餌を催促する知恵者のヤマガラ

 朝起きると、真っ先に薪ストーブの残り火で薪を燃やす。居間が暖まるまでしばらく時間がかかるので、座椅子に座ってストーブの前に足を投げ出し、ぼんやりとした時間を過ごす。

 体が温まるのを待って、座椅子の左手にあるガラス戸のカーテンを開ける。すると、これを待っていたかのようにヤマガラが十数羽やって来る。ウッドデッキの手すりにとまって、ヒマワリの種の餌がもらえるのを待っているのだ。

 その中に、なかなか知恵のあるヤマガラが1羽いる。ガラス戸の向こうに置いているベンチの背もたれにとまり、ガラス越しに餌を催促するのだ。ヤマガラと私の距離は、ガラス1枚を隔てて30センチほどしかなく、当然目と目が合う。うまい方法だなあと思う。

 ヤマガラの目を見つめながら、「お腹がすいたか?」「食べたいか?」などと話しかけるのが日課である。ヤマガラは時々首をかしげながら、辛抱強く餌を待っている。少しじらしてヒマワリの種を与えるのだが、このひと時は実に楽しいものである。

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