森に暮らすひまじん日記

第二の人生を歩む私たち夫婦は、和歌山の生石高原に近い森の中で暮らしています。豊かな自然の恵みにあずかりながら、有機栽培で野菜を育てたり、近くの渓流や海で魚を釣ったりする気ままな日々です。そんな暮らしぶりを綴っています。 
 

今シーズン初の鮎釣り・・・愚痴だらけ

 満を持して、鮎の初釣りに出かけた。ホームグランドの紀州有田川は5月1日が解禁日だったが、私はこの日まで20日余りも竿を出さずに我慢してきた。決してやせ我慢ではない。

 その理由は二つ。寒さに震えながら鮎釣りをする馬鹿らしさ。もう一つは、金儲けのため解禁を大幅に前倒しした漁協への抗議である。私一人が意地を張っても無意味だろうが、自分自身へのケジメなのだ。

 初釣りは、落胆の連続だった。

 午前9時過ぎ、例年まず竿を出すポイントに行ってみた。川の相が変わり果てていることに驚いた。川沿いの道はよく通るので、ある程度予想はしていた。しかし実際に川に入ってみて、これほどひどいとは思わなかった。

 昨年9月の台風12号による豪雨で、そこにあるはずの岩石が流されている。川底は砂利で埋まって浅くなっている。ちょうど良い流れは、激流になっていた。上流で河川改修工事が続いているため、薄い濁りも出ている。

 鮎は石に付く珪藻を餌にしているため、大きな石がゴロゴロしている場所が好ポイントになるが、それがあちこちで失われていた。台風被害の大きさを改めて思い知らされると同時に、悲しくなってしまった。

 ともかく、大きな石の周りにオトリ鮎を誘導して泳がせた。ツッ、ツッーと小気味よい動きを見せる。この時の気分は最高である。あぁ、今年も元気で鮎釣りが出来る。そんな幸せな気分なのだ。

 しかし、幸せは長続きしない。オトリが川底に引っ掛かってしまった。深みのため手で外すことが出来ず、足で何度も引っかいているうちに糸が切れた。オトリは残り1匹。しかし、しばらくすると天然鮎が掛かった。これをオトリにして泳がせていると、また底掛かりである。また足で引っかいた。また糸が切れた。私の頭も切れた。

 腹が立って場所変わりした。ここも右岸の河原が削られ、見るも無残である。1時間ほどしてやっと1匹掛かったが、その後鮎は沈黙したままだ。他の川よりもひと月も早く解禁にするような無定見な漁協に、ますます怒りが込み上げる。釣れないのは、早くから釣り人が川に入ったため、釣り荒れているのだ。

 その後、出会い頭のようにして6匹掛かった。全部併せてたったの7匹。情けない釣果である。しかも、13、4センチほどのビリ鮎ばかりである。目印を激しく引き込むような当たりはなく、釣ったという実感がない。天然遡上の鮎は、まだ十分育っていないのだ。

 初物の鮎は、塩焼きにした。私が4匹、女房が3匹の配分である。漁協がけしからん、鮎が小さいだの文句ばかり書いたが、鮎は変わらぬ味わいだった。兎にも角にも、鮎の季節の幕開けである・・・。

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2012.05.27 14:22
 
 
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