し、仰向けになって前足を曲げる。心を許しているポーズなのだろう。

 しばらく相手にしてやったので、帰ることにした。名残り惜しいのか、ポチがついて来る。前を走る時は、立ち止まって私たちを待っている。ゴソゴソという音を立てて雑木林の中に入ったかと思うと、すぐに私たちの所に帰って来る。

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 そのうち養鶏場に帰るだろうと思っていたが、いつまで経っても離れない。もう2キロほど歩き、わが山小屋が近づいてきた。女房は何度も「帰りなさい!」と言って追い払おうとするが、その声に喜んでますますなついてくる。

 そのうちポチの姿が見えなくなった。山小屋に帰りつくと、なんとポチが姿を現した。道路の上の雑木林を走って先回りしていたのだ。妙に愛おしく感じ、頭をなでてやった。

 彼は養鶏場の用心棒であり、長い時間、職場放棄させては迷惑をかける。私たちは山小屋の中に入り、ポチが帰るよう仕向けてみた。しかし、窓から覗いてみると、ポチは玄関の所に座っている。随分、なつかれたものである。

 半時間ほどすると、ポチの気配がなくなった。職場復帰したのだろう。無垢な目で私たちを見つめるポチ。私たちに楽しい時間を与えてくれた。また、会いに行きたい・・・。

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コメント

ポチ

おぉ~、あの犬ですね☆自分は「彦六」って呼んでます。

でも、女の子?みたいですね。

さっき通ったとき、ちゃんと帰ってました(^^)

   かんけん さんへ

 犬と歩いた後に風邪をひいてダウンです。
あー、しんど。
 えーっ、あの犬、女なの?
とすれば、「彦六」って、男みたい。
ともかく、かわいいね。
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