【夫の日記】 キャラブキ/春の山菜は終盤

 朝起きると、昨夕から降っていた雨が上がっていた。深い霧に包まれ、木々の新緑はパステル画のような色合いで、風情がある。森に住まう人間にとって、心安らぐひと時だ。
 ここ和歌山の生石高原では、山菜がいよいよ終わりに近づいてきた。ワラビ、ゼンマイは胞子を風に乗せている。タラの木も大きな葉を広げている。残るはキャラブキで、ひところに比べるとずいぶん太くなっているが、まだ風味は失われていないだろう。
 雨水を吸い上げたキャラブキは、きっとおいしいはずだ。朝食を済ませて、採りに行った。この時期、ヘビやマムシが怖いので、夫婦とも長靴を履き、長い棒を持参する。採る前に、棒であたりをポンポンとたたいてから採り始める周到さが必要だ。
 キャラブキはいくらでもあるが、ちょっと湿り気があって、日陰になっている場所を選ぶ。根っこごと引き抜かないよう、一瞬だけ力を入れて抜くのがコツ。一本採るごとに、あのキャラブキの野趣あふれる香りが鼻を突く。
 30分ほどで缶ビールの太さにして7、8本分くらい採った。佃煮にすれば10日以上も食べられるだろう。山暮らしの仲間にもお裾分けしよう。
 女房の調理法は・・・。一本、一本丁寧に洗う。風味が失われるので、皮はむかない。たっぷりのお湯をわかし、少し柔らかくなるまで湯がいてアクを抜く。このあと冷水に浸しておく。ここまでが下処理。
 女房いわく。「採るのは面白いが、肝心なのはこの下処理で、とても手間がかかります。男は採るだけ採って、はい、終わり。いいですねえ」。ごもっとも。おっしゃる通りでございます。
 佃煮にするには、まず4、5センチの長さに切りそろえる。たっぷりの日本酒に砂糖と醤油で味付けするが、山椒の実(葉っぱでもよい)で香り付けするのがミソだ。
 明日から佃煮三昧の日々。粗食には違いないが、とにかくおいしいし、飽きないのが不思議である。

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コメント

男は昔から狩猟するだけ、
後は女のお仕事・・・ってな時代が懐かしい。

旦那さんはともかく、最近の男はかなり料理にもこっていますよ~。
わしなんか、老人の介護食までつくります。特に魚料理と野菜料理は得意ですよ~。
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